管理コンソール・オンライン・ヘルプ

前 次 新規ウィンドウで目次を開く
ここから内容の開始

サーバー

列の表示     関連タスク     

サーバーとは、独自のJava仮想マシン(JVM)で動作し、独自の構成を持つWebLogic Serverインスタンスです。

このページでは、現在のWebLogic Serverドメイン内に構成されている各サーバーの概要を示します。

ドメインを作成する場合、管理サーバーも作成します。管理サーバーでは、Administration Consoleを実行し、構成の変更をドメイン内の他のサーバーに配布します。一般的なプロダクション環境では、1つまたは複数の管理対象サーバーをドメインに作成してビジネス・アプリケーションをホストし、管理サーバーは管理対象サーバーの構成とモニターにのみ使用します。

列の表示

この表のカスタマイズ」を展開して「列の表示」リストを変更すると、このページに表示されるデータ・ポイントを減らしたり増やしたりできます。それぞれのデータ・ポイントは各自の表列に表示されます。

次の表に、このページの列に表示できるすべてのデータ・ポイントを記載します。

名前 説明
名前

このサーバー・インスタンスの英数字からなる名前。

MBean属性:
ServerMBean.Name

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

タイプ

サーバーのサイト(動的または明示的な構成)。

クラスタ

このサーバーが属するクラスタまたはWebLogic Serverインスタンスのグループの名前。

設定した場合、サーバーはクラスタのマルチキャスト・イベントをリスニングします。

MBean属性:
ServerMBean.Cluster

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

マシン

このサーバーが実行されるWebLogic Serverホスト・コンピュータ(マシン)。

ノード・マネージャを使用してこのサーバーを起動する場合、マシンにサーバーを割り当て、ノード・マネージャ向けにマシンを構成する必要があります。

サーバー・インスタンスがすでに実行中の場合は、この値を変更できません。

MBean属性:
ServerMBean.Machine

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

仮想マシン

WLSがJRVEで実行している場合、このサーバーを実行している仮想マシンの名前を指定します

MBean属性:
ServerMBean.VirtualMachineName

現在のマシン

サーバーが動作しているマシンを返します。サーバーが自動的に移行される場合、これはこの構成とは異なります。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.CurrentMachine

状態

このサーバーの現在のライフ・サイクル状態。

たとえば、リクエストを受信して処理できるRUNNING状態や、管理リクエストのみを受信できるADMIN状態などです。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.State

最後のアクションのステータス

このタスクに関連するステータス情報。

ヘルス

サーバーの自己ヘルス監視によって報告されたサーバーのヘルス状態。

たとえば、リクエストが多すぎてサーバーが過負荷状態になっていないか、メモリー・リソースがもっと必要かどうか、その他の理由で障害が発生しそうかどうかなどを報告できます。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.HealthState

リスニング・ポート

このサーバーが、通常(非SSL)受信接続をリスニングするのに使用する、デフォルトのTCPポート。

ポートにバインディングする前に、管理者に正しい権限がないと操作は失敗し、コンソールに到達不能と表示されます。

このポートが無効になっている場合、SSLポートを有効にする必要があります。追加ポートは、ネットワーク・チャネルを使用して構成可能です。クラスタ(マルチキャスト)ポートは別途構成します。

MBean属性:
ServerMBean.ListenPort

最小値: 1

最大値: 65535

リスニング・アドレス

受信接続をリスニングするのに、このサーバーが使用するIPアドレスまたはDNS名。たとえば、それぞれに12.34.5.67またはmymachineを入力します。

リスニング・アドレスに指定する値がホスト・マシンのURLではないこと、また通信プロトコル、リスニング・ポートまたはチャネルを含んでいないことに注意してください。

サーバーは、次のURLからアクセスできます。

protocol://listen-address:listen-port

このサーバーに対して構成されたどのネットワーク・チャネルでも、このリスニング・アドレスをオーバーライドできます。

サーバーのリスニング・アドレスが未定義の場合、クライアントはサーバーをホストするコンピュータのIPアドレス、ホストに解決されるDNS名、またはlocalhost文字列でサーバーにアクセスできます。localhost文字列は、サーバーと同じコンピュータ上で実行されているクライアントからのリクエストにのみ使用できます。

サーバー・インスタンスの有効なアドレスを制限する場合は、次のいずれかを指定します。

  • IPアドレス。IPアドレスを提供する場合、クライアントはそのIPアドレス、またはIPアドレスにマップするDNS名のいずれかを指定できます。IPアドレスを指定して、SSLポートから接続しようとするクライアントでは、ホスト名検証を無効にする必要があります。

  • DNS名。DNS名を提供する場合、クライアントはDNS名またはそれに対応するIPアドレスのいずれかを指定できます。

複数のIPアドレスを使用するコンピュータ(マルチホーム・コンピュータ)では、リスニング・アドレスを未定義のままにしないでください。そのようなコンピュータでは、使用可能なすべてのIPアドレスにサーバーがバインドされます。

また、デモ用の証明書を複数サーバー構成のドメインで使用している場合、完全修飾DNS名を指定すると管理対象サーバー・インスタンスの起動に失敗します。この制限および推奨される回避策の詳細は、Oracle WebLogic Serverのセキュリティの管理のCertGenの使用に関する制限を参照してください。

MBean属性:
ServerMBean.ListenAddress

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

クラスタの重み

クラスタ内の他サーバーとの比較で、このサーバーにかかる負荷の割合。

すべてのサーバーにデフォルトの重みまたは同じ重みが指定されている場合、各サーバーに同じ割合で負荷がかかります。あるサーバーの重みが50で他のサーバーの重みがすべて100になっている場合は、重みが50のサーバーには他のサーバーの半分の負荷がかかります。

MBean属性:
ServerMBean.ClusterWeight

最小値: 1

最大値: 100

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

実行

ドメインが起動した場合に、このサーバーを実行するかどうか。

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

SSLの有効化
SSLリスニング・ポート

このサーバーがSSL接続リクエストをリスニングするTCP/IPポート。

MBean属性:
SSLMBean.ListenPort

最小値: 1

最大値: 65535

SSLリスニング・ポートの有効化

デフォルトのSSLリスニング・ポートでサーバーにアクセスできるかどうかを示します。

WebLogic Serverドメインに対して管理ポートが有効化されている場合、管理トラフィックは管理ポートを介して伝播し、アプリケーション・トラフィックはリスニング・ポートおよびSSLリスニング・ポートを介して伝播します。管理ポートが無効化されている場合、すべてのトラフィックがリスニング・ポートおよびSSLリスニング・ポートを介して伝播します。

MBean属性:
SSLMBean.Enabled

セキュアな値: true

管理ポート

サーバーのセキュアな管理ポート。このポートでは、ドメインの管理ポートを有効にしており、SSLが構成済で有効になっている必要があります。

デフォルトでは、サーバーは、ドメイン・レベルで指定された管理ポートを使用します。現在のサーバー・インスタンスのドメイン・レベルの管理ポートをオーバーライドするには、このサーバーの管理ポートを設定します。

MBean属性:
ServerMBean.AdministrationPort

最小値: 0

最大値: 65535

セキュアな値: 7002

IIOPの有効化

このサーバーで、IIOPサポートを通常(非SSL)ポートとSSLポートの双方について有効化するかどうかを指定します。

MBean属性:
ServerMBean.IIOPEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

デフォルトIIOPユーザー名

デフォルトIIOPユーザーのユーザー名。(IIOPを有効化する必要があります。)

MBean属性:
ServerMBean.DefaultIIOPUser

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

HTTPDの有効化

HTTPサポートを通常ポートまたはSSLポート上で有効化するかどうか。

MBean属性:
ServerMBean.HttpdEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

リスニング・スレッドの開始遅延秒数

サーバーが、リスニング・スレッドを開始する前にバインドするサーバー・ソケットを待機する最大時間を戻します。

削除を検討するプロパティ

MBean属性:
ServerMBean.ListenThreadStartDelaySecs

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

バックログの受入れ

このサーバーの通常ポートおよびSSLポートに対して許可するバックログされた新しいTCP接続リクエストの数。

バックログを0に設定すると、一部のオペレーティング・システムで、このサーバーは受信接続を受け付けなくなることがあります。

MBean属性:
ServerMBean.AcceptBacklog

最小値: 0

現在のオープン・ソケット数

このサーバーでソケット多重化用に登録されている現在のソケット数。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.OpenSocketsCurrentCount

オープン・ソケット総数

このサーバーのソケット多重化用の合計登録数。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.SocketsOpenedTotalCount

アクティブ化の時刻

サーバーが起動した時刻。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.ActivationTime

現在のヒープ・サイズ

JVMヒープの現在のサイズ(バイト)。

MBean属性:
JVMRuntimeMBean.HeapSizeCurrent

現在の空きヒープ

JVMヒープで現在使用可能なメモリー量(バイト)。

MBean属性:
JVMRuntimeMBean.HeapFreeCurrent

OSバージョン

JVMが動作しているオペレーティング・システムのバージョン。

MBean属性:
JVMRuntimeMBean.OSVersion

WebLogicバージョン

このWebLogic Serverインスタンス(サーバー)のバージョン。

MBean属性:
ServerRuntimeMBean.WeblogicVersion

ロックアウトされているユーザー総数

MBean属性:
ServerSecurityRuntimeMBean.UserLockoutTotalCount

無効なログイン試行総数

MBean属性:
ServerSecurityRuntimeMBean.InvalidLoginAttemptsTotalCount

ロック中のログイン試行総数

MBean属性:
ServerSecurityRuntimeMBean.LoginAttemptsWhileLockedTotalCount

無効なログイン・ユーザー最大数

MBean属性:
ServerSecurityRuntimeMBean.InvalidLoginUsersHighCount

ロック解除されたユーザー総数

MBean属性:
ServerSecurityRuntimeMBean.UnlockedUsersTotalCount

Javaバージョン

JVMのJavaバージョン。

MBean属性:
JVMRuntimeMBean.JavaVersion

現在ロック中のユーザー数

MBean属性:
ServerSecurityRuntimeMBean.LockedUsersCurrentCount

プロセッサの負荷

このサーバーの仮想マシンがホスト・コンピュータのすべてのプロセッサに現在かけている負荷。

JACCの有効化

このサーバーをホストするJVMのコマンドラインで、JACC (Java Authorization Contract for Containers)が有効になっていたかどうかを示します。

MBean属性:
ServerSecurityRuntimeMBean.JACCEnabled

Weblogicプラグインの有効化

このサーバーで独自のWL-Proxy-Client-IPヘッダーを使用するかどうかを指定します。

このサーバー・インスタンスで独自のWL-Proxy-Client-IPヘッダーを使用するように指定する場合、この属性をtrueに設定します(これは、サーバー・インスタンスがプロキシ・プラグインからリクエストを受信する場合にお薦めします)。サーバー・インスタンスが、プロキシされたリクエストを受信するクラスタのメンバーである場合は、WebLogicプラグインをクラスタ・レベルで有効化します。クラスタのメンバーであるサーバーでは、クラスタ・レベルの設定がサーバーの設定をオーバーライドします。WebLogicプラグインがクラスタ・レベルで有効な場合にgetRemoteAddrを呼び出すと、Webサーバーではなく、独自のWL-Proxy-Client-IPヘッダーからブラウザ・クライアントのアドレスが戻されます。

config.xmlファイルのweblogic-plugin-enabledパラメータを無効にする場合(weblogic-plugin-enabled=false)、この属性をfalseに設定します。

ノート: Oracle HTTP Server、WebLogicプロキシ・プラグインまたはOracle Traffic Directorを使用して管理対象サーバーまたはクラスタにクライアント・リクエストを配信する場合は、この属性をtrueに設定することをお薦めします。

MBean属性:
ServerMBean.WeblogicPluginEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

関連タスク


先頭に戻る