この章の内容は次のとおりです。
カットオフ
、破棄
、転送
、移動
、分類解除
などの大量のビルトイン・処理アクションが組み込まれています。環境によっては、事前定義オプション以外の処理アクションが必要になる場合があります。処理アクションは、組織固有のニーズが反映されるように設計できます。
注意:
旧バージョンのRecordsシステムを使用してカスタム処理が作成されている場合、その処理を再調査して、最新のサービスとアクションを使用するように更新する必要があります。アクション・サービスのパラメータはこのソフトウェアの以前のバージョンから変更されており、既存のカスタム処理に対する変更は自動的にマップされません。
カスタム処理アクションは、処理アクションの動作を定義する特定のパラメータを使用してコールできるOracle WebCenter Contentサービスに基づいています。たとえば、NumberOfRevisions=3
パラメータを指定したDELETE_ALL_BUT_LAST_N_REVISIONS_SERVICE
サービスを使用して、最後の3つのリビジョンのコンテンツ・アイテムを自動的に保持する処理アクションを作成できます。
注意:
カスタム処理機能を使用するには、Rma.Admin.Customization
の権限が必要です。デフォルトでは、この権限は、事前定義されたロールには割り当てられていません。この機能を公開する前に、ロールにこの権限を割り当てる必要があります。
次のタスクは、処理の管理に対応しています。
コンテンツ・サーバーを介して、レコードに対するカスタム処理アクションを作成または編集できます。
注意:
カスタム処理アクションの作成には、Oracle WebCenter Contentの詳細な技術的知識が必要となります。カスタム処理アクションの定義方法については、コンサルティング・サービスに問い合せてください。
注意:
このタスクを実行するには、Rma.Admin.Customization
権限が必要です。この権限は、デフォルトでは事前定義済ロールに割り当てられません。つまり、この機能を公開するには、この権限をロールに割り当てる必要があります。
カスタム処理アクションを作成するには:
トップ・メニューから「レコード」→「構成」を選択します。その後、「処理アクション」→「カスタム」を選択します。
「処理の構成」ページで、「カスタム処理アクション」セクションの「追加」をクリックします。
「処理アクションの作成または編集」ページで、カスタム処理アクションの一意のIDを「アクションID」テキスト・ボックスに入力します。
カスタム処理アクションの名前を「アクション名」テキスト・ボックスに入力します。
カスタム処理アクションの説明を「簡単な説明」テキスト・ボックスに入力します。
カスタム処理アクションのグループ名を「グループ名」テキスト・ボックスに入力します。このフィールドのデフォルト値は、wwOptGroupLabelCustomDispositionActionsList
.にあるww_strings.htm
ファイルに格納されます。これは、デフォルトでは、Custom Actions
に設定されています。
「カスタム・アクション」以外のグループ名を使用するには、リソース・ファイル内の文字列値を変更し、Oracle WebCenter Content Serverを再起動します。「グループ名」フィールドの推奨デフォルト値を変更しないでください。
カスタム処理アクションに使用するサービスを、「アクション・サービス」リストから選択します。
(オプション)選択したアクション・サービスに対して1つ以上のパラメータを指定します。
(オプション)必要に応じて、任意のチェックボックスを選択します。選択項目には、「最初であることが必要」、「最後であることが必要」、および「承認が必要」があります。これらのアクションによって、カスタム処理アクションの使用時期が決定します。
「作成」をクリックします。
処理アクションが正常に作成されたことを示すメッセージが、アクション情報とともに表示されます。
「OK」をクリックします。
次のアクション・サービス・パラメータは、特定のアクション・サービスに必要です。
処理/イベント | サービス・パラメータ |
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カスタム処理アクションを編集するには:
カスタム処理アクションに関する情報を表示するには:
注意:
このタスクを実行するには、Rma.Admin.Customization
権限が必要です。この権限は、デフォルトでは定義済ロールに割り当てられません。つまり、この機能を公開するには、この権限を事前にロールに割り当てておく必要があります。
コンテンツ・サーバーを介して、カスタム処理アクションを無効化できます。
注意:
このタスクを実行するには、Rma.Admin.Customization
権限が必要です。この権限は、デフォルトでは定義済ロールに割り当てられません。つまり、この機能を公開するには、この権限を事前にロールに割り当てておく必要があります。
注意:
手順の処理が発生するには、いくつかの処理が必要です。処理を無効化すると、処理手順の処理が妨げられることがあります。処理の無効化が受け入れられることを、常に事前に検証してください。
カスタム処理アクションを無効化するには:
この例では、コンテンツ・アイテムの最後の3つのリビジョンを自動的に保持するカスタム処理アクションが作成されます。
注意:
このタスクを実行するには、Rma.Admin.Customization
権限が必要です。この権限は、デフォルトでは定義済ロールに割り当てられません。つまり、この機能を公開するには、この権限を事前にロールに割り当てておく必要があります。
トップ・メニューから「レコード」→「構成」を選択します。その後、「処理アクション」→「カスタム」を選択します。
「処理の構成」ページで、「カスタム処理アクション」セクションの「追加」をクリックします。
「処理アクションの作成または編集」ページで、メタデータ・フィールドを次のように完成します。
「アクションID」フィールドに、「RetainLast3Rev」
と入力します。
「アクション名」フィールドに、「Retain Last 3 Revisions」
と入力します。
「簡単な説明」フィールドに、「Only keep the last 3 revisions of a content item」
と入力します。
「グループ名」フィールドに、「Custom」
と入力します。
「アクション・サービス」リストから、処理アクションのwwString
名(たとえば、Notify Author
)を選択します。
「アクション・サービス・パラメータ」フィールドに、「NumberOfRevisions=3」
と入力します。
「作成」をクリックします。
新規作成された処理アクションは、処理ルールの作成時に、使用可能な処理アクションのリストから選択できるようになります。