この章では、Oracle WebCenter Content Serverのサービスをカスタマイズする方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
コンテンツ・サーバーのサービスは、コンテンツ・サーバーにより実行される関数またはプロシージャです。コンテンツ・サーバーと通信したりデータベースにアクセスするには、コンテンツ・サーバーのサービスをコールする(サービス・リクエストを行う)ことが唯一の方法です。
いずれのサービスも、(コンテンツ・サーバーの外から)外部的にコールするか、(コンテンツ・サーバー内から)内部的にコールできます。クライアント・サービスは通常、外部的にコールされ、管理サービスは内部的にコールされます。サービスでは、サービスに渡された任意のパラメータに基づいて、サービス自体の属性、およびリクエストを実行するアクションを使用します。
コンテンツ・サーバーの標準的なサービスは、DomainHome
/resources/core/tables/std_services.htm
のStandardServices
表に定義されています。サービス定義には、メインの要素として次の3つが含まれています。
サービス・クラス
: サービスからアクセスできるJavaクラスを指定します。これによって、サービスで実行できるアクションが決定されます。アクセス・レベル
: サービスにユーザー権限レベルを割り当てます。テンプレート・ページ
: サービスの結果を表示するテンプレートを指定します。サービス・タイプ
: サービスを別のサービス内でサブサービスとして実行する場合に指定します。通知された件名
: サービスによって通知されるサブシステムを指定します。エラー・メッセージ
: アクション・エラー・メッセージによってオーバーライドされない場合、サービスによって返されます。サービス・アクション。アクションの次の面を定義する、コロンで区切られたリストです。
サービスを理解して使用することは、コンポーネントの作成とコンテンツ・サーバーのカスタマイズにおける不可欠の部分です。詳細は、『環境へのWebCenter Contentの統合のスタート・ガイド』を参照してください。
クライアントでは、コンテンツ・サーバーと通信するためのサービスを使用しています。クライアントとサーバーどちらの側からもサービス・コールを実行できるため、Webブラウザのクライアントの代理としても、システム自体の内部でもサービスを実行できます。
サービスの詳細は、「サービス」を参照してください。
サービスのカスタマイズの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentサービス・リファレンス』のサービスのカスタマイズに関する項を参照してください。
クライアントでは、Oracle WebCenter Contentデータベースにアクセスするためのサービスを使用しています。いずれのプログラムでもHTMLページでも、コンテンツ・サーバーに情報を要求するサービスを使用できます。
サービスの詳細は、「サービス」を参照してください。
サービスのカスタマイズの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentサービス・リファレンス』のサービスのカスタマイズに関する項を参照してください。