22 WebLogic Server OTDランタイム

この章では、Oracle Traffic Director (OTD)のランタイム構成を登録およびモニターするために実行するタスクについて説明します。OTDは、受信したクライアント・リクエストを大規模エンタープライズ向けのOracle WebLogic Server Multitenant (MT)デプロイメント・トポロジに分散させることができ、サーバーのライフ・サイクルおよびドメイン・パーティション管理の統合されたエンド・ツー・エンドの管理を可能にします。

ロード・バランシングのためのOTDの使用方法の詳細手順は、WebLogic Server MTの使用のOracle Traffic Directorの構成を参照してください。

注意:

ドメイン・パーティションにログインしている場合は、「ドメイン・パーティション」メニューからナビゲートします。

この章の内容は次のとおりです。

OTDランタイムの登録

OTDランタイムは、ドメイン・パーティションで使用する前に登録する必要があります。

新しいOTDランタイム構成を登録するには:

OTDランタイムを作成します。このタスクには、OTD管理サーバーを使用します。
手順の詳細は、WebLogic Server MTの使用のOracle Traffic Directorの構成を参照してください。
「WebLogicドメイン」メニューから、「環境」、「OTDランタイム」の順に選択します。
「OTDランタイム」表には、現在のドメイン内で構成されている各ランタイムに関する次のような情報が表示されます。
- 名前
- OTD構成名
  
  管理サーバー・ホスト
  
  管理サーバー・ポート
  
  ユーザー名
  
  OTDドメイン名
「レジスタ・ランタイム」をクリックします。
「ランタイムの登録」ページで、ランタイムの構成設定を定義します。
- ランタイム名: 新しいランタイムの選択の名前を入力します。
- OTD構成名: 登録する既存のOTD構成の名前を入力します。これは、OTD管理サーバーでOTD構成を作成したときに指定した正確な名前です。
- 管理サーバー・ホスト: OTD管理サーバーのホスト名を入力します。
- 管理サーバー・ポート: OTD管理サーバーのポート名を入力します。たとえば、8001です。
- ユーザー名: OTD管理サーバーの管理者のユーザー名を入力します。たとえば、weblogicです。
- パスワード: OTD管理サーバーの管理者のパスワードを入力します。
- OTDドメイン名: OTDインスタンスのドメイン名を入力します。たとえば、otd_domainです。
「OK」をクリックします。

これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

OTDランタイムとドメイン・パーティションの関連付け

OTDランタイムとドメイン・パーティションを関連付けるには:

OTDランタイムを作成します。このタスクには、OTD管理サーバーを使用します。
手順の詳細は、WebLogic Server MTの使用のOracle Traffic Directorの構成を参照してください。
「OTDランタイムの登録」の説明に従ってOTDランタイムを登録します。
「WebLogicドメイン」メニューから、「環境」、「ドメイン・パーティション」の順に選択します。
「ドメイン・パーティション」表には、現在のドメイン内で構成されている各パーティションに関する情報が表示されます。
OTDランタイムを構成するドメイン・パーティションを選択します。
「ドメイン・パーティション」メニューから、「管理」、「ロード・バランシング構成」の順に選択します。
「ロード・バランシングにOTDを使用します」のコントロールを設定します。
OTDランタイムのメニューから、登録したOTDランタイムを選択します。
「保存」をクリックします。

これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。

OTDランタイムのモニター

ドメイン・パーティションのOTDランタイムをモニターするには:

「WebLogicドメイン」メニューから、「環境」、「ドメイン・パーティション」の順に選択します。
「ドメイン・パーティション」表には、現在のドメイン内で構成されている各パーティションに関する情報が表示されます。

パーティションがOTDに関連付けられている場合は、「パーティション」表にOTDのパーティション名が表示されます。
OTDランタイムをモニターするドメイン・パーティションを選択します。
「ドメイン・パーティション」メニューから、「管理」、「ロード・バランシング構成」の順に選択します。
「ロード・バランシングにOTDを使用します」コントロールが設定されている場合は、OTDランタイム・メニューに、現在のドメイン・パーティションで使用されているランタイムの名前が示されます。

OTDランタイムの構成

既存のOTDランタイムは変更できません。変更するには、新しいOTDランタイムを作成して必要とする変更を行う必要があり、必要に応じて既存のOTDランタイムを削除します。

新しいOTDランタイム構成を構成するには:

OTDランタイムを作成します。このタスクには、OTD管理サーバーを使用します。
手順の詳細は、WebLogic Server MTの使用のOracle Traffic Directorの構成を参照してください。
「WebLogicドメイン」メニューから、「環境」、「OTDランタイム」の順に選択します。
「OTDランタイム」表には、現在のドメイン内で構成されている各ランタイムに関する次のような情報が表示されます。
- 名前
- OTD構成名
  
  管理サーバー・ホスト
  
  管理サーバー・ポート
  
  ユーザー名
  
  OTDドメイン名
「新規ランタイムの登録」をクリックします。
「ランタイムの登録」ページで、ランタイムの構成設定を定義します。
- ランタイム名: 新しいランタイムの選択の名前を入力します。
- OTD構成名: 登録する既存のOTD構成の名前を入力します。これは、OTD管理サーバーでOTD構成を作成したときに指定した正確な名前です。
- 管理サーバー・ホスト: OTD管理サーバーのホスト名を入力します。
- 管理サーバー・ポート: OTD管理サーバーのポート名を入力します。たとえば、8001です。
- ユーザー名: OTD管理サーバーの管理者のユーザー名を入力します。たとえば、weblogicです。
- パスワード: OTD管理サーバーの管理者のパスワードを入力します。
- OTDドメイン名: OTDインスタンスのドメイン名を入力します。たとえば、otd_domainです。
「OK」をクリックします。
「WebLogicドメイン」メニューから、「環境」、「ドメイン・パーティション」の順に選択します。
「ドメイン・パーティション」表には、現在のドメイン内で構成されている各パーティションに関する情報が表示されます。
OTDランタイムを構成するドメイン・パーティションを選択します。
「ドメイン・パーティション」メニューから、「管理」、「ロード・バランシング構成」の順に選択します。
「ロード・バランシングにOTDを使用します」のコントロールを設定します。
OTDランタイムのメニューから、先ほど登録したOTDランタイムを選択します。
「保存」をクリックします。
「WebLogicドメイン」メニューから、「環境」、「OTDランタイム」の順に選択します。
「OTDランタイム」表には、現在のドメイン内で構成されている各ランタイムに関する情報が表示されます。
必要に応じて、OTDランタイムの隣をクリックして、「削除」をクリックします。

これらのフィールドの詳細は、構成オプションを参照してください。