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Oracle® Forms Oracle Forms 6iからOracle Forms 12cへのアップグレード
12c (12.2.1.3.0)
E90223-01
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16 Forms 6iより前のアプリケーションからOracle Formsへのアップグレード

Forms Developerは、バージョン3.0、4.0、4.5および5.0を含め、以前のバージョンのOracle Formsと上位互換性があります。

Forms 6iより前のFormsリリースからOracle Forms 12cにアップグレードする場合は、まずアプリケーションをForms 10g (10.1.2)にアップグレードし、その後でOracle Forms 12cにアップグレードする必要があります。

フォームやメニューを変換する前に、すべてのファイルのバックアップ・コピーを作成することをお薦めします。モジュールは、いったんアップグレードすると、前のバージョンのForms Developerでオープンできなくなります。

この節の内容は以下のとおりです。

16.1 以前のFormsアプリケーションからForms 10gにアップグレードする手順

バージョン4.xまたは5.x FormsアプリケーションからForms 10g (10.1.2)にアップグレードする一連の手順を実行します。

Formsアプリケーションをアップグレードする手順:

  1. Forms 10g(10.1.2)を起動します。
  2. 「ファイル」→「開く」を選択して、ファイルを表示します。
  3. アップグレードするモジュールを選択します。
  4. 「OK」をクリックします。
  5. 「プログラム」→「PL/SQLのコンパイル」→「すべて」を選択し、アップグレードするモジュールのPL/SQLコードをコンパイルします。
  6. 「ファイル」→「保存」を選択します。

注意:

フォーム・モジュールとライブラリはすべてアップグレードして再コンパイルする必要があります。

16.2 データベースに保存されているファイルのアップグレード

使用可能なツールを合理化し、Formsアプリケーションを構築する開発プロセスを簡素化するために、データベースにファイルを保存する際のオプションが削除されています。Forms 6iでは、モジュールをデータベースに保存できました。

6iより後のすべてのリリースでは、データベースに保存していたモジュール・ファイルをファイル・システムに保存する必要があります。
次の手順を実行します。
  1. 以前のバージョンのFormsを開きます。
  2. モジュール・ファイルをローカルのファイル・システムに保存します。
  3. 「以前のFormsアプリケーションからForms 10gにアップグレードする手順」の説明に従って、ファイルをアップグレードします。

16.3 以前のバージョンのPL/SQLとの互換性

クライアント側のプログラム・ユニットがPL/SQL v1またはv2で記述されている場合、コードを新しいレベルに変換する必要があります。

ストアド・プログラム・ユニットでは、クライアント側のPL/SQLで使用可能なすべてのPL/SQL機能を使用できます。特定のPL/SQL機能(指定されたDBMS_LOBルーチンや、プラグマ・インタフェース(C、C++など)として指定されたDBMSパッケージなど)は、クライアント側のPL/SQLから直接コールできません。まずFormsプログラムからストアド・プロシージャをコールし、次にストアド・プロシージャから該当するルーチンをコールする必要があります。

16.4 Forms Developerのランタイム動作の違い

Forms 5.0から6iで作成されたフォームのデフォルトのランタイム動作は、Forms 4.5のランタイム動作とは異なっていました。

フォーム・レベルの「ランタイム互換性モード」プロパティを「4.5」に設定すると、Formsリリース4.5の動作が提供されました。(これは、Formsリリース4.5からアップグレードした場合のデフォルトでした。)

Forms Developer以降は、5.0の動作がすべてのケースに適用され、フォーム・レベルの「ランタイム互換性モード」プロパティは無視されます。

4.5の動作を指定するフォームをOracle Formsにアップグレードする場合は、4.5の動作と5.0の動作の違いが反映されるように、必要に応じてロジックを変更する必要があります。「ランタイム互換性モード」プロパティ、および4.5の動作と5.0の動作の違いについては、オンライン・ヘルプを参照してください。