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クラスタの構成

始める前に

クラスタおよび管理対象サーバーを作成していることを確認します。管理対象サーバーの作成については、管理対象サーバーの作成を参照してください。

新しいドメイン内に新規のクラスタを構成する場合は、構成ウィザードの使用をお薦めします。クラスタ化されたドメインの作成方法については、Oracle WebLogic Serverのクラスタの管理WebLogicクラスタの設定を参照してください。

クラスタのメッセージング・モード(ユニキャストまたはマルチキャスト)の選択の詳細は、クラスタ内通信を参照してください。


クラスタの基本的な構成を行うには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 管理コンソールの左ペインで、「環境」→「クラスタ」を選択します。

    「クラスタのサマリー」表には、ドメインで定義されている全クラスタが表示されます。

  3. 「クラスタ」表で、構成するクラスタを選択します。
  4. 「構成」→「全般」を選択します。
    1. 「デフォルトのロード・バランス・アルゴリズム」でレプリケートされたサービス間の負荷分散に使用するアルゴリズムを定義します。

      詳細は、クラスタでのロード・バランシングを参照してください。

    2. 「クラスタ・アドレス」に、クライアントがこのクラスタへの接続に使用するURLの一部となるアドレスを入力します。
    3. 明示的にクラスタ・アドレスを設定しない場合は、「クラスタ・アドレス内のサーバー数」で、クラスタ・アドレスを自動的に生成する際にクラスタからリストされるサーバー・インスタンスの数を更新します。
    4. 必要に応じて、「トランザクション・アフィニティの有効化」で、トランザクション・アフィニティを有効化して、クラスタ化されたリクエストの処理中に選択するグローバル・トランザクションに参加しているサーバー・インスタンスを許可できます。
    5. オプションで、「同時シングル・アクティブ化の有効化」を選択して、複数のシングルトン・サービスを同時にアクティブ化、非アクティブ化または再起動できるかどうかを指定します。
    6. 必要に応じて「詳細」を展開し、このクラスタの詳細設定を定義します。
  5. 「構成」→「メッセージング」を選択します。
    1. 「メッセージング・モード」で、このクラスタで使用するメッセージング・モードを選択します。

      既存のWebLogic Server環境内でクラスタを作成している場合、または旧バージョンのWebLogic Serverとの下位互換性を確保する必要がある場合は、マルチキャスト・メッセージング・タイプを使用する必要があります。IPマルチキャストは、複数のアプリケーションが指定されたIPアドレスとポート番号にサブスクライブしてメッセージをリスニングできるようにする単純なブロードキャスト技術です。

    2. ユニキャスト・メッセージング・モードを使用している場合は、「ユニキャスト・ブロードキャスト・チャネル」にユニキャスト・ブロードキャスト・チャネルを入力します。このチャネルは、クラスタ内のメッセージを送信するために使用されます。チャネルを指定しなかった場合は、デフォルトのチャネルが使用されます。

      ノート: カスタム・ユニキャスト・ブロードキャスト・チャネルでは、「アウトバウンドの有効化」属性をtrueに設定する必要があります。カスタム・ネットワーク・チャネルの構成を参照してください。

    3. マルチキャスト・メッセージ・モードを使用している場合は、次の手順に従います。

      「マルチキャスト・アドレス」に、新しい動的クラスタのマルチキャスト・アドレスを入力します。マルチキャスト・アドレスは、224.0.0.0から239.255.255.255の範囲のIPアドレスです。WebLogic Serverで使用されるデフォルト値は239.192.0.0です。このアドレスは、このクラスタに対して一意である必要があり、他のアプリケーションとは共有できません。

      「マルチキャスト・ポート」に、新しい動的クラスタのマルチキャスト・ポートを入力します。マルチキャスト・ポートは、クラスタ・メンバーが相互に通信するために使用されます。有効な値は1から65535までです。

    4. 必要に応じて「詳細」を展開し、このクラスタのメッセージング設定を定義します。
  6. 保存」をクリックします。
  7. さらに詳細な構成オプションについては、次のトピックを参照してください。
  8. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

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