この章では、Oracle Traffic Directorの機能および改善点について説明します。次のトピックでは、Oracle Traffic Directorの新機能と変更された機能、およびこのガイドにおけるその他の重要な変更について紹介し、詳細情報へのリンクを提供します。
Oracle Traffic Director 12.2.1.3.0の新機能は次のとおりです。『Oracle Traffic Director管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Traffic Directorは、次の2つのイベントにおいて、1つ以上のHTTPエンドポイントに対する通知の送信をサポートします。
オリジン・サーバーのステータス変更イベント
リクエスト制限超過イベント
「イベント通知」を参照してください。
TCPプロキシに対するFTP構成の有効化のサポート(TCPプロキシの管理を参照してください)。
Oracle Traffic Directorインスタンスのステータスを監視する専用ステータス・リスナーの構成のサポート(ステータス・リスナーの構成を参照してください)。
アクティブ-アクティブ高可用性の構成のサポート(高可用性のためのOracle Traffic Directorの構成を参照してください)。
新しいchghostユーティリティ
新しいツールchghostが使用できるようになりました。chghostユーティリティにより、ユーザーはFusion Middleware構成ファイルの次の情報を更新できます。
ドメイン・ホスト名の変更
データベース・ホストの変更
クローニング
『Oracle Fusion Middlewareの管理』のchghostユーティリティについてに関する項を参照してください。
次の機能およびコンポーネントはOracle Traffic Director 12.2.1.3.0で非推奨となりました。
TLS 1.0はデフォルトでは無効になっており、非推奨となりました
次の暗号はデフォルトでは無効になっており、非推奨となりました。
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
次の機能はOracle Traffic Directorの以前のバージョンで非推奨となっており、Oracle Traffic Director 12.2.1.3.0から削除されました。『Oracle Traffic Director管理者ガイド』を参照してください。
SSLv3はサポートされなくなりました。
次のRC4暗号はサポートされなくなりました。
TLS_ECDHE_ECDSA_WITH_RC4_128_SHA
TLS_ECDHE_RSA_WITH_RC4_128_SHA
SSL_RSA_WITH_RC4_128_SHA
Oracle T2Pユーティリティはサポートされなくなりました。
Oracle Fusion Middleware T2Pユーティリティにより、Oracle Fusion Middleware環境をテストから本番(T2P)に、本番環境に固有のカスタマイズとともに移動できます。