プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle JDeveloperのインストール
12c (12.2.1.3)
E90266-02
目次へ移動
目次

前
前へ
次
次へ

3 Oracle JDeveloper Studioインストール後の次の手順

Oracle JDeveloperのインストール後、JDeveloperを起動して関連タスクを実行します。

3.1 Oracle JDeveloperの起動準備

Oracle JDeveloperはLinux、UNIX、Mac OS X、Windowsおよびマルチユーザー環境で起動できます。

3.1.1 Linux、UNIXおよびMac OS XでのOracle JDeveloperの最適化

Oracle JDeveloperを起動する前に、Linux、UNIXおよびMac OS X環境用の設定を指定できます。

3.1.1.1 システムのリソース制限の設定

LinuxシステムにおいてOracle JDeveloperに対する最少推奨システム・リソースは4096です。

システムのリソース制限の構成を判断するには、次のコマンドを入力します。

/bin/sh -c 'ulimit -n'

戻り値が4096未満の場合、次のようにシステムのリソース制限を設定します。

  1. /etc/security/にあるlimits.confファイルを開きます。
  2. 次のパラメータを見つけます。
    soft nofile value_of_the_parameter
    hard nofile value_of_the_parameter
    
  3. これらのパラメータの値を4096に変更します。
    soft nofile 4096
    hard nofile 4096

    注意:

    手順2のパラメータが存在しない場合、手順3に示すパラメータと値をlimits.confファイルに追加します。

3.1.1.2 Linux、UNIXおよびMac OS Xでのユーザー・ホーム・ディレクトリの設定

Linux、UNIXまたはMac OS X環境でユーザー・ホーム・ディレクトリの場所を永続的に再定義できます。

ユーザー・ホーム・ディレクトリを定義すると、このディレクトリには、JDeveloper用のユーザー・プリファレンスを格納するsystemサブディレクトリ(ドメイン・ホームとも呼ばれる)が含められます。また、ユーザー・ホーム・ディレクトリには、ユーザー生成コンテンツや特定のユーザーに固有のその他の構成ファイルを格納する別のサブディレクトリ(アプリケーション・ホームとも呼ばれる)も含められます。

ユーザー・ホーム・ディレクトリを定義しない場合、これらのサブディレクトリはコンピュータ上の別々の領域に配置されます。

  • systemサブディレクトリのデフォルトの場所は、$HOME/.jdeveloper/system12.2.1.3.XX.XX.XXです。ここで、XX.XX.XXは製品ビルドの一意の番号です。

  • ユーザー生成コンテンツのデフォルトの場所は、$HOME/jdeveloper/myworkです。

JDeveloperファイルを$HOMEに格納しない場合、ユーザー・ホーム・ディレクトリを設定する方法は2つあります。どちらの方法でも、システム上にあるすべてのJDeveloperインスタンス用のユーザー・ホーム・ディレクトリを設定します。

次の方法のいずれか1つのみを使用すれば、ユーザー・ホーム・ディレクトリを設定できます。

product.confの編集

12c (12.2.1.3.0)の場合、JDKの場所など、多くのJDeveloper設定はproduct.confに格納されます。このファイルは、前のインストールからのファイルが存在しないかぎり、JDeveloperによって初回起動時に作成されます。JDeveloperは、product.confに格納されている設定を、それが前のインストールからの設定であっても使用します。

注意:

JDeveloperの旧バージョンにおけるproduct.confの名前は、jdev.confでした。

  1. product.confファイルを見つけます。これは$HOME/.jdeveloper/12.2.1.3.0にあります

  2. エディタでproduct.confを開きます。AddVMOption -Dide.user.dirを目的のディレクトリ・パスに設定するための行を追加します。

    たとえば、目的のディレクトリが$HOME/mydocs/jdevfilesの場合、定義は次のようになります。

    AddVMOption -Dide.user.dir=$HOME/mydocs/jdevfiles
    

    注意:

    ホーム・ディレクトリとして空白を含むディレクトリを使用しないでください。たとえば、$HOME/my projectsはホーム・ディレクトリとして指定しないでください。

  3. 変更を保存します。この変更は、JDeveloperを起動すると即座に有効になります。product.confに加えた変更は、定義済の環境変数もすべてオーバーライドします。

    Oracle JDeveloperの初回起動時に、ユーザー・ホーム・ディレクトリが目的のディレクトリに設定されているかどうかを確認できます。これを行うには、「ヘルプ」メニューの「バージョン情報」をクリックし、「プロパティ」タブを切り替えて、ide.user.dirの定義を見つけます。

JDEV_USER_DIR環境変数の設定

JDEV_USER_DIR環境変数は、目的のホーム・ディレクトリ・パスに設定できます。次の例と構文は、Linuxシステム上のbashシェルの場合を示しています。

  1. エディタで起動構成ファイルを開きます。bashシェルの場合、このファイルの名前は.bashrcです。この構成ファイルはホーム・ディレクトリにあります。ご使用のシェル用の適切なファイルがこの場所に存在しない場合は、新しいファイルを作成します。
  2. 環境変数JDEV_USER_DIRを目的のディレクトリに設定します。

    たとえば、目的のディレクトリが$HOME/mydocs/jdevfilesの場合、定義は次のようになります。

    export JDEV_USER_DIR=$HOME/mydocs/jdevfiles
    

    注意:

    ホーム・ディレクトリとして空白を含むディレクトリを使用しないでください。たとえば、$HOME/my project folderはホーム・ディレクトリとして指定しないでください。

  3. ファイルを保存してエディタを終了します。新しいターミナル・セッションを開始します。
  4. 変更内容を確認するには、コマンド行で次のコマンドを使用して、環境変数を表示します。
    echo $JDEV_USER_DIR
    

    指定したディレクトリが出力されます。この例のコマンドの出力は、次のとおりです。

    $HOME/mydocs/jdevfiles
    

Oracle JDeveloperの初回起動時に、ユーザー・ホーム・ディレクトリが目的のディレクトリに設定されているかどうかを確認できます。これを行うには、「ヘルプ」メニューの「バージョン情報」をクリックし、「プロパティ」タブを切り替えて、ide.user.dirの定義を見つけます。

3.1.1.3 Linux、UNIXおよびMac OS XでのJDKの場所の変更

JDeveloperの初回起動以降に場所が変更された場合に、JDKの場所を永続的に変更できます。

JDKの場所を変更する手順は、次のとおりです。

  1. product.confファイルを見つけます。ファイルは、$HOME/.jdeveloper/12.2.1.3.0にあります。
  2. エディタでproduct.confを開きます。次の行を探します。
    SetJavaHome /path/jdk
  3. この行を非コメント化して、/path/jdkをJDKディレクトリのパスに置換します。

    たとえば、JDKの場所が/usr/local/javaの場合、定義は次のようになります。

    SetJavaHome /usr/local/java
    

これにより、システム上のすべてのJDeveloperのインストールを対象としたJDKのパスが設定されます。

JDeveloperをアンインストールし、product.confファイルは削除しない場合、JDKのパスを含め、このファイルに格納されたすべての設定は、将来のインストール用に保持されます。前のインストールと同じバージョンのJDeveloperを再インストールした場合、新しいインストールは、そのJDKの場所を自動的に読み取ります。

3.1.1.4 Linux、UNIXおよびMac OS Xでのシステム・カーソルの変更

Linuxプラットフォームでは、大きい不透明なJavaカーソルが表示され、ドラッグ・アンド・ドロップ操作に使用しにくいことがあります。

この問題に対処するために、Oracle JDeveloperにはデフォルト・セットを置き換えるためのカーソル・セットが用意されています。カーソルを置き換えるには、JDKへの書込みアクセス権が必要です。

カーソルを置き換える手順は、次のとおりです。

  1. 次のJDKディレクトリにあるデフォルト・カーソルのバックアップ・コピーを作成します。

    jdk_install/jre/lib/images/cursors

  2. 次のように.tarファイルから代替カーソルを抽出します。

    1. システム上の次の場所に移動します。

      JDEV_HOME/jdeveloper/jdev/bin/clear_cursors.tar
      
    2. tarファイルから代替カーソルを抽出するには、次のコマンドを実行します。

      tar -xvf clear_cursors.tar
      

3.1.2 WindowsでのOracle JDeveloperの最適化

Oracle JDeveloperを起動する前に、Windows環境の設定を指定できます。

3.1.2.1 Windowsでのユーザー・ホーム・ディレクトリの設定

Windows環境でユーザー・ホーム・ディレクトリの場所を永続的に再定義できます。

ユーザー・ホーム・ディレクトリを定義すると、このディレクトリには、JDeveloper用のユーザー・プリファレンスを格納するsystemサブディレクトリ(ドメイン・ホームとも呼ばれる)が含められます。また、ユーザー・ホーム・ディレクトリには、ユーザー生成コンテンツや特定のユーザーに固有のその他の構成ファイルを格納する別のサブディレクトリ(アプリケーション・ホームとも呼ばれる)も含められます。

ユーザー・ホーム・ディレクトリを定義しない場合、これらのサブディレクトリはコンピュータ上の別の場所に配置されます。

  • systemサブディレクトリのデフォルトの場所は、次のとおりです。

    • %USERPROFILE%\AppData\Roaming\JDeveloper\system12.2.1.3.XX.XX.XX (Windows 7システムの場合)

    • %USERPROFILE%\Application Data\JDeveloper\system12.2.1.3.XX.XX.XX (その他のWindowsプラットフォームの場合)

    これらの場所で、XX.XX.XXは一意の製品ビルド番号です。

  • ユーザー生成コンテンツのデフォルトの場所は、次のとおりです。

    • C:\JDeveloper\mywork (Windows 7システムの場合)

    • C:\Documents and Settings\My Documents\JDeveloper\mywork (その他のWindowsプラットフォームの場合)

JDeveloperファイルをデフォルトの場所に格納しない場合、ユーザー・ホーム・ディレクトリを設定する方法は2つあります。どちらの方法でも、システム上にあるすべてのJDeveloperインスタンス用のユーザー・ホーム・ディレクトリを設定します。

次の方法のいずれか1つのみを使用すれば、ユーザー・ホーム・ディレクトリを設定できます。

product.confの編集

12c (12.2.1.3.0)の場合、JDKの場所など、多くのJDeveloper設定はproduct.confに格納されます。このファイルは、前のインストールからのファイルが存在しないかぎり、JDeveloperによって初回起動時に作成されます。JDeveloperは、product.confに格納されている設定を、それが前のインストールからの設定であっても使用します。

注意:

JDeveloperの旧バージョンにおけるproduct.confの名前は、jdev.confでした。

  1. product.confファイルを見つけます。これは、%USERPROFILE%\AppData\Roaming\JDeveloper\system12.2.1.3.XX.XX.XXにあります。

  2. エディタでproduct.confを開きます。AddVMOption -Dide.user.dirを目的のディレクトリ・パスに設定するための行を追加します。

    たとえば、目的のディレクトリがN:\users\jdoeの場合、定義は次のようになります。

    AddVMOption -Dide.user.dir=N:\users\jdoe
    

    注意:

    ホーム・ディレクトリとして空白を含むディレクトリを使用しないでください。たとえば、C:\My Projectsをホーム・ディレクトリとして指定しないでください。

  3. 変更を保存します。この変更は、JDeveloperを起動すると即座に有効になります。product.confに加えた変更は、定義済の環境変数もすべてオーバーライドします。

    Oracle JDeveloperの初回起動時に、ユーザー・ホーム・ディレクトリが目的のディレクトリに設定されているかどうかを確認できます。これを行うには、「ヘルプ」メニューの「バージョン情報」をクリックし、「プロパティ」タブを切り替えて、ide.user.dirの定義を見つけます。

環境変数JDEV_USER_DIRの設定

マルチユーザー・システム上のOracle JDeveloperの各ユーザーも含めてWindowsシステム上で目的のホーム・ディレクトリ・パスに環境変数JDEV_USER_DIRを設定できます。

  1. Windowsの「スタート」メニューから「コントロール パネル」を選択し、「システム」を選択します。
  2. 「システムの詳細設定」をクリックし、「環境変数」をクリックします。
  3. 「ユーザー環境変数」セクションで「新規」をクリックします。
  4. ユーザー変数としてJDEV_USER_DIRを追加します。
  5. この変数の値をホーム・ディレクトリ(N:\users\jdoeなど)に設定し、「OK」をクリックします。

    注意:

    ホーム・ディレクトリとして空白を含むディレクトリを使用しないでください。たとえば、C:\My Projectsをホーム・ディレクトリとして指定しないでください。

  6. コマンド・シェルを開いて次のコマンドを入力し、変数の設定を確認します。

    set

    これにより、すべての定義済変数がリストされます。新しく定義した変数が、次のように表示されていることを確認します。

    JDEV_USER_DIR=N:\users\jdoe

Oracle JDeveloperの初回起動時に、ユーザー・ホーム・ディレクトリが目的のディレクトリに設定されているかどうかを確認できます。これを行うには、「ヘルプ」メニューの「バージョン情報」をクリックし、「プロパティ」タブを切り替えて、ide.user.dirの定義を見つけます。

3.1.2.2 WindowsでのJDKの場所の変更

JDeveloperの初回起動以降に場所が変更された場合に、JDKの場所を永続的に変更できます。

JDKの場所を変更する手順は、次のとおりです。

  1. product.confファイルを見つけます。ファイルは、%USERPROFILE%\AppData\Roaming\JDeveloper\system12.2.1.3.XX.XX.XXにあります。
  2. エディタでproduct.confを開きます。次の行を探します。
    SetJavaHome \path\jdk
  3. この行を非コメント化して、\path\jdkをJDKディレクトリのパスに置換します。

    たとえば、JDKの場所がD:ドライブのjdk1.8.0_60の場合、定義は次のようになります。

    SetJavaHome D:\jdk1.8.0_60
    

これにより、システム上のすべてのJDeveloperのインストールを対象としたJDKのパスが設定されます。

JDeveloperをアンインストールし、product.confファイルは削除しない場合、JDKのパスを含め、このファイルに格納されたすべての設定は保持されます。前のインストールと同じバージョンのJDeveloperを再インストールした場合、新しいインストールは、そのJDKの場所を自動的に読み取ります。

3.1.3 マルチユーザー環境でのOracle JDeveloperの最適化

マルチユーザー環境で使用するOracle JDeveloperをインストールして構成する場合は、JDeveloperとユーザーに最適なパフォーマンスを提供するために、ユーザー数やサーバーの処理能力などを考慮する必要があります。

マルチユーザー環境には、Windowsの場合はMicrosoft Terminal Server、Citrix MetaFrameおよびCitrix MetaFrame XPおよびUNIXの場合はCitrix MetaFrame 1.1が含まれます。これらの環境では、多数のクライアントが単一のOracle JDeveloperインストールにアクセスできます。いずれの場合も、ユーザーは各自のプロジェクトをローカルに保存できます。

3.1.3.1 Citrix MetaFrame ServerまたはMicrosoft Terminal ServerへのOracle JDeveloperのインストール

管理者権限がある場合、Citrix MetaFrame ServerまたはMicrosoft Terminal ServerにOracle JDeveloperをインストールできます。

「Oracle JDeveloperのインストール」の説明に従って、Oracle JDeveloperのインストーラをご使用のサーバー上で実行します。次の項で説明するとおり、ユーザー・ホーム・ディレクトリとターミナル・サーバー・クライアントを最初に構成する必要があるため、インストールの終了時にOracle JDeveloperを起動しないでください。

3.1.3.2 Oracle JDeveloperの実行のためのTerminal Serverクライアントの構成

Citrix MetaFrameまたはMicrosoft Terminal Serverクライアントをローカルにインストールし、JDeveloperをインストールして構成した後、Oracle JDeveloperの実行に使用するTerminal Serverクライアントを構成できます。

  1. Terminal Serverクライアントのカラー解像度が256色以上に設定されていることを確認します。
  2. サーバーにサインインします。
  3. ユーザー・ホーム環境変数が定義されていることを確認します。システム上で使用される命名規則を確認します。デフォルト変数はJDEV_USER_DIRです。
  4. Oracle JDeveloperを起動します。
  5. Oracle JDeveloperによって、ユーザー・ホーム・ディレクトリを作成する必要があるかどうかを確認するプロンプトが表示されます。「はい」をクリックします。
  6. 目的のディレクトリに設定されたユーザー・ホーム・ディレクトリを確認します。
    • 「ヘルプ」メニューから「バージョン情報」を選択します。

    • 「プロパティ」タブを切り替えて、ide.user.dirの定義を見つけます。

3.1.3.3 システムDLL ole32.dllのメモリー・エラーのトラブルシューティング

マルチユーザー環境でOracle JDeveloperを実行すると、次のエラーが発生する可能性があります。

システムDLL ole32.dllがメモリー内で移転しました。アプリケーションは正常に動作しません。この移転は、DLL Dynamically Allocated MemoryがWindows NTシステムDLLに確保されたアドレス範囲を使用したために発生しました。DLLを提供するベンダーに新しいDLLを要求してください。

このエラーが表示されたら、次のパラメータを非コメント化して、$HOME/.jdeveloper/12.2.1.3.0のproduct.confファイルを更新してください。

AddVMOption -Xheapbase100000000

また、各ユーザーはデフォルト・プロジェクトを変更してこの設定を適用する必要があります。デフォルト・プロジェクト設定でこの値を指定する手順は、次のとおりです。

  1. 「Application」メニューから「デフォルト・プロジェクト・プロパティ」を選択します。
  2. 「デフォルト・プロジェクト・プロパティ」ダイアログで「実行/デバッグ/プロファイル」をクリックし、「編集」を選択します。
  3. 「起動設定」ノードをクリックします。
  4. 「起動設定」ページで、「Javaオプション」フィールドに-Xheapbase100000000を入力します。

3.2 Oracle JDeveloperの起動

Oracle JDeveloperを起動するには、使用するオペレーティング・システムの手順に従うか、コマンド行から起動します。

Linux、UNIXおよびMac OS Xオペレーティング・システムの場合:
  1. binディレクトリに移動します。
    JDEV_HOME/jdeveloper/jdev/bin/
    
  2. JDeveloperを起動します。
    ./jdev

Windowsオペレーティング・システムの場合:

  • 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」「Oracle Fusion Middleware 12.2.1.3.0「JDeveloper Studio 12.2.1.3.0の順に選択します。

コマンドラインで次のいずれかのコマンドを入力します。

  • JDEV_HOME\jdeveloper\jdeveloper.exe

  • JDEV_HOME\jdeveloper\jdev\bin\jdevw.exe

  • JDEV_HOME\jdeveloper\jdev\bin\jdev.exe(内部診断情報を示すコンソール・ウィンドウを表示する場合)

3.3 前のバージョンからOracle JDeveloperへの移行

Oracle JDeveloper 12c (12.2.1.3.0)は、Oracle JDeveloper 11.1.1.9.0または11.1.2.3.0からの移行をサポートします。

このバージョンのOracle JDeveloperに移行する前に、他のすべての旧バージョンからOracle JDeveloper 11.1.1.9.0または11.1.2.3.0に移行しておくことをお薦めします。

3.3.1 ユーザー設定の移行

初めてOracle JDeveloperを起動する場合に(および新しい拡張機能の追加や新しいバージョンへのアップグレードを行うたびに)、「インポート・プリファレンスの確認」ダイアログが表示され、プリファレンスと設定を前のインストールからインポートするかどうか尋ねられます。

「インポート・プリファレンスの確認」ダイアログ・ボックスが表示されたときに、「すべてのインストールを表示」をクリックすると、以前のすべてのインストールのリストが表示されます。このリストから、プリファレンスと設定をインポートするインストールを選択します。リスト内の項目にマウスを移動すると、インストールへのパスがツールチップとして表示されます。

またはインストール・リストの右上にある、前のインストールを手動で検索(虫眼鏡アイコン)をクリックすると、インストールを手動で参照できます。「インポート・プリファレンスの確認」ダイアログで「はい」をクリックすると、前のインストールからユーザー・プリファレンスとIDEの状態がインポートされます。

次の起動でOracle JDeveloperで強制的に「インポート・プリファレンスの確認」ダイアログを表示するには、コマンド行でOracle JDeveloperを起動する時に-migrateフラグを使用します。たとえば、jdev -migrateを使用します。

注意:

12c (12.2.1.3.0)にOracle JDeveloperの別のバージョンから移行する場合、使用する拡張機能を再インストールします。古いバージョンを対象とした一部の拡張機能は、すでに存在しない場合があります。

拡張機能のインストールの詳細は、「Oracle JDeveloper拡張機能の有効化」を参照してください。

3.3.2 プロジェクトの移行

前のリリースで作成されたアプリケーションまたはプロジェクトを開くと、プロジェクトをOracle JDeveloper 12gに移行するよう求められます。プロジェクトの内容によっては、一部の特定ソース・ファイルも移行するよう求められることがあります。

プロジェクトを移行する前に、プロジェクトのバックアップ・コピーを作成することをお薦めします。プロジェクトの移行に関する最初のプロンプトを受け入れると、JDeveloperにより重要なXMLファイルの形式が更新されますが、特定のプロジェクト・コードは再書込みまたは更新されません。移行後、アプリケーションを再度テストして、それらが正しく動作することを確認してください。

特定タイプのプロジェクトの12cへの移行の詳細は、OTNのOracle JDeveloperページを参照してください。

3.3.2.1 JSFおよびJSTLプロジェクトの移行

このリリースのOracle JDeveloperでは、JavaServer FacesおよびJSTLを含んだすべてのプロジェクトをそれぞれの最新バージョンのテクノロジ(それぞれバージョン2.0および1.2)に移行する必要があります。さらに、web.xmlデプロイメント・ディスクリプタはバージョン2.5に移行されます。

移行に関する最新の情報は、OTN: http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/documentation/1212-cert-1964670.html#Abrams-SupportInformation-MigrationSupportのOracle JDeveloperドキュメント・ページを参照してください。

3.3.3 ヘッドレス移行の使用

ヘッドレス移行ツールを使用して、コマンドラインからも通知なしでファイルを移行できます。このツールはjdeveloper/jdev/bin/ojmigrateにあります。

3.3.3.1 ojmigrateの使用方法の理解

ojmigrateコマンドは、次の構造を使用します。

ojmigrate [option]... file...|@file

optionパラメータはオプションです。fileパラメータ値または@fileパラメータ値が必要です。

optionパラメータの使用

optionパラメータには次のフラグを使用できます。

  • -ade 現在のADEビューに接続します
  • -dry 予行演習を起動し、移行ツールの呼び出しをスキップします
  • -failFast 最初の失敗の後、移行を停止します
  • -generateDefaults 移行ツール・ヘルパーが.jwsファイルと同じ場所に、移行オプションのデフォルトが含まれるmigration.prpertiesファイルを生成できるようにします。

コマンドラインでojmigrateのヘルプ・ファイルを起動して、これらの値およびその使用例を表示できます。

fileパラメータの使用

1つのアプリケーションを移行する場合、fileの値として、移行する.jwsファイルへのパスを指定します。

たとえば、example.jwsをオプション・フラグなしで移行する場合、コマンドは次のようになります。

ojmigrate example.jws

複数のアプリケーションを移行する場合、次の項で説明している@fileパラメータを使用します。

@fileパラメータの使用

一度に複数のアプリケーションを移行する場合、移行するアプリケーションへのすべてのパスが入ったファイルを作成し、@fileパラメータを使用してこのファイルを指定します。

このファイルを自動生成するには、次に示すようなスクリプトを使用します。

find . -name "*.jws" -printf "%P\n" > workspaces.txt

このファイルを生成し終わったら、ファイルをチェックして、移行するすべてのアプリケーションが含まれていることを確認してください。ファイルを手動で作成することもできます。

このファイルを作成して保存した後、このパスを@fileの値としてサンプルのコマンド構造で指定します。このパラメータを指定する場合、ファイル名に@記号を追加する必要があります。

たとえば、複数の.jwsファイルの場所をexample.txtに記載した場合、コマンドは次のようになります。

ojmigrate @example.txt

3.3.3.2 ojmigrateのトラブルシューティング

移行中にエラーが発生した場合、この項で説明する方法を使用してトラブルシューティングを試みることができます。エラーの原因を特定するには、ojmigrate-failFastフラグで実行します。これにより、ojmigrateが移行の最初の失敗で停止し、問題を分析します。

-adeを使用したアプリケーションの移行

読取り専用ファイルをチェックアウトできないことに関するメッセージが表示された場合、これらのアプリケーションはADEで移行します。

ADEビュー内にいてトランザクションを開始していることを確認します。ADE拡張機能はJDeveloperの非デバッグ・ビルドの一部ではないため、JDeveloperのデバッグ・ビルドを使用するか、ADE拡張機能を手動でインストールする必要があります。

ADEビューに入った後、ojmigrate-adeフラグ付きで呼び出します。

この項で説明するコマンドは、次のようなものです。

ade useview VIEW_NAME
ade begintrans TXN_NAME 
ojmigrate -ade @workspaces.txt

2パス移行の使用

移行ツールによっては、移行ウィザードが通常提供する追加のデータが必要な場合があるため、または移行ツールが使用しているデフォルトがアプリケーションに適していないため、移行が失敗する可能性があります。こうした場合、2パス移行を実行します。

最初のパスでは、ojmigrateコマンドを-generateDefaultsフラグ付きで実行します。コマンドは次のようになります。

ojmigrate -genarateDefaults @workspaces.txt

このコマンドは、コメント付きで名前/値ペアの形式になっているデフォルトがリストされているプロパティ・ファイルを生成します。キー/値ペアはアプリケーションごと、およびNodeMigratorHelperごとで、すべてのアプリケーションにキー・ペアのセットあることを意味し、キーは接頭辞に対応するNodeMigratorHelperのクラス名を持ちます。

移行しようとしている.jwsアプリケーションと並んでプロパティ・ファイルが生成されます。タイトルはworkspacename.migration.propertiesという形式になります。

ファイルが生成された場合、それを開いて該当する値を変更し、変更を保存します。コマンドの実行後に、ファイルが表示されない場合、移行ツールはデフォルトを生成しませんでした。

2番目のパスでは、コマンドを-generateDefaultsフラグなしで実行します。

ojmigrate @workspaces.txt

まだエラーが発生する場合、一部の移行ツールがヘッドレスに対応していない可能性があります。2パス移行を再度試す前に、開発者はヘッドレス移行用の移行ツールを準備する必要があります。

ヘッドレス移行用のNodeMigratorHelperの準備

移行の前にユーザーからのデータが必要な場合、次の手順を実行してください。

  1. NodeMigratorHelper.generateDefaults(MigrationInf[], TraversableContext)メソッドを上書きします。このメソッドは、2パス移行の最初の実行でヘルパーから呼び出されます。

    次にputDefault(String key, String value, String comment)メソッドを使用して、2パス移行の2番目の実行で取得するキー値およびデフォルト値を保存します。

  2. ヘルパーの移行メソッドで、ヘルパーでisMigrationHeadless()を呼び出し、移行がヘッドレスかどうかをテストします。移行がヘッドレスの場合、getDefault(your_key)メソッドを使用してデータの値を要求します。移行時にデータを読取り、それに応じて処理します。

3.4 Oracle JDeveloper拡張機能の有効化

Oracle JDeveloper拡張機能(JUnitなど)は、JDeveloperを使用するか、OTNからダウンロードして入手できます。

Oracle JDeveloperで拡張機能を検索してインストールする手順は、次のとおりです。

  1. JDeveloperを起動します。

  2. 「ヘルプ」をクリックし、「更新の確認」を選択して更新ウィザードを起動します。

  3. 更新ウィザードの最初の画面では、デフォルトで、Oracle Fusion Middleware製品およびOracleの公式な拡張機能および更新が選択されています。さらにオプションが必要な場合は、他の2つのチェック・ボックスを選択します。

    注意:

    12c (12.1.3)以降、SOA拡張機能はダウンロードできなくなりました。SOA SuiteまたはBusiness Process Management Suite用に事前構成されたJDeveloperバージョンを取得するには、Quick Startディストリビューションを使用します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware SOA SuiteおよびBusiness Process Management SuiteのQuick Start for Developersのインストール』のQuick Startの配布の概要に関する項を参照してください。

    ソースを特定して選択したら、「次へ」をクリックします。

  4. 「更新」画面で、インストールする拡張機能を選択して「次」をクリックします。

  5. 「ライセンス契約」画面で、前の画面で選択した拡張機能のライセンス条項に同意します。「次へ」をクリックしてダウンロードを開始します。

  6. 拡張機能のダウンロードが終了すると、実行したインストールまたはアップグレードのサマリーがウィザードに表示されます。「終了」をクリックして、ウィザードを終了します。

  7. 表示されるダイアログ・ボックスで、更新のインストールを完了するためにJDeveloperを再起動するよう求めるプロンプトに応答します。

または、次のようにOracle JDeveloper拡張機能をOTNから手動でダウンロードしてインストールすることもできます。

  1. 次のWebページhttp://www.oracle.com/ocom/groups/public/@otn/documents/webcontent/131167.xmlにアクセスします。
  2. Oracle JDeveloper拡張機能を選択します。JDeveloperの様々なバージョンに対応した、各拡張機能の様々なバージョンが存在するため、12c (12.2.1.3.0)に対応した拡張機能を選択するようにしてください。
  3. 指示に従って,zipファイルをダウンロードします。
  4. 拡張機能のアーカイブで追加のインストール指示を確認します。
  5. 「ヘルプ」メニューから「更新の確認」を選択します。
  6. ウィザードのステップ1で、「ローカル・ファイルからインストール」を選択して、ご使用のシステム上の,zipファイルの場所に移動します。
  7. ウィザードを終了し、拡張機能を使用するためにOracle JDeveloperを再起動します。

3.5 Oracle JDeveloperのアクセシビリティ情報の理解

Oracle JDeveloperではスクリーン・リーダーが使用でき、Oracle製品およびOracle JDeveloperでの支援技術についてよく理解できます。

3.5.1 Oracle JDeveloperでのスクリーン・リーダーおよびJava Access Bridgeの使用

アクセシビリティ機能を最大限に活用できるように、少なくとも次の構成をお薦めします。

  • Windows XP、Windows Vista

  • Java J2SE 1.7.0_15

  • Java Access Bridge 2.0.1

  • JAWS 12.0.522

  • Microsoft Internet Explorer 7.0以上

  • Mozilla Firefox 3.5以上

スクリーン・リーダーおよびJava Access Bridgeを設定するには、次の手順を実行します。

注意:

  • これらの手順は、Windowsオペレーティング・システムのマシンに適用されます。

  • Windowsと互換性のあるスクリーン・リーダー使用します。

  1. インストールされていない場合は、スクリーン・リーダーをインストールします。

    詳細は、スクリーン・リーダーのドキュメントを参照してください。

  2. Oracle JDeveloperをインストールします。
  3. Java Access Bridge for Windowsバージョン2.0.1をダウンロードします。ファイルの最新バージョンは、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/tech/index-jsp-136191.htmlから取得できます

    Java Access Bridgeの詳細は、WebサイトからJava Access Bridgeのドキュメントを参照してください。

  4. ,zipファイルの内容をaccessbridge_home. フォルダに抽出します。
  5. accessbridge_home\installerフォルダからinstall.exeを実行してJava Access Bridgeをインストールします。

    インストーラはJDKのバージョンの互換性を確認します。次に、「Available Java virtual machines」ダイアログが表示されます。

  6. 「Search Disks」をクリックします。Program Filesディレクトリ(存在する場合)にOracle JDeveloperのビルドとJDKのバージョンが格納されているドライブのみを検索するようにカスタマイズします。

    JDKまたはOracle JDeveloperのインスタンスが多数含まれているディスクの場合や、複数のディスクを検索する場合は、検索プロセスに時間がかかることがあります。ただし、ディスクの総当り検索が完了しないかぎり、Access Bridgeは最適に構成されず、システムのすべてのJava仮想マシンに正しくインストールされません。検索するディスクを選択したら、「Search」をクリックします。

  7. Java Access Bridgeをダイアログに表示されている各Java仮想マシンにインストールすることを確認するには、「Install in All」をクリックします。
  8. 「Installation Completed」メッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。
  9. Oracle JDeveloperで作業するには次のファイルがシステム・パスに指定されている必要があるため、Winnt\System32ディレクトリ(あるいはWindows XPまたはVistaの同等のディレクトリ)にインストールされていることを確認し、ない場合はaccessbridge_home\installerfilesからコピーします。
    JavaAccessBridge.dll
    JAWTAccessBridge.dll
    WindowsAccessBridge.dll 
    

    PATHシステム変数にはシステム・ディレクトリが必要です。

  10. 次のファイルがJDEV_HOME\jdk\jre\lib\extディレクトリにインストールされていることを確認し、ない場合はaccessbridge_home\installerfilesからコピーします。
    access-bridge.jar
    jaccess-1_4.jar
    
  11. ファイルaccessibility.propertiesjdev_home\jdk\jre\libディレクトリにインストールされていることを確認し、ない場合は\installerfilesからコピーします。
  12. スクリーン・リーダーを起動します。
  13. フォルダJDEV_HOME\jdeveloper\jdev\binにあるファイルjdev.exeを実行してOracle JDeveloperを起動します。

エラー情報(存在する場合)を含むコンソール・ウィンドウがまず表示されます。Oracle JDeveloperの起動時には、「Oracle JDeveloper」ウィンドウが表示されます。表示されるエラーまたは警告のメッセージは、Oracle JDeveloperの機能には影響しません。

3.5.2 アクセシビリティ情報の検索

最新の構成情報や、アクセシビリティおよび障害支援技術への対応情報については、http://www.oracle.com/us/corporate/accessibility/faqs/index.htmにあるOracle Accessibility FAQを参照してください。Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のOracle JDeveloperのアクセシビリティ情報も参照してください

3.6 Oracle WebLogic ServerとOracle JDeveloperの使用

Oracle JDeveloper Studio 12c (12.2.1.3.0)をインストールすると、Oracle WebLogic Server 12c (12.2.1.3.0)も自動的にインストールされます。

注意:

この項の情報は、Oracle JDeveloperのJava Editionには適用されません。

Oracle JDeveloperでは事前構成済のOracle WebLogic Serverインストールを、統合Oracle WebLogic ServerおよびJDeveloper管理対象サーバーとしてIDE内でのアプリケーションのテストおよびデバッグに使用します。Oracle JDeveloperをインストールした後、開発、テストおよびデバッグを開始する必要のあるすべてのアプリケーションがインストールおよび構成されます。

JDeveloperにおけるスタンドアロンOracle WebLogic Serverインスタンスの使用の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発のアプリケーションのデプロイを参照してください。

3.6.1 統合Oracle WebLogic Serverの使用

Oracle JDeveloperには統合WebLogic Serverと呼ばれる統合アプリケーション・サーバーがバンドルされており、IntegratedWebLogicServerと呼ばれるデフォルト・インスタンスが定義されています。

デフォルトで、すべてのアプリケーションはIntegratedWebLogicServerにバインドされています。Oracle JDeveloperは、アプリケーションをテストするための統合WebLogic Serverライフサイクルを管理します。統合WebLogic Serverが必要になった初回に、Oracle JDevelopeによりデフォルト・ドメインが作成され、管理ユーザー名およびパスワードを指定するように要求されます。デフォルト・ドメインの構成ファイルの場所は、Oracle JDeveloperシステム・ディレクトリのデフォルト・ドメイン・ディレクトリです。

注意:

インストール中に作成されるOracle WebLogic Serverドメインであるデフォルト・ドメインは、IDE外での使用を目的としていません。ADFアプリケーションをスタンドアロンOracle WebLogic Serverにデプロイするには、ADFアプリケーションを実行するようにサーバーを構成する必要があります。『Oracle Fusion Middleware Oracle ADFアプリケーションの管理』のスタンドアロン・アプリケーション・サーバーのデプロイの準備に関する項を参照してください。

IntegratedWebLogicServerのデフォルト・ドメインではJava DBが使用されます。IntegratedWebLogicServerがデフォルト・ドメインを作成できなかった場合は、バックグラウンドで実行されている既存のJava DBまたはDerby Clientのインスタンスをすべて検索し、それらを停止する必要があります。

3.7 その他のリソース

Oracle JDeveloperに関連する便利なオラクル社のリソースがWebで入手できます。

次の表に、役に立つWebサイトの一部を示します。

表3-1 Web上のオラクル社リソース

説明 URL

Oracle JDeveloperホーム・ページ

http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/jdev/overview/index.html

Oracle JDeveloperディスカッション・フォーラム

http://forums.oracle.com/forums/forum.jspa?forumID=83

企業サイト

http://www.oracle.com/

Oracle Technology Network

http://www.oracle.com/technetwork/index.html

Oracleアクセシビリティ・サイト

http://www.oracle.com/us/corporate/accessibility/index.html

3.8 JDeveloperの統合サーバーで生成されたログ・メッセージの言語の設定

Oracle JDeveloperを非英語環境にインストールする場合、JDeveloperの統合サーバーのログ・ファイルに書き込まれたメッセージはホスト・オペレーティング・システムのロケールを使用して記述されます。

特に、Windowsシステムでは、ログ・ファイルのメッセージを特定の言語にするには、選択した言語を使用するようにオペレーティング・システムを構成する必要があります。これはほとんどのJavaアプリケーションに当てはまります。

次の手順を実行して、Windowsシステムの言語設定を変更します。
  1. Java.com Webサイトの「選択した言語を使用できるようにシステム・ロケールの設定を表示および変更する方法」で指定された手順を完了します。

  2. 言語の書式を変更します。

    1. 「コントロール・パネル」 > 「地域と言語」 > 「形式」タブの順に選択します。

    2. 「形式」タブで、「形式」ドロップダウン・リストから「英語(米国)」を選択します。