クラスタ: 構成: 全般
構成オプション 詳細な構成オプション 関連タスク 関連トピック
このページでは、このクラスタの全般的な設定を定義できます。
構成オプション
名前 説明 名前 この構成の名前。WebLogic ServerはMBeanを使用して構成を実装および永続化します。
MBean属性:
ClusterMBean.Name
デフォルトのロード・バランス・アルゴリズム 特定のサービスに対してどのロード・バランシングも指定されていない場合に、レプリケートされたサービス間のロード・バランシングで使用されるアルゴリズムを定義します。「
ラウンドロビン
」アルゴリズムでは、WebLogic Serverインスタンスのリストを順番に従って周期的にロード・バランシングします。「重みベース
」ロード・バランシングは、「ラウンドロビン」アルゴリズムを向上させたもので、各サーバーにあらかじめ割り当てられた重みを考慮します。「ランダム
」ロード・バランシングでは、リクエストはランダムにサーバーへルーティングされます。MBean属性:
ClusterMBean.DefaultLoadAlgorithm
クラスタ・アドレス クライアントがこのクラスタに接続するために使用するURLの一部となるアドレス。このアドレスはEJBハンドルおよびエンティティEJBのフェイルオーバー・アドレスを生成するために使用されます(このアドレスは、複数のIPアドレスにマップするDNSホスト名でも、単一アドレスのホスト名またはIPアドレスをカンマで区切ったリストでも構いません)。
クライアントでこのクラスタへの接続に使用されるアドレスを定義します。このアドレスは、複数のIPアドレスにマップするDNSホスト名でも、単一アドレスのホスト名またはIPアドレスをカンマで区切ったリストでも構いません。ネットワーク・チャネルが構成されている場合には、チャネルごとにクラスタ・アドレスを設定することもできます。
MBean属性:
ClusterMBean.ClusterAddress
クラスタ・アドレス内のサーバー数 クラスタ・アドレスを自動的に生成するときに、このクラスタからリストされるサーバー数。「クラスタ・アドレス」が明示的に設定されている場合、この設定は影響力を持ちません。
MBean属性:
ClusterMBean.NumberOfServersInClusterAddress
最小値:
1
トランザクション・アフィニティの有効化 有効な場合、サーバーのトランザクション・リクエストは、すでにグローバル・トランザクションに参加しているクラスタ内のサーバーに移動します。
MBean属性:
ClusterMBean.TxnAffinityEnabled
同時単一アクティブ化の有効化 複数のシングルトン・サービスを同時にアクティブ化、非アクティブ化または再起動できるかどうかを指定します。
詳細な構成オプション
名前 説明 WebLogicプラグインの有効化 このクラスタがプロキシ・プラグインまたは
HttpClusterServlet
からのリクエストを受信する場合に指定します。「WebLogicプラグインの有効化」では、選択できる3つの値があります。
- クラスタがプロキシ・プラグインまたは
HttpClusterServlet
からのリクエストを受信する場合、「はい」を選択します。getRemoteAddr
を呼び出すと、Webサーバーではなく、独自のWL-Proxy-Client-IPヘッダーからブラウザ・クライアントのアドレスが戻されます。config.xml
ファイルのweblogic-plugin-enabled
パラメータを無効にする(weblogic-plugin-enabled=false
)場合、「いいえ」を選択します。- このクラスタがドメインの「WebLogicプラグインの有効化」に選択した値を継承する場合、「継承」を選択します。
ノート: Oracle HTTP Server、WebLogicプロキシ・プラグインまたはOracle Traffic Directorを使用して管理対象サーバーまたはクラスタにクライアント・リクエストを配信する場合は、「はい」を選択することをお薦めします。
プロキシされるリクエストを、クラスタ化されていないサーバーで受信する場合は、「サーバー」→「構成」→「全般」ページを使用して、この属性をサーバー・レベルで設定できます。
WeblogicPluginEnabled
は、ClusterMBean
とServerMBean
の両方にあります。ClusterMBean
はServerMBean
をオーバーライドします。MBean属性:
ClusterMBean.WeblogicPluginEnabled
サービス期間しきい値 2つの競合するサービスがある場合に、それらの一方が他方より古いと判断される基準となる存続時間の差(秒)。
MBean属性:
ClusterMBean.ServiceAgeThresholdSeconds
最小値:
0
最大値:
65534
メンバーのウォームアップ・タイムアウト クラスタのメンバーがクラスタ内の他のサーバーを検出して同期するまでに待機する最大秒数。通常、メンバーは30秒以内に同期できます。この属性に大きな値を設定することが、必ずしもメンバーのウォームアップにかかる時間が長くなることを意味するわけではありません。そうではなく、このプロパティはサーバーが検出した他のサーバーとの同期を待機する時間の上限を定義するものです。この値を0に設定した場合、サーバーの初期化時にクラスタ内で実行されている他のサーバーの検出が試行されなくなります
MBean属性:
ClusterMBean.MemberWarmupTimeoutSeconds
最小値:
0
サービス・アクティブ化リクエスト・レスポンス・タイムアウト サービスがクラスタ・メンバーからのレスポンスを待機する最大時間(ミリ秒)。
MBean属性:
ClusterMBean.ServiceActivationRequestResponseTimeout