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Oracle® Fusion Middleware Fusion Middleware ControlによるOracle WebLogic Serverの管理
12c (12.2.1.3.0)
E90204-03
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21 WebLogic Server外部JNDIプロバイダ

この章では、外部JNDIプロバイダを作成、モニターおよび構成するために実行するタスクについて説明します。外部JNDIプロバイダは、WebLogic Server環境の外部にあるJNDIツリーを表します。これは、別のサーバー環境内にあるJNDIツリーでも、外部Javaプログラム内のJNDIツリーでもあり得ます。外部JNDIプロバイダを設定することで、WebLogic Serverインスタンス内でバインドされたオブジェクトを使用する場合と同じくらい容易に、リモート・オブジェクトをルックアップおよび使用できます。つまり、単一のWebLogic Server接続を使用して、ローカル・オブジェクトにもリモート・オブジェクトにもアクセスできます。

注意:

ドメイン・パーティションにログインしている場合は、「ドメイン・パーティション」メニューからナビゲートします。

この章の内容は次のとおりです。

外部JNDIプロバイダの作成

新しい外部JNDIプロバイダを作成するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。

    「外部JNDIプロバイダ」表には、現在のWebLogic Serverドメイン内に構成されている外部JNDIプロバイダに関する情報が表示されます。

  2. 「作成」をクリックします。
  3. 次の各ページで、新しい外部JNDIプロバイダの構成設定を定義します。
  4. 「作成」をクリックします。

一般構成

「一般構成」ページで、新しい外部JNDIプロバイダの一般的な構成設定を定義できます。

  • 名前: 外部JNDIプロバイダの名前を入力します。

  • スコープ: この外部JNDIプロバイダのスコープを選択します。

  • 初期コンテキスト・ファクトリ: JNDIプロバイダにアクセスするためにインスタンス化する必要のあるクラスの名前を入力します。このクラス名は、JNDIプロバイダと、使用されているベンダーによって決まります。この値は標準のJNDIプロパティjava.naming.factory.initialに対応します。

  • プロバイダURL: WebLogic ServerがJNDIプロバイダへのアクセスに使用するURLを入力します。この値は標準のJNDIプロパティjava.naming.provider.urlに対応します。

  • ユーザー: 外部JNDIへのアクセスが認可されているユーザーの名前を入力します。

  • パスワード: パスワードを入力します。

  • パスワードの確認: ユーザーのパスワードを確認します。

  • プロパティ: 「追加」をクリックして、JNDIプロバイダに設定する必要のある他のプロパティを指定します。これらのプロパティは直接JNDIプロバイダのInitialContextクラスのコンストラクタに渡されます。各プロパティは、カンマで区切られたname=valueのペアで表現します。

これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

ターゲット

「ターゲット」ページで、外部JNDIプロバイダのターゲットとするサーバー・インスタンスおよびクラスタを選択します。

「構成オプション」を参照してください。

確認

「確認」ページで、この外部JNDIプロバイダの構成を確認します。

「構成オプション」を参照してください。

外部JNDIプロバイダのモニター

このドメイン内に構成されている外部JNDIプロバイダをモニターするには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。

    「外部JNDIプロバイダ」表には、現在のWebLogic Serverドメイン内に構成されている外部JNDIプロバイダに関する次のような情報が表示されます。

    • 名前

    • 初期コンテキスト・ファクトリ

    • プロバイダURL

    • ユーザー

    • スコープ

    • リソース・グループ/テンプレート

    • ドメイン・パーティション

    • ターゲット

    これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

必要に応じて、「ビュー」を選択して次の表オプションにアクセスします。

  • 列: 表に表示されている列を追加または削除します

  • デタッチ: 表をデタッチします(表示オプション)

  • ソート: 昇順または降順に列をソートします

  • 並替え: 表示されている列の順序を変更します

  • 例による問合せ

外部JNDIプロバイダの構成

外部JNDIプロバイダは、WebLogic Server環境の外部にあるJNDIツリーを表します。これは、別のサーバー環境内にあるJNDIツリーでも、外部Javaプログラム内のJNDIツリーでもあり得ます。外部JNDIプロバイダを設定することで、WebLogic Serverインスタンス内でバインドされたオブジェクトを使用する場合と同じくらい容易に、リモート・オブジェクトをルックアップおよび使用できます。つまり、単一のWebLogic Server接続を使用して、ローカル・オブジェクトにもリモート・オブジェクトにもアクセスできます。

この項では、次のタスクを取り上げます。

外部JNDIプロバイダの一般設定の構成

特定の外部JNDIプロバイダの一般設定を構成するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。
  2. 「外部JNDIプロバイダ」表で、構成する外部JNDIプロバイダの名前を選択します。
  3. 「構成」を選択し、「一般」を選択します。
  4. 「一般設定」ページから、この外部JNDIプロバイダの次のような構成情報を表示および定義できます。
    • 名前

    • スコープ

    • 初期コンテキスト・ファクトリ

    • プロバイダURL

    • ユーザー

    • パスワード

    • パスワードの確認

    • プロパティ

    これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

  5. 「適用」をクリックします。

外部JNDIオブジェクト・リンクの構成

外部JNDIオブジェクト・リンクは、外部(リモート)のJNDIツリーにあるオブジェクトへのローカル・リンクを表します。外部JNDIプロバイダを作成後に、ローカルJNDIツリーにある名前と、リモート・ツリーにあるオブジェクトとの間に関係を設定する外部JNDIリンクを追加できます。

外部JNDIオブジェクト・リンクを構成するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。
  2. 「外部JNDIプロバイダ」表で、構成する外部JNDIプロバイダの名前を選択します。
  3. 「構成」「リンク」の順に選択します。
  4. 「リンク」ページから、この外部JNDIプロバイダに関連付けられている外部JNDIオブジェクト・リンクに関する次のような構成情報を表示できます。
    • 名前

    • ローカルJNDI名

    • リモートJNDI名

    これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

  5. 新しい外部JNDIリンクを作成するには、「作成」をクリックします。外部JNDIオブジェクト・リンクの作成を参照してください。
  6. 既存の外部JNDIリンクを削除するには、外部JNDIリンクを選択して「削除」をクリックします。

外部JNDIオブジェクト・リンクの作成

JNDIプロバイダへのオブジェクト・リンクを作成するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。
  2. 「外部JNDIプロバイダ」表で、オブジェクト・リンクを作成する外部JNDIプロバイダの名前を選択します。
  3. 「構成」「リンク」の順に選択します。
  4. 「作成」をクリックします。
  5. 次の各ページで、新しい外部JNDIオブジェクト・リンクの構成設定を定義します。
  6. 「作成」をクリックします。

一般構成

「一般構成」ページで、新しい外部JNDIオブジェクト・リンクの一般的な構成設定を定義できます

  • 名前: 外部JNDIリンクの名前を入力します。

  • ローカルJNDI名: ローカル・サーバーのJNDIツリーでリモートJNDIオブジェクトにバインドされ、ローカル・サーバーのオブジェクトをルックアップするために使用される名前を指定します。

  • リモートJNDI名: 外部JNDIディレクトリでルックアップされる、リモート・オブジェクトの名前を指定します。

これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

確認

「確認」ページで、この外部JNDIオブジェクト・リンクの構成を確認します。

「構成オプション」を参照してください。

1つの外部JNDIオブジェクト・リンクの構成

外部JNDIオブジェクト・リンクは、外部(リモート)のJNDIツリーにあるオブジェクトへのローカル・リンクを表します。外部JNDIプロバイダを作成後に、ローカルJNDIツリーにある名前と、リモート・ツリーにあるオブジェクトとの間に関係を設定する外部JNDIリンクを追加できます。

この項では、次のタスクを取り上げます。

外部JNDIリンクの一般設定の構成

外部JNDIオブジェクト・リンクの一般設定を構成するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。
  2. 「外部JNDIプロバイダ」表で、構成する外部JNDIプロバイダの名前を選択します。
  3. 「構成」「リンク」の順に選択します。
  4. 「外部JNDIリンク」表で、構成する外部JNDIオブジェクト・リンクの名前を選択します。
  5. 「一般」を選択します。
  6. 「一般」ページから、この外部JNDIオブジェクト・リンクに関する次のような一般情報を構成できます。
    • 名前

    • ローカルJNDI名

    • リモートJNDI名

    これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

  7. 「適用」をクリックします。

外部JNDIリンクのノートの作成

この外部JNDIリンクの構成を説明するノートを作成するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。
  2. 「外部JNDIプロバイダ」表で、構成する外部JNDIプロバイダの名前を選択します。
  3. 「構成」「リンク」の順に選択します。
  4. 「外部JNDIリンク」表で、構成する外部JNDIオブジェクト・リンクの名前を選択します。
  5. 「ノート」を選択します。
  6. 「ノート」ページでノートを入力します。

    「構成オプション」を参照してください。

  7. 「保存」をクリックします。

外部JNDIプロバイダのタグの構成

特定の外部JNDIプロバイダのタグを構成するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。
  2. 「外部JNDIプロバイダ」表で、構成する外部JNDIプロバイダの名前を選択します。
  3. 「タグ」を選択します。
  4. 「タグ」ページで、この外部JNDIプロバイダに関連付けられているタグを構成できます。
    • 「新規タグの追加」で、タグ名を入力して新しいタグを作成します。

    • 「タグ」で、既存のタグを「使用可能」列から「選択済」列に移動して、そのタグを外部JNDIプロバイダに関連付けます。

    「構成オプション」を参照してください。

  5. 「適用」をクリックします。

外部JNDIプロバイダのターゲット指定

特定の外部JNDIプロバイダのターゲットを指定するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。
  2. 「外部JNDIプロバイダ」表で、構成する外部JNDIプロバイダの名前を選択します。
  3. 「ターゲット」を選択します。
  4. 「ターゲット」ページから、この外部JNDIプロバイダのターゲットにするWebLogic Serverインスタンスおよびクラスタを指定できます。
  5. 「保存」をクリックします。

外部JNDIプロバイダのノートの作成

この外部JNDIプロバイダの構成を説明するノートを作成するには:

  1. 「WebLogicドメイン」メニューから、「その他のサービス」「外部JNDIプロバイダ」の順に選択します。
  2. 「外部JNDIプロバイダ」表で、構成する外部JNDIプロバイダの名前を選択します。
  3. 「ノート」を選択します。
  4. 「ノート」ページでノートを入力します。
  5. 「保存」をクリックします。