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Oracle® Fusion Middleware Oracle Traffic Directorリリース・ノート
12c (12.2.1.3.0)
E90196-02
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2 このリリースでの新機能

この章では、Oracle Traffic Directorの機能および改善点について説明します。次のトピックでは、Oracle Traffic Directorの新機能と変更された機能、およびこのガイドにおけるその他の重要な変更について紹介し、詳細情報へのリンクを提供します。

新機能

Oracle Traffic Director 12.2.1.3.0の新機能は次のとおりです。『Oracle Traffic Director管理者ガイド』を参照してください。

  • Oracle Traffic Directorは、次の2つのイベントにおいて、1つ以上のHTTPエンドポイントに対する通知の送信をサポートします。

    • オリジン・サーバーのステータス変更イベント

    • リクエスト制限超過イベント

    「イベント通知」を参照してください。

  • TCPプロキシに対するFTP構成の有効化のサポート(TCPプロキシの管理を参照してください)。

  • Oracle Traffic Directorインスタンスのステータスを監視する専用ステータス・リスナーの構成のサポート(ステータス・リスナーの構成を参照してください)。

  • アクティブ-アクティブ高可用性の構成のサポート(高可用性のためのOracle Traffic Directorの構成を参照してください)。

  • 新しいchghostユーティリティ

    新しいツールchghostが使用できるようになりました。chghostユーティリティにより、ユーザーはFusion Middleware構成ファイルの次の情報を更新できます。

    • ドメイン・ホスト名の変更

    • データベース・ホストの変更

    • クローニング

    『Oracle Fusion Middlewareの管理』のchghostユーティリティについてに関する項を参照してください。

非推奨となった機能

次の機能およびコンポーネントはOracle Traffic Director 12.2.1.3.0で非推奨となりました。

  • TLS 1.0はデフォルトでは無効になっており、非推奨となりました

  • 次の暗号はデフォルトでは無効になっており、非推奨となりました。

    • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA

    • TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA

    • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA

    • TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA

    • TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA

    • TLS_ECDHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA

    • TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA

    • SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA

削除された機能

次の機能はOracle Traffic Directorの以前のバージョンで非推奨となっており、Oracle Traffic Director 12.2.1.3.0から削除されました。『Oracle Traffic Director管理者ガイド』を参照してください。

  • SSLv3はサポートされなくなりました。

  • 次のRC4暗号はサポートされなくなりました。

    • TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_RC4_128_SHA

    • TLS_ECDHE_RSA_WITH_RC4_128_SHA

    • SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA

  • Oracle T2Pユーティリティはサポートされなくなりました。

    Oracle Fusion Middleware T2Pユーティリティにより、Oracle Fusion Middleware環境をテストから本番(T2P)に、本番環境に固有のカスタマイズとともに移動できます。