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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタの開発
12c (12.2.1.3.0)
E90312-03
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1 概要とロードマップ

このマニュアルでは、Java EEリソース・アダプタを含むアプリケーションの開発方法とWebLogic Serverへのデプロイ方法について説明します。これは、リソース・アダプタのユーザー、デプロイヤおよびソフトウェア開発者を対象としています。また、WebLogic Serverを評価するビジネス・アナリストや、特定のアプリケーションでWebLogic Serverリソース・アダプタの使用を考えているシステム設計者にとって便利な情報も掲載されています。

次の項では、『Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタの開発』の内容と構成について説明します。

ドキュメントのスコープと対象読者

このドキュメントのトピックでは、ソフトウェア・プロジェクトの設計および開発段階に関連する情報を提供します。また、プロジェクトのテストおよび本番前の段階で見つかるアプリケーションの問題を解決するうえで便利なトピックもあります。

このドキュメントでは、本番段階での管理、モニター、パフォーマンス・チューニングについては扱いません。これらのトピックに関するWebLogic Serverのドキュメントとリソースへのリンクについては、「関連ドキュメント」を参照してください

このマニュアルは、Java EEおよびリソース・アダプタの概念に精通している読者を対象としています。リソース・アダプタ開発の基礎となるドキュメントは、『JSR 322: Java EE Connector Architecture 1.7』です。http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr322/index.htmlを参照してください。リソース・アダプタの開発者は、Java EEコネクタ・アーキテクチャ1.7仕様をよく理解する必要があります。このドキュメント『Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタの開発』では、WebLogic Serverリソース・アダプタの付加価値機能と、WebLogic Server機能を使用してリソース・アダプタを起動および実行する方法についての主要な情報を重点的に扱います。

このドキュメントの手引き

関連ドキュメント

リソース・アダプタ開発の基礎となるドキュメントは、『JSR 322: Java EE Connector Architecture 1.7』です。『Oracle WebLogic Serverリソース・アダプタの開発』では、読者がJava EEコネクタ・アーキテクチャ仕様を理解していることが前提です。この仕様には、WebLogic Serverリソース・アダプタの開発に固有の設計や開発の情報が含まれます。

WebLogic Serverアプリケーションを開発、デプロイ、およびモニターするための包括的なガイドラインについては、以下のドキュメントを参照してください。

  • 『Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』は、WebLogic Serverアプリケーションの開発ガイドです。

  • 『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』 。WebLogic Serverアプリケーションのデプロイについての情報を提供する主要なドキュメントです。

  • 『Oracle WebLogic Serverのパフォーマンスのチューニング』は、WebLogic Serverアプリケーションのパフォーマンスをモニターして改善するための情報を提供します。

リソース・アダプタ開発者向けのサンプル

このマニュアルに加えて、ソフトウェア開発者向けにリソース・アダプタのサンプルが用意されています。WebLogic Serverでは、オプションでAPIサンプル・コードがORACLE_HOME/wlserver/samples/server/examples/src/examplesディレクトリにインストールされます。WebLogic Serverサンプル・コードの詳細は、『Oracle WebLogic Serverの理解』のサンプル・アプリケーションおよびサンプル・コードに関する項 を参照してください。

WebLogic Serverのこのリリースで提供されるリソース・アダプタの例は1.7コネクタ・アーキテクチャに準拠しています。独自のリソース・アダプタを開発する前に、このリソース・アダプタ・サンプルを検討および実行して理解しておくことをお薦めします。

このリリースでの新機能と変更点

WebLogic Serverのこのリリースに追加された新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0の新機能』12.2.1.3.0を参照してください。