Oracle® Fusion Middleware Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理 12c (12.2.1.3.0) E90204-03 |
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WebLogic Serverでは、Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) 7仕様が実装されます。Java EE 7には、デプロイメントの仕様であるJSR-88が含まれています。これは、アプリケーションを構成してアプリケーション・サーバーにデプロイするためにデプロイメント・ツールおよびアプリケーション・サーバー・プロバイダによって使用される標準APIを記述しています。アプリケーション・デプロイメントの詳細は、『Oracle WebLogic Serverへのアプリケーションのデプロイ』を参照してください。
注意:
ドメイン・パーティションにログインしている場合は、「ドメイン・パーティション」メニューからナビゲートします。
この章の内容は次のとおりです。
アプリケーションをデプロイする場合、そのアプリケーションをデプロイする範囲を次の中から選択します: グローバル(ドメイン)、リソース・グループ・テンプレート、ドメインまたはパーティション・レベルのリソース・グループ。
アプリケーションをドメインにデプロイする場合は、アプリケーションのターゲットをそのドメイン内のWebLogic Serverインスタンスおよびクラスタに設定できます。
デプロイメントのメニュー・オプションは、アプリケーションのスコープやターゲットに応じて変わります。次のデプロイメント・メニューを使用できます。
ドメイン・アプリケーション・デプロイメント
アプリケーション・デプロイメント
クラスタ化アプリケーション・デプロイメント
ドメイン・パーティション・アプリケーション・デプロイメント
アプリケーションおよびライブラリをドメインにデプロイするだけでなく、既存のアプリケーションの再デプロイまたはアンデプロイができます。また、アプリケーションの起動および停止、アプリケーション構成のオーバーライド、およびデプロイメント・プランのフェッチができます。
この項には、次の項目が含まれます。
アプリケーションをデプロイすると、物理ファイルまたはディレクトリがWebLogic Serverで認識されます。アプリケーションをデプロイした後で、アプリケーションを起動すると、ユーザーがアプリケーションの使用を開始できます。「アプリケーションの起動」を参照してください。
アプリケーションをデプロイするには、次のようにします。
アプリケーションを再デプロイすると、アーカイブ・ファイルまたは展開済ディレクトリが再デプロイされます。アプリケーションを変更し、その変更がWebLogic Serverクライアントで使用されるようにする場合に、アプリケーションを再デプロイします。
アプリケーションまたはモジュールを再デプロイするには、次の手順を実行します。
アプリケーションをアンデプロイすると、アプリケーションがデプロイされているドメインの各ターゲットからアプリケーションが削除されます。アプリケーションをドメインからアンデプロイした場合、WebLogic Serverクライアントでアプリケーションを使用できるようにするには、再度アプリケーションをデプロイする必要があります。WebLogic Serverクライアントでアプリケーションを一時的に使用できないようにするには、アプリケーションをアンデプロイするのではなく、停止します。
注意:
複数のリソース・グループが参照しているリソース・グループ・テンプレートからアプリケーションまたはモジュールをアンデプロイすると、そのアプリケーションまたはモジュールは、それを参照するすべてのリソース・グループからも削除されます。
アプリケーションをアンデプロイするには、次の手順を実行します。
アプリケーションを起動すると、WebLogic Serverクライアントでアプリケーションが使用できるようになります。アプリケーションを起動する前に、まずアプリケーションをデプロイする必要があります。「アプリケーションのデプロイ」を参照してください。
アプリケーションを起動するには、次のようにします。
実行中のアプリケーションを停止すると、WebLogic Serverクライアントでそのアプリケーションが使用できなくなります。
アプリケーションを停止するには、次のようにします。
リソース・グループがリソース・グループのテンプレートを参照するときに、別のデプロイメント・プランを指定してリソース・グループ・テンプレートに定義されているアプリケーションおよびモジュールのデフォルト・アプリケーション構成をオーバーライドできます。アプリケーションまたはモジュールは、アプリケーション構成用の新しいデプロイメント・プランを使用して再デプロイされます。
アプリケーションまたはモジュールの構成をオーバーライドするには:
Java EEエンタープライズ・アプリケーション、Webアプリケーション・モジュール、EJBおよびRMIアプリケーションでは、作業リクエストを管理するために使用する名前付きワーク・マネージャを指定できます。
アプリケーション・スコープのワーク・マネージャを作成して、それをアプリケーションや特定のアプリケーション・コンポーネントに関連付けるには:
EJBは、JAR
アーカイブ、展開されたJAR
ディレクトリまたはWAR
アーカイブとしてインストールできます。
この項には、次の項目が含まれます。
この項には、次の項目が含まれます。
WebLogic Serverでは、コンテナ管理によるロールバック済トランザクションの再試行が自動的に実行されるように、EJBコンテナを構成できます。メソッドごとに、EJBコンテナが新しいトランザクションを使用して(そのメソッドがロールバック済トランザクションのオリジネータであった場合)、失敗したメソッドを再試行する回数を指定できます。
特定のEJBモジュールの再試行回数を構成するには:
エンタープライズ・アプリケーションは、1つまたは複数のWebアプリケーション・モジュール、EJBモジュール、Webサービス、およびリソース・アダプタから構成されています。また、クライアント・アプリケーションが含まれていることもあります。エンタープライズ・アプリケーションは、エンタープライズ・アプリケーションの標準のJava EEデプロイメント・ディスクリプタであるapplication.xmlファイルによって定義されます。WebLogic Server固有の拡張機能が含まれているアプリケーションの場合は、さらにweblogic-application.xml
ファイルでも定義されます。クライアント・モジュールを含むエンタープライズ・アプリケーションには、client-application.xmlデプロイメント・ディスクリプタとWebLogicランタイム・クライアント・アプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタも備わっています。
プロダクション目的の場合と開発目的の場合の双方において、スタンドアロンのWebアプリケーション、EJB、Webサービス、およびリソース・アダプタであっても、エンタープライズ・アプリケーションの一部としてパッケージ化およびデプロイすることをお薦めします。
この項には、次の項目が含まれます。
エンタープライズ・アプリケーション、WebアプリケーションおよびCoherenceアーカイブの場合、アプリケーションレベル・キャッシュのアイドル状態のBeanのキャッシュおよびプールを手動でクリアできます。
特定のアプリケーションのキャッシュを初期化するには、次の手順を実行します。
「構成オプション」を参照してください。
この項には、次の項目が含まれます。
スタンドアロンJDBCモジュールの場合、JDBCデータ・ソースの各インスタンスを手動で制御できます。
JDBCデータソース・インスタンスを制御するには、次の手順を実行します。
「構成オプション」を参照してください。
この項には、次の項目が含まれます。
JDBCデータ・ソース内の接続プールにはJDBC接続のグループが含まれ、アプリケーションはそのグループを予約し、使用して、プールに戻します。接続プールとその接続は、接続プールの登録時(通常はWebLogic Serverの起動時または新しいターゲットへのデータソースのデプロイ時)に作成されます。
特定のスタンドアロンJDBCモジュールの接続プール・プロパティを構成するには:
始める前に
Oracleパラメータをサポートするために追加の構成が必要な場合があります。
Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理のGridLinkデータソースの使用を参照してください。
スタンドアロンJDBCモジュールのOracleパラメータを構成するには:
始める前に
ONSクライアント・パラメータをサポートするには、追加の構成が必要な場合があります。
Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理のGridLinkデータソースの使用を参照してください。
スタンドアロンJDBCモジュールのONSクライアント・パラメータを構成するには:
JDBCデータ・ソースのトランザクション・プロトコルは、データ・ソースからの接続が、トランザクション処理中に、どのように扱われるかを決定します。
Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理のJDBCデータ・ソース・トランザクション・オプションを参照してください。
注意:
データベース接続の作成に、データソースがXA JDBCドライバを使用する場合、データソースからの接続では2フェーズ・コミット・トランザクション・プロトコルのみをサポートします。XA JDBCドライバを使用するデータ・ソースでは、それ以外のトランザクション・オプションは利用できません。
スタンドアロンJDBCモジュールのトランザクション・オプションを構成するには:
この項には、次の項目が含まれます。
JDBCデータ・ソース内の接続プールにはJDBC接続のグループが含まれ、アプリケーションはそのグループを予約し、使用して、プールに戻します。接続プールとその接続は、接続プールの登録時(通常はWebLogic Serverの起動時または新しいターゲットへのデータソースのデプロイ時)に作成されます。
特定のJDBCモジュールの接続プール・プロパティを構成するには:
JDBCデータ・ソースのトランザクション・プロトコルは、データ・ソースからの接続が、トランザクション処理中に、どのように扱われるかを決定します。
Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理のJDBCデータ・ソース・トランザクション・オプションを参照してください。
注意:
データベース接続の作成に、データソースがXA JDBCドライバを使用する場合、データソースからの接続では2フェーズ・コミット・トランザクション・プロトコルのみをサポートします。XA JDBCドライバを使用するデータ・ソースでは、それ以外のトランザクション・オプションは利用できません。
JDBCモジュールのトランザクション・オプションを構成するには:
Java EEライブラリは、複数のエンタープライズ・アプリケーション間で1つ以上のJava EEモジュール・タイプを簡単に共有する方法を提供します。
Java EEライブラリは、スタンドアロンのEJBまたはWebアプリケーション・モジュール、エンタープライズ・アプリケーション(EAR
)内にパッケージ化された複数のEJBまたはWebアプリケーション・モジュール、あるいはデプロイメント時にJava EEアプリケーション・コンテナに登録される単一の簡素なJAR
ファイルです。ライブラリを登録後、そのライブラリを参照するエンタープライズ・アプリケーションをデプロイできます。参照側の各アプリケーションは、デプロイメントの際に必要なライブラリ・モジュールへの参照を受け取り、参照側アプリケーションそのものの一部としてパッケージ化されているかのように、これらのモジュールを使用できます。参照元アプリケーションのクラスパスに共有ライブラリ・クラスが追加され、参照元アプリケーションのデプロイメント・ディスクリプタはメモリー内でJava EEライブラリ・モジュールのデプロイメント・ディスクリプタとマージされます。
この項には、次の項目が含まれます。
リソース・アダプタは、エンタープライズ情報システム(EIS)に固有のシステム・ライブラリであり、EISへの接続を提供します。リソース・アダプタはデータベース管理システムへの接続を提供するJDBCドライバに似ています。リソース・アダプタとEIS間のインタフェースは基底のEISに固有のものです。リソース・アダプタはWebLogic Serverなどのアプリケーション・サーバーに接続し、EIS、アプリケーション・サーバー、およびエンタープライズ・アプリケーションの間にシームレスな接続を提供します。
リソース・アダプタは、他のアプリケーションと同様にパッケージ化およびデプロイされます。初期構成は、デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルra.xml
およびweblogic-ra.xml
に指定できます。
この項には、次の項目が含まれます。
Webアプリケーション、リソース・アダプタおよびCoherenceアーカイブの場合、アプリケーションに接続されたリソース・アダプタの起動、停止、中断または再開ができます。
リソース・アダプタを制御するには、次の手順を実行します。
「構成オプション」を参照してください。
Webアプリケーション、リソース・アダプタおよびCoherenceアーカイブの場合、アプリケーションに関連付けられたアウトバウンド接続プールをリセットまたは強制リセットできます。
アウトバウンド接続プールを制御するには、次の手順を実行します。
これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。
この項には、次の項目が含まれます。
特定のリソース・アダプタ・モジュールをモニターするには、次の手順を実行します。
必要に応じて、表のいずれかの「ビュー」を選択して、次の表オプションにアクセスします。
列: 表に表示されている列を追加または削除します
デタッチ: 表をデタッチします(表示オプション)
ソート: 昇順または降順に列をソートします
並替え: 表示されている列の順序を変更します
例による問合せ
特定のリソース・アダプタ・モジュールを制御するには、次の手順を実行します。
必要に応じて、表のいずれかの「ビュー」を選択して、次の表オプションにアクセスします。
列: 表に表示されている列を追加または削除します
デタッチ: 表をデタッチします(表示オプション)
ソート: 昇順または降順に列をソートします
並替え: 表示されている列の順序を変更します
例による問合せ
Webアプリケーションは、WAR
アーカイブまたは展開されたWAR
ディレクトリとしてインストールできます。
この項には、次の項目が含まれます。