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Oracle® Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド
12c (12.2.1.3.0)
E90224-02
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4 Oracle Forms Application Deployment Services (FADS)

Forms Application Deployment Services (FADS)により、アプリケーションのパッケージ化やアプリケーションのアーカイブ・コピーのデプロイ、構成および格納のプロセスが簡略化されます。

Formsアプリケーションを配信してデプロイするために、関連するモジュールがランタイム・サーバーにコピーされ、Forms実行可能ファイル(fmx、mmx、plx)に生成されます。Forms実行可能ファイルの作成プロセスは、様々な方法で実施することが可能ですが、提供されるコンパイラをコマンドラインで(またはスクリプト化して)使用する方法が最も一般的です。実行可能ファイルの生成に加えて、アプリケーションにはカスタム・ファイル(jars、htmlなど)や一意の構成設定がさらに必要になることがあります。大規模なアプリケーションの場合、このプロセスは時間がかかり、エラーが発生しやすくなります。

Forms Application Deployment Servicesを使用すると、管理者または開発者は、ボタンのクリックでアプリケーションのパッケージ化やアプリケーションのアーカイブ・コピーのデプロイ、構成および格納ができるようになります。FADS Webインタフェースを使用すると、デプロイメント・ステータスの確認、アプリケーションの更新済バージョンのデプロイ、不要になったアプリケーションの削除などが可能です。コマンドライン・インタフェースも使用でき、Webインタフェースの使用が適切でないFormsビルド統合や自動デプロイメント・ジョブのスクリプト化の際に役立ちます。

内容は次のとおりです。

4.1 Forms Application Deployment Servicesのインストール

この項の手順に従って、Forms Application Deployment Services (FADS)をインストールします。

Forms Application Deployment Servicesは、最新のOracle Forms and Reports 12cシップホームで入手できます。

インストールを完了してFADSの構成を開始するには、次の製品を指定の順序でインストールする必要があります。

  1. Oracle WebLogic Server 12c (12.2.1.3.0)

  2. Oracle Forms and Reports 12c (12.2.1.3.0)

  3. Oracle SQL Developer 4.2 (以降)

注意:

既存の旧バージョンのSQL Developerは、最新のForms and Reports 12cリリースとともにインストールされています。Oracle SQL Developer 4.2 (以降)を$ORACLE_HOMEディレクトリにインストールする前に、同じ$ORACLE_HOMEディレクトリにあるsqldeveloperディレクトリの名前を変更する必要があります。

4.2 Forms Application Deployment Servicesの構成

インストール手順を完了したら、Forms Application Deployment Servicesアプリケーションの構成を開始できます。

次のFADSアプリケーション構成手順をFusion Middlewareドメインで実行する必要があります。

前提条件

前提条件として、リポジトリ作成ユーティリティのスキーマをOracle FormsまたはFADSドメインの構成用に設定する必要があります。FADSの構成では、リポジトリのユーザー・メッセージング・サービス(UMS)および依存性情報が必要です。「RCUスキーマの設定」を参照してください。

4.2.1 RCUスキーマの設定

この項の手順に従って、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)のスキーマをOracle FormsまたはFADSドメインの構成用に設定します。

RCUは、Oracle Fusion Middlewareインフラストラクチャのディストリビューションで入手できます。Oracle Fusion Middleware InfrastructureをインストールしてOracleホームを作成した後、ORACLE_HOME/oracle_common/binディレクトリからRCUを起動できます。次の説明に従って、スキーマを設定します。

$FMW_HOME/oracle_common/bin/rcu.shを実行します特に指定がなければ、「次へ」をクリックして次の画面に進みます。

表4-1 スキーマの設定手順

画面 説明

ようこそ

この画面では、RCUが紹介されます。

リポジトリの作成

「リポジトリの作成」を選択し、「システム・ロードおよび製品ロード」(デフォルト)を選択します。

データベース接続の詳細

RCUデータベース接続の資格証明を指定します。

資格証明を指定したら、「次へ」をクリックします。前提条件のチェック中ウィンドウが表示されます。ここに、前提条件チェックの進行状況が表示されます。データベースのチェックをエラーなしで通過したら、「OK」をクリックしてダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に移動します。

コンポーネントの選択

「新規接頭辞の作成」ラジオ・ボタンを選択し、スキーマ接頭辞(FADSDなど)を入力します。

この接頭辞と、インストールするコンポーネントのスキーマ名は忘れないでください。これらの値を書き留めておくことをお薦めします。

次のコンポーネントを選択します。
  • Oracle Platform Security Services

  • ユーザー・メッセージング・サービス (UMS)

  • 監査サービス

  • 監査サービス・アペンド

  • 監査サービス・ビューア

注意:

その他の依存コンポーネントが自動的に選択されます。

前提条件のチェック中ポップアップ・ボックスが表示されます。ここに、前提条件チェックの進行状況が表示されます。完了したら「OK」をクリックしてダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に移動します。

スキーマ・パスワード

「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」ラジオ・ボタンがデフォルトで選択された状態のままにし、「パスワード」フィールドにパスワードを入力します。

この画面で入力したパスワードは忘れないでください。製品インストールの構成フェーズで必要となります。これらの値を書き留めておくことをお薦めします。

表領域のマップ

この画面を使用して、設定するスキーマの目的に適った表領域マッピングを構成します。

「次へ」をクリックすると、「リポジトリ作成ユーティリティ」ダイアログ・ウィンドウが表示され、これらの表領域の作成を確認するよう求められます。「OK」をクリックして先に進み、このダイアログ・ウィンドウを閉じます。

2番目の表領域の作成中ダイアログ・ウィンドウが、表領域作成の進行状況とともに表示されます。表領域が作成されたら「OK」をクリックしてダイアログ・ウィンドウを閉じ、次の画面に移動します。

サマリー

この画面の情報を確認し、「作成」をクリックしてスキーマの設定を開始します。

「システム・ロード」進捗ダイアログ・ウィンドウが、進行状況とともに表示されます。このダイアログ・ウィンドウは、完了すると閉じます。

完了サマリー

この画面の情報を確認し、操作が正常に完了したことを確かめます。「閉じる」をクリックして、スキーマの設定を完了し、RCUを閉じます。

4.2.2 FADSテンプレートの適用

FADSテンプレートを適用するには、構成ウィザードを使用して一定の手順を実行する必要があります。

新しいドメインを作成するには、構成ウィザードでFADSテンプレートを選択します。FADSテンプレートを選択すると、依存関係に従ってFormsテンプレートが自動的に選択されます。これにより、FormsがFADSアプリケーションとともにドメイン内で構成されます。あるいは、FADSテンプレートを後で適用することで、FADSをFormsドメイン内で構成することもできます。

4.2.2.1 FormsとFADSの両方が含まれる新しいドメインの作成

この項の手順に従って、FADSテンプレートを使用して新しいドメインを作成します。

構成ウィザードを使用して新しいドメインを作成します。

構成ウィザードの起動

  1. 次のディレクトリを変更します。

    (UNIX) ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin

    (Windows) ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin

    ここでORACLE_HOMEは、12c Oracleホームになります。

  2. 次のコマンドを入力します。

    (UNIX) ./config.sh

    (Windows) config.cmd

ドメインの作成

構成ウィザードで、Formsの構成と同様の手順(詳細は、構成ウィザードを使用したFormsの構成に関する項を参照)を実行する必要がありますが、いくつか例外があります。

構成ウィザードの画面で実行される次のタスクは、Formsの構成手順とは異なります。

  • 「テンプレート」画面: ドメイン・テンプレートの選択時に、Forms Application Deployment Services (FADS)テンプレートのチェック・ボックスを選択します。Oracle Formsテンプレートを含め、依存テンプレートが自動的に選択されます(ドメインに含められます)。


    fads_create-domain.pngの説明が続きます
    図fads_create-domain.pngの説明
  • 「拡張構成」画面: カテゴリ「管理サーバー」「トポロジ」および「システム・コンポーネント」を選択します。選択したカテゴリごとに、詳細構成を行うことができる適切な構成画面が表示されます。


    fads_advanced-configuration.pngの説明が続きます
    図fads_advanced-configuration.pngの説明
  • 「管理サーバー」設定画面: 「サーバー・グループ」ドロップダウン・リストから「WSMPM-MAN-SRV」を選択します。デフォルトのサーバー名はAdminServerです。


    fads_administration-server.pngの説明が続きます
    図fads_administration-server.pngの説明
4.2.2.1.1 ドメイン・ホームと管理サーバーURLの記録

「構成の終了」画面に、構成したばかりのドメインの情報が表示されます。

後で必要になるので、次の項目を書き留めます。
  • ドメインの場所
  • 管理サーバーURL

ドメインの場所の情報は管理サーバーを起動するスクリプトにアクセスするため、URLは管理サーバーにアクセスするために必要です。

構成ウィザードを終了するには、「終了」をクリックします。

4.2.2.1.2 管理サーバーの起動
構成が完了したら、管理サーバーを起動し、「FADS構成後スクリプトの実行」の説明に従って構成後タスクを実行します。

4.2.2.2 既存のFormsドメインへのFADSテンプレートの適用

この項では、構成ウィザードを使用してFADS拡張テンプレートを既存のFormsドメインに適用する方法について説明します。

「FormsとFADSの両方が含まれる新しいドメインの作成」の説明に従って構成ウィザードを起動し、更新プロセスを開始します。

既存のFormsドメインを拡張するために、構成ウィザードの画面で次の処理を実行します。

  1. 「構成タイプ」画面: 「既存ドメインの更新」を選択します。「ドメインの場所」フィールドに、Formsドメインのフルパスを入力するか、「参照」ボタンを使用してFormsドメインにナビゲートします。複数のドメインがFormsインストールに存在する場合、このフィールドにはドメインのドロップダウン・リストが表示されます。ドロップダウン・リストから更新するドメインを選択します。「Next」をクリックして続行します。


    fads_configuration-type.pngの説明が続きます
    図fads_configuration-type.pngの説明
  2. 「テンプレート」画面: 「製品テンプレートを使用してドメインを更新」を選択してから、Forms Application Deployment Services (FADS)のチェック・ボックスを選択してドメインに追加します。「次へ」をクリックして続行します。


    fads_update-domain_templates.pngの説明が続きます
    図fads_update-domain_templates.pngの説明
  3. 「拡張構成」画面: 「デプロイメントとサービス」チェック・ボックスを選択します。このカテゴリについて、拡張構成タスクを実行します。

    ドメインを拡張する場合は、管理サーバーおよびノード・マネージャの構成を変更できません。そのため、これらのオプションは使用できません。

    「次へ」をクリックして、続行します。


    fads_update-domain_adv-config.pngの説明が続きます
    図fads_update-domain_adv-config.pngの説明
  4. 「デプロイメント・ターゲット指定」画面: サーバー上のデプロイメントのアプリケーションをターゲット指定します。この画面は、「拡張構成」画面で「デプロイメントとサービス」を選択したため表示されます。

    • 「DeploymentTargets」リスト・ボックスで、「AdminServer」下の「AppDeployment」「WSM-PM」アプリケーションを選択します。

    • 「WSM-PM」アプリケーションが「DeploymentTargets」リスト・ボックスで使用できない場合は、「デプロイメント」リスト・ボックスの「AppDeployment」下にあるWSM-PMアプリケーションを選択し、上部中央の右矢印を使用して、「DeploymentTargets」リスト・ボックスのAdminServer下のAppDeploymentsに移動します。


    fads_update-domain_deploy-targeting.pngの説明が続きます
    図fads_update-domain_deploy-targeting.pngの説明
  5. 「構成のサマリー」画面: 続行する前に、ドメインの詳細な構成設定を確認します。「ドメインのサマリー」ペインで、アイテムを選択して、そのアイテムに関する詳細を右側の「詳細」ペインに表示します。「サマリー・ビュー」ドロップダウン・リストからフィルタ・オプションを選択することで、「ドメインのサマリー」ペインに表示されるアイテムを限定できます。構成を変更する必要がある場合は、「戻る」をクリックして適切な画面まで戻ります。

    望んだとおりにドメインが構成されている場合は、「更新」をクリックしてドメインを拡張します。


    fads_update-domain_config-summary.pngの説明が続きます
    図fads_update-domain_config-summary.pngの説明
  6. 「構成の進行状況」画面: ドメイン更新の進行状況が表示されます。処理が完了したら「次」をクリックします。

  7. 「構成の終了」画面: 更新したばかりのFormsドメインの情報が表示されます。

    後で必要になるので、次の項目を書きとめます。

    • ドメインの場所

    • 管理サーバーURL

    ドメインの場所は管理サーバーを起動するスクリプトにアクセスするため、URLは管理サーバーにアクセスするために必要です。構成ウィザードを終了するには、「終了」をクリックします。

Formsドメインの更新が終了したら、管理サーバーを起動し、「FADS構成後スクリプトの実行」の説明に従って構成後タスクを実行します。

4.2.3 FADS構成後スクリプトの実行

Formsドメインを作成または構成したら、ノード・マネージャ、管理サーバーの順に起動します。

ノード・マネージャおよび管理サーバーを起動後、次のFADS構成後スクリプトを実行する必要があります。

次に、スクリプト出力の例を示します。

sh-4.1$ $ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh $ORACLE_HOME/forms/fads/fads_config.py 

Initializing WebLogic Scripting Tool (WLST) ...

Welcome to WebLogic Server Administration Scripting Shell

Type help() for help on available commands

----------------------------------------------------------------------
               fads configuration script                        
----------------------------------------------------------------------

Admin Server will be shutdown by running this script.
Do you want to continue? [Y/n] :Y

You need to install Oracle SQL Developer 4.2 or higher under ORACLE_HOME.  Did you install SQL Developer 4.2? [Y/n] :Y

SQL Developer 4.2 is installed under /scratch/t_work/Oracle/Middleware12213/Oracle_Home

connecting to WebLogic:

Please enter your username :weblogic
Please enter your password :
Please enter your server URL [t3://localhost:7001] :t3://www.example.com:7001
Connecting to t3://www.example.com:7001 with userid weblogic ...
Successfully connected to Admin Server "AdminServer" that belongs to domain "base_domain".

Warning: An insecure protocol was used to connect to the server. 
To ensure on-the-wire security, the SSL port or Admin port should be used instead.

obtaining Admin Server host/port information
Location changed to domainRuntime tree. This is a read-only tree 
with DomainMBean as the root MBean. 
For more help, use help('domainRuntime')

fadsui.ear:-> /scratch/t_work/Oracle/Middleware12213/Oracle_Home/user_projects/applications/base_domain/forms/fads/fads-ui.ear
webservices - http://localhost:7001/fads/apis (updated to http://www.example.com/fads/apis)
Saving...
Totals {connections=1, rest=1, updated=1}
updating FADS OWSM policy
creating fads keystore
Already in Domain Runtime Tree

Keystore created

Already in Domain Runtime Tree

Key pair generated


Context is missing, therefore using current context "/WLS/base_domain".

Successfully configured property "keystore.type".

Successfully configured property "location".

Successfully configured property "keystore.sig.csf.key".

Successfully configured property "keystore.enc.csf.key".
creating fads WSM policy set
Session started for modification.
Description defaulted to "Global policy attachments for RESTful Resource resources."
The policy set was created successfully in the session.
Policy reference "oracle/multi_token_rest_service_policy" added.
The configuration override property "propagate.identity.context" having value "true" has been added to the reference to policy with URI "oracle/multi_token_rest_service_policy".
The policy set restPolicySet is valid.
Creating policy set restPolicySet in repository.

Session committed successfully.
importing fads authorization policy
import fadsWSpolicy passed /scratch/t_work/Oracle/Middleware12213/Oracle_Home/forms/fads/policy/fadsWSMPolicy.zip
Importing "META-INF/policies/oracle/binding_authorization_template_fads"
Successfully imported "1" documents
Location changed to edit custom tree. This is a writable tree with No root.
For more help, use help('editCustom')

Starting an edit session ...
Started edit session, be sure to save and activate your changes once you are done.
Saving all your changes ...
Saved all your changes successfully.
Activating all your changes, this may take a while ... 
The edit lock associated with this edit session is released once the activation is completed.
Activation completed
shutting down the Admin Server
Shutting down the server AdminServer with force=false while connected to AdminServer ...
.Disconnected from weblogic server: AdminServer
shutting down the Admin Server
                                                    
.......done with fads post configuration............


        please start the Admin Server           
                                                    
                                                    

----------------------------------------------------------------------


Exiting WebLogic Scripting Tool.

sh-4.1$ 
ノード・マネージャ、管理サーバー、Forms管理対象サーバーの順に再起動します。

4.3 パッチ適用後のFADS構成後スクリプトの実行

新しいFormsパッチ・セットまたは個別パッチを適用した場合は、updateHostPort引数を指定してFADS構成後スクリプトを実行する必要があります。

次のように、updateHostPort引数を指定してFADS構成後スクリプトを実行します。

sh-4.1$ $ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh $ORACLE_HOME/forms/fads/fads_config.py updateHostPort www.example.com 7001 $ORACLE_HOME/user_projects/applications/base_domain

Initializing WebLogic Scripting Tool (WLST) ...

Welcome to WebLogic Server Administration Scripting Shell

Type help() for help on available commands

----------------------------------------------------------------------
               fads configuration script                        
----------------------------------------------------------------------
updating host as www.example.com, and port as 7001

その他のパッチ適用手順をすべて完了したら、管理サーバー、ノード・マネージャ、Forms管理対象サーバーの順に起動します。

4.4 FADSへのアクセス

FADSにアクセスするには、WebLogic Server Administration Serverが実行中でFADSが正常に機能するためにアクセスできる必要があります。

Forms Application Deployment Servicesユーティリティは、WebLogic Server Administration Serverにデプロイされています。したがって、FADSにアクセスするには、WebLogic Server Administration Serverが実行中でFADSが正常に機能するためにアクセスできる必要があります。最高水準のセキュリティを保証するために、管理サーバーでSSLを有効にすることをお薦めします。HTTPリスナーとOracle WebLogic ServerでのOracle Forms Servicesの使用方法を参照してください。

FADS Webインタフェースにアクセスするには、次のようなURLを使用します。

http://example.com:7001/fadsui

FADSへのアクセス権を取得するためのデフォルトのユーザー名とパスワードは、Fusion Middleware Control (Enterprise Manager)にアクセスするために使用する資格証明と同じです。

4.5 Formsアプリケーション・パッケージャ

Formsアプリケーション・パッケージャは、Formsアプリケーション・アーカイブ・ファイル(FARファイルと呼ばれます)のパッケージ化に使用するコマンドライン・ユーティリティです。

Formsアプリケーション・パッケージャは、アーティファクト・ディレクトリ内でFormsアーティファクトを検索し、FARファイルを生成します。このようなFARファイルは、最新のOracle Fusion Middleware 12cリリースのドメインで実行されているFADSサービスにデプロイできます。

この項の内容は、次のとおりです。

4.5.1 Formsアプリケーション・パッケージャの取得

Formsアプリケーション・パッケージャには、スクリプト(fa_packager.shおよびfa_packager.cmd)とその依存ライブラリが含まれます。

これは、最新のOracle Fusion Middleware 12cリリースおよびOracle Forms and Reports Standalone Builder 12cのインストールの$MW_HOME/forms/fads/fads-clientディレクトリで入手できます。

また、図4-1に示すように、「weblogic」ドロップダウン・メニューにナビゲートして「FAPのダウンロード」選択すると、Formsアプリケーション・パッケージャを「Formsアプリケーションのデプロイメント・サービス」アプリケーションからダウンロードすることもできます。

図4-1 「FAPのダウンロード」メニュー


図4-1の説明が続きます
「図4-1 「FAPのダウンロード」メニュー」の説明

4.5.2 引数

この項では、Formsアプリケーション・パッケージャの引数について説明します。

Formsアプリケーション・パッケージャの引数は、必ず表4-2に示すとおりの順序で渡す必要があります。

表4-2 Formsアプリケーション・パッケージャの引数

順序 引数 説明 必須/オプション 説明

1

app_name

Formsアプリケーション名

必須

最初の引数は常にFormsアプリケーション名にする必要があります。

例: sales

2

app_version

Formsアプリケーションのバージョン

必須

2番目の引数は常にFormsアプリケーションのバージョンにする必要があります。これはFormsアプリケーションのバージョンであり、Forms製品のバージョンとは関係ありません。

例: 1.0

3

artifacts_dir

Formsアプリケーションのアーティファクト・ディレクトリ。

これは、Formsアプリケーション・アーティファクト(Forms、Menus、PLSQLライブラリ、オブジェクト・ライブラリなど)が存在するディレクトリです。

必須

3番目の引数は常にアーティファクト・ディレクトリにする必要があります。

すべてのFormsアプリケーションに対して1つのトップレベル・ディレクトリを作成することは避けてください。

例: FormsアプリケーションSales、FinanceおよびHuman Resourcesがある場合。これらのアプリケーションそれぞれについて別々のトップレベル・ディレクトリを作成し、そのディレクトリ・パスをアーティファクト・ディレクトリとして渡します。

4

output_dir

これは、FARファイルが生成されるディレクトリです。

オプション

注意:

preserve_dir引数を使用する場合、output_dirは必須になります。

使用する場合、常にFAパッケージャに渡す4番目の引数とします。

出力ディレクトリを指定すると、fa_packagerによってこのディレクトリ内にFARファイルが生成されます。この引数を指定しないと、fa_packgerによって現行ディレクトリ内にFARファイルが生成されます。

5

preserve_dir

これはブール引数(true/false)で、デフォルト値はfalseです。

アーティファクト・ディレクトリのディレクトリ構造をFARファイル内で維持する必要があるかどうかを示します。

オプション

使用する場合、常にFAパッケージャに渡す5番目の引数とします。

4.5.3 Formsアプリケーション構成

この項では、FARファイルに含めることができるFormsアプリケーション関連の構成について説明します。

Formsアプリケーション関連の構成をFARファイルに含めるには、表4-3に示すようにファイル内に構成の内容を作成します。

これらのファイルは、Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリ下のトップレベル・ディレクトリ内に入れる必要があります。Formsアプリケーション・パッケージャでは、これらのファイルから構成を集めてFARファイルに含めます。これらのファイルの指定はオプションです。

表4-3 Formsアプリケーション関連の構成ファイル

ファイル 説明 追加先のForms構成ファイル

app.cfg

このファイルの内容は、デプロイ時にFADSによってformsweb.cfgに追加されます。

  • 複数のアプリケーション・セクションをこのファイルに定義できます。

  • "default"という名前のアプリケーション・セクションを含めるたり、Formsアプリケーションにdefaultと名前を付けることはいずれもできません。

  • app.cfgを指定しないと、アプリケーション名に基づいて空のアプリケーション・セクションがformsweb.cfgに作成されます。

  • userIdパラメータがこのファイルに追加されている場合、無視されます。

formsweb.cfg

app.env

このファイルの内容は、デプロイ時にFADSによって新しいenvファイルに追加されます。

  • app.envを指定しないと、FADSにより、必須の環境変数がすべて指定されたForms環境構成ファイルが作成されます。

<appname>.env

app_jvmcontrollers.cfg

このファイルの内容は、デプロイ時にFADSによってjvmcontrollers.cfgに追加されます。

jvmcontrollers.cfg

app_registry.dat

このファイルの内容は、Registry.datに追加されます

Registry.dat

4.5.4 FARファイルの内容

この項では、FARファイルの内容について説明します。

表4-4に、Formsアプリケーション・パッケージャによって生成されるFARファイルの内容を示します。

表4-4 FARファイルの内容

名前 説明

Forms_application.xml

パッケージ化されたFormsアプリケーションに関連するメタデータがすべて含まれるFADSデプロイメント・ディスクリプタです。

fmbディレクトリ

Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのForms (fmb)ファイルがすべて含まれます。

mmbディレクトリ

Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのMenus (mmb)ファイルがすべて含まれます。

pllディレクトリ

Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのPLSQLライブラリ(pll)ファイルがすべて含まれます。

olbディレクトリ

Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのオブジェクト・ライブラリ(olb)ファイルがすべて含まれます。

sqlディレクトリ

Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのSQLファイルがすべて含まれます。

user_exitsディレクトリ

Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのユーザー・イグジット・ライブラリ(.soおよびWindowsプラットフォームの場合は.dll)ファイルがすべて含まれます。

client_jarsディレクトリ

Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリの次のアーティファクトが含まれます。

  • JARファイル(*.jar)

  • HTMLファイル(*.htm、*.html)

  • JavaScriptファイル(*.js)

  • イメージ・ファイルとアイコン・ファイル(*.jpeg、*.jpg、*.gif、*.png)

  • JNLPファイル(*.jnlp)

java_importerディレクトリ

FormsアプリケーションにJava Importer関連のJARファイルがある場合、java_importerという名前のディレクトリに入れ、Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリ下のトップレベル・ディレクトリに入れる必要があります。

misc_filesディレクトリ

Formsアプリケーション・アーティファクト・ディレクトリのMicrosoft Word (*.doc, *.docx)ファイル、Portable Document Format (*.pdf)ファイルおよびテキスト(*.txt)ファイルがすべて含まれます。

注意:

preserve_dir引数を渡した場合、表4-4に示したディレクトリはいずれも作成されません。アーティファクト・ディレクトリ内のサブディレクトリと同様のサブディレクトリがFARファイルに作成されます。

4.5.5 ヘルプの表示

ヘルプ情報を端末ウィンドウに表示するには、引数を指定せずにFormsアプリケーション・パッケージャを実行します。

$ ./fa_packager.sh 
 
  
 ...................................................................
 usage:                                                             
        fa_packager.sh <app_name> <app_version> <artifacts_dir> <output_dir> <preserve_dir>
                                                                    
 examples:                                                          
        fa_packager.sh sales 1.0 /scratch/sales_artifacts           
        fa_packager.sh sales 1.0 /scratch/sales_artifacts fars      
        fa_packager.sh sales 1.0 /scratch/sales_artifacts fars true 
                                                                    
                                                                    
 notes:                                                             
                                                                    
                                                                    
 arg    name           description                                  
 ...................................................................
 1.     app_name    :  Name of the application                      
 2.     app_version :  Version of the application                   
 3.     artifact_dir:  Directory where Forms artifacts(fmb,mmb etc.)
                       are located.                                 
 4.     output_dir :   Directory where the far files are generated. 
                       This argument is optional, when not provided 
                       far files are generated in the present       
                       directory.                                   
 5.     preserve_dir:  This flag indicates if the modules directory 
                       structure under the artifacts_dir should be  
                       preserved in the far file. Its values can be 
                       true or false. This argument is optional,    
                       when not provided it defaults to false.      
                                                                    
                                                                    
  Notes:                                                            
  ..................................................................
                                                                    
 1. Create the following files and put under the top level artifact 
    directory to include any Forms application configuration.       
                                                                    
   app.cfg - should contain configuration that would go in formsweb.cfg 
   app.env - should contain configuration that would go in environment file
   app_jvmcontrollers.cfg - should contain configuration that would go in jvmcontrollers.cfg
   app_registry.dat - should contain configuration that would go in Registry.dat
                                                                    
 2. When perserve_dir parameter is provided then output_dir parameter becomes mandatory.
 ...................................................................
$ 

4.6 FADSコマンドライン・インタフェース(FADSCLI)

FADSCLIは、最新のOracle Fusion Middleware 12cドメインで実行されているForms Application Deployment Servicesに接続してやり取りできるようになるコマンドライン・インタフェースです。

FADSコマンドライン・インタフェースはサーバーに非SSLモード(デフォルトのモード)で接続しますが、引数ssl=trueをFADSCLIの各種オプションに追加で渡すと、WebLogic管理サーバーのSSLポートに接続できます。

SSLモードでの実行時、FADSCLIを実行しているクライアント側JVMで証明書をインポートする必要があります。Javaキーストアへの証明書のインポートについては、Javaのドキュメントを参照してください。

FADSCLIには、FADSCLIスクリプトとそのライブラリが格納されています。これは、FMW ORACLE_HOMEのディレクトリORACLE_HOME/forms/fads/fads-clientにあります。

内容は次のとおりです。

4.6.1 FADSCLIオプション

この項では、FADSCLIで使用できるオプションを示します。

表4-5 FADSCLIのオプションのリスト

オプション 説明

listApps

Forms Application Deployment Servicesを介してFMWドメインにデプロイされたFormsアプリケーションをすべて表示します。

listArchives

Forms Application Deployment Servicesのアーカイブ・リポジトリにあるFormsアプリケーション・アーカイブ(far)ファイルをすべて表示します。

deployApp

指定のFormsアプリケーション・アーカイブ(far)ファイルをFMWドメインで実行されているForms Application Deployment Servicesにデプロイします。

deployApps

これはバッチ・モードのデプロイメントで、指定のアーカイブ・ディレクトリ内のFormsアプリケーション・アーカイブ(far)ファイルをすべて、FMWドメインで実行されているForms Application Deployment Servicesにデプロイします。

deployArchive

アーカイブ・リポジトリにあるFormsアプリケーション・アーカイブ・ファイルをFMWドメインで実行されているForms Application Deployment Servicesにデプロイします。

undeployApp

Forms Application Deployment Servicesに現在デプロイされているFormsアプリケーションをアンデプロイまたは削除します。

describeApp

Forms Application Deployment Servicesに現在デプロイされているFormsアプリケーションの内容の説明を示します。

deleteArchive

アーカイブ・リポジトリにあるFormsアプリケーション・アーカイブ・ファイルをデプロイします

downloadLog

Forms Application Deployment ServicesにデプロイされているFormsアプリケーションのデプロイメント・ログをダウンロードします。

downloadArchive

アーカイブ・リポジトリにあるFormsアプリケーション・アーカイブ・ファイルを削除します。

ヘルプ

次のスクリプトは、FADSCLIのヘルプを示しています。

sh-4.1$ ./fadscli.sh
fadscli Help : 
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
         options          |                description                                                                        
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
         listApps         |   displays all the applications deployed to the FMW domain                                        
         listArchives     |   displays all the far files that reside in the archives repository                               
         deployApp        |   deploys the far file to the FMW domain                                                          
         deployApps       |   deploys all the far files in the local archives directory (archivedir) to the FMW domain        
         deployArchive    |   deploys the far file (archivename) from the archive repository to the FMW domain                
         undeployApp      |   undeploys/deletes the Forms application from the FMW domain                                     
         describeApp      |   describes the contents of an application that is deployed on the FMW domain                     
         deleteArchive    |   deletes the archive from the archive repository                                                 
         downloadLog      |   gets the deployment logs of an application that is deployed to the FMW domain                   
         downloadArchive  |   downloads an archive from the archive repository                                                


Usage : 
     fadscli.sh option hostname=hostname portno=portno username=username password=password

-----------------------------o-p-t-i-o-n-s-----a-r-g-u-m-e-n-t-s--------------------------------------------------------------

     fadscli.sh listApps hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password>
     fadscli.sh listArchives hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password>
     fadscli.sh deployApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> farfile=<path to the far file> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
     fadscli.sh deployApps hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivedir=<path to the directory containing far files> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
     fadscli.sh deployArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>
     fadscli.sh undeployApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
     fadscli.sh describeApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
     fadscli.sh deleteArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion>
     fadscli.sh downloadLog hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>
     fadscli.sh downloadArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion>

 optional argument: pass argument ssl=true when running HTTPS/SSL
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
sh-4.1$ 

listApps

sh-4.1$ ./fadscli.sh help listApps

listApps : displays all the applications deployed to the FMW domain 

usage:

     fadscli.sh listApps hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password

listArchives

sh-4.1$ ./fadscli.sh help listArchives

listArchives : displays all the far files that reside in the archives repository  

usage:

     fadscli.sh listArchives hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password

deployApp

sh-4.1$ ./fadscli.sh help deployApp

deployApp : deploys the far file to the FMW domain  

usage:

     fadscli.sh deployApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> farfile=<path to the far file> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password
farfile       : path of the far file that is to be deployed
dbuser        : Forms application database username
dbpassword    : Forms application database password
dbalias       : Forms application database alias
managedserver : Forms Managed Servers where the Forms application should be deployed

deployApps

sh-4.1$ ./fadscli.sh help deployApps

deployApps : deploys all the far files in the local archives directory (archivedir) to the FMW domain

usage:

     fadscli.sh deployApps hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivedir=<path to the directory containing far files> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password
archivedir    : local directory path containing the far files
dbuser        : Forms application database username
dbpassword    : Forms application database password
dbalias       : Forms application database alias
managedserver : Forms Managed Servers where the Forms application should be deployed

deployArchive

sh-4.1$ ./fadscli.sh help deployArchive

deployArchive : deploys the far file (archivename) from the archive repository to the FMW domain  

usage:

     fadscli.sh deployArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion> dbuser=<dbuser> dbpassword=<dbpassword> dbalias=<dbalias> managedserver=<managedserver1,managedserver2>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password
archivename   : Name of the archive in archive repository
appname       : Forms application name
appversion    : Forms application version 
dbuser        : Forms application database username
dbpassword    : Forms application database password
dbalias       : Forms application database alias
managedserver : Forms Managed Servers where the Forms application should be deployed

undeployApp

sh-4.1$ ./fadscli.sh help undeployApp

undeployApp : undeploys/deletes the Forms application from the FMW domain   

usage:

     fadscli.sh undeployApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password
appname       : Forms application name
appversion    : Forms application version 

describeApp

sh-4.1$ ./fadscli.sh help describeApp

describeApp : describes the contents of an application that is deployed on the FMW domain  

usage:

     fadscli.sh describeApp hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password
appname       : Forms application name
appversion    : Forms application version 

deleteArchive

sh-4.1$ ./fadscli.sh help deleteArchive

deleteArchive : deletes the archive from the archive repository  

usage:

     fadscli.sh deleteArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password
archivename   : Name of the archive in archive repository
appname       : Forms application name
appversion    : Forms application version 

downloadLog

sh-4.1$ ./fadscli.sh help downloadLog

downloadLog : gets the deployment logs of an application that is deployed to the FMW domain  

usage:

     fadscli.sh downloadLog hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> appname=<appname> appversion=<appversion>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password
appname       : Forms application name
appversion    : Forms application version 

downloadArchive

sh-4.1$ ./fadscli.sh help downloadArchive

downloadArchive : downloads an archive from the archive repository 

usage:

     fadscli.sh downloadArchive hostname=<hostname> portno=<portno> username=<username> password=<password> archivename=<archivename> appname=<appname> appversion=<appversion>


arguments:
--------------------------------------------------------------
hostname      : Weblogic Admin Server hostname
portno        : Weblogic Admin Server port (ssl or non-ssl)
username      : Weblogic Admin username
password      : Weblogic Admin password
archivename   : Name of the archive in archive repository
appname       : Forms application name
appversion    : Forms application version