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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate Studioの使用
12c (12.2.1.3.0)
E90174-02
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6 セキュリティの管理

Oracle GoldenGate Studioを使用してレプリケーションのセキュリティを管理する方法について理解します。セキュリティ・マネージャによって、ユーザーの作成、パスワードの管理、およびOracle GoldenGate Studioでのセキュリティの管理が可能になります。

トピック:

6.1 Oracle GoldenGate Studioのセキュリティの理解

セキュリティ・ナビゲータを使用してOracle GoldenGate Studioのセキュリティを管理します。セキュリティ・ナビゲータを使用して、ユーザーの作成、パスワードの管理、アカウントの有効期限の設定を行うこともできます。Oracle GoldenGate Studioのユーザーは、スーパーバイザ、または管理者およびスーパーバイザ以外のユーザーです。RCUを使用して作成されるSUPERVISORアカウントは、1つのみ存在できます。スーパーバイザ以外のユーザーは、「セキュリティ・ナビゲータ」ウィンドウにアクセスできません。

セキュリティ・ナビゲータは次のように表示されます。

図6-1 セキュリティ・ナビゲータ

セキュリティ・ナビゲータ

6.2 セキュリティ・ナビゲータの使用

セキュリティ・ナビゲータは、SUPERVISOR権限を持つユーザー(リポジトリ作成時に作成されるアカウント)のみが使用できます。スーパーバイザ以外のアカウントは、「OGG」メニューの「パスワードの変更」メニュー・オプションを使用して、自分のパスワードを変更することのみ可能です。

セキュリティ・ナビゲータを使用して、次のタスクを実行できます。

  • 新規ユーザーの追加

  • 既存のユーザーの変更

  • ユーザーの削除

6.2.1 新規ユーザーの追加

新しいユーザーを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ユーザー・ボタンをクリックし、「新規ユーザー」を選択します。
  2. 「パスワードの変更」をクリックし、「新規パスワード」に入力し、同じパスワードを「パスワードの確認」に入力します。「有効期限の許可」を設定して、パスワードの有効期限を設定することもできます(オプション)。これを設定した場合、ユーザーは、有効期限日の後のログインでパスワードを変更する必要があります。
  3. ツールバーの「保存」ボタンをクリックします。

「パスワードの変更」ダイアログは次のように表示されます。

図6-2 「パスワードの変更」ダイアログ

「パスワードの変更」ダイアログ

注意:

「アカウントの有効期限」オプションの「有効期限の許可」オプションを設定して、有効期限日の後にユーザーが製品を使用することを防止できます。これは、「ユーザー・パスワードの変更」オプション・ダイアログの「有効期限の許可」オプションとは異なります。

注意:

SUPERVISORユーザーに有効期限を設定し、これが過ぎた場合、SUPERVISORユーザー・アカウントを再度有効化することはできません。

6.2.2 既存のユーザーの変更

既存のユーザーを変更するには、次の手順を実行します。

  1. ユーザーを右クリックし、「開く」を選択します。
  2. 「名前」のユーザー名を変更します。
  3. 「パスワードの変更」をクリックし、新しいパスワードと有効期限を入力します(オプション)。
  4. ツールバーの「保存」ボタンをクリックします。

注意:

このオプションは、SUPERVISOR権限を持つユーザーのみが使用できます。これは、赤いアイコンで示されます。スーパーバイザ以外のユーザーは、緑のアイコンで示されます。

6.2.3 ユーザーの削除

既存のユーザーを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ユーザーを強調表示して右クリックし、「削除」を選択します。
  2. 確認ダイアログ・ボックスで、「はい」をクリックします。

注意:

スーパーバイザ権限を持つユーザーは、スーパーバイザ権限を持たないユーザーを削除できます。SUPERVISORアカウントは削除できません。

6.3 セキュアなウォレットの削除

セキュアなウォレットのパスワードは変更できません。ウォレットのパスワードをリセットする必要がある場合、次のようにウォレットを削除してから再作成する必要があります。

  1. Oracle GoldenGate Studioを閉じます。
  2. Oracle GoldenGate Studioインスタンスのcacheディレクトリに移動します。デフォルトのディレクトリは次のとおりです。
    • Windows: -  C:\Users\username\AppData\Roaming\oggstudio\oracledi\ewallet

    • UNIXおよびLinux: - ~/.oggstudio/oracledi/ewallet 

  3. ウォレット・ファイルを削除します。たとえば、ewallet.p12です。
  4. ウォレットを再作成します(ウォレットの作成とマスター・キーの追加に関する項を参照)。