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JMS接続ファクトリ: 構成: デフォルト配信

構成オプション     関連タスク     関連トピック

このページでは、このJMS接続ファクトリのデフォルトの配信構成パラメータを定義します。これには、デフォルト配信モード、デフォルト存続時間などのパラメータが含まれます。

構成オプション

名前 説明
デフォルト優先度

メッセージに優先度が明示的に定義されていない場合に使用するデフォルトの優先度。

このファクトリで作成された接続で生成され、DefaultPriorityに -1が指定されているすべてのメッセージは、この値を受け取ります。javax.jms.MessageProducer.getPriority()メソッドを呼び出すと、メッセージ・プロデューサは明示的に優先度を取得できます。

この属性は動的です。いつでも変更できます。ただし、値を変更しても既存の接続には影響しません。この接続ファクトリで作成された新しい接続にのみ影響します。

MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
DefaultDeliveryParamsBean.DefaultPriority

最小値: 0

最大値: 9

デフォルト存続時間

メッセージの最大存在時間を示すミリ秒数。この値は、この接続ファクトリを使用する送信側のアプリケーションでtime-to-liveが明示的に設定されない場合およびtime-to-liveが宛先のTimeToLiveOverride属性によって明示的にオーバーライドされない場合に使用されます。値0は、メッセージが無期限に存続することを示します。

メッセージ・プロデューサ・アプリケーションでは、標準のJMS javax.jms.MessageProducer.setTimeToLive(long)メソッドを呼び出すことにより、time-to-liveを明示的に設定できます。javax.jms.Message.setJMSExpiration()を使用してプログラムからtime-to-liveを設定しても効果はありません。JMS仕様に従って、メッセージ・セッターはJMS送信呼出しで無視されます。

この属性は動的です。いつでも変更できます。ただし、値を変更しても既存の接続には影響しません。この接続ファクトリで作成された新しい接続にのみ影響します。

MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
DefaultDeliveryParamsBean.DefaultTimeToLive

最小値: 0

最大値: 9223372036854775807

デフォルト配信時間

メッセージが生成されてからその宛先で表示できるようになるまでの遅延時間(ミリ秒)。

このファクトリで作成されたプロデューサによって生成され、DefaultTimeToDeliverに -1が指定されているすべてのメッセージは、この値を使用します。weblogic.jms.extensions.WLMessageProducer.getTimeToDeliver()メソッドを呼び出すと、メッセージ・プロデューサは明示的に配信時間を取得できます。

この属性は動的です。いつでも変更できます。ただし、値を変更しても既存の接続には影響しません。この接続ファクトリで作成された新しい接続にのみ影響します。

MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
DefaultDeliveryParamsBean.DefaultTimeToDeliver

デフォルト配信モード

メッセージに配信モードが明示的に定義されていない場合に使用されるデフォルトの配信モード。

このファクトリで作成された接続で生成され、DefaultDeliveryModeにnullが指定されているすべてのメッセージは、この値を受け取ります。javax.jms.MessageProducer.getDeliveryMode()メソッドを呼び出すと、メッセージ・プロデューサは明示的に配信モードを取得できます。

この属性は動的です。いつでも変更できます。ただし、値を変更しても既存の接続には影響しません。この接続ファクトリで作成された新しい接続にのみ影響します。

MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
DefaultDeliveryParamsBean.DefaultDeliveryMode

デフォルト再配信遅延

ロールバックまたは回復されたメッセージが再配信されるまでの遅延時間(ミリ秒)。

このファクトリで作成されたコンシューマによって消費され、DefaultRedeliveryDelayに -1が指定されているすべてのメッセージは、この値を使用します。

weblogic.jms.extensions.WLSession.getRedliveryDelay()メソッドを呼び出すと、メッセージ・コンシューマは明示的に再配信遅延時間を取得できます。

この属性は動的です。いつでも変更できます。ただし、値を変更しても既存の接続には影響しません。この接続ファクトリで作成された新しい接続にのみ影響します。

MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
DefaultDeliveryParamsBean.DefaultRedeliveryDelay

最小値: 0

最大値: 9223372036854775807

送信タイムアウト

宛先に、送信されようとしているメッセージ用に利用できる領域が十分にない(割当てがない)場合に、送信側が待機する最長時間(ミリ秒)。

デフォルトの時間は10ミリ秒です。値0は、送信側で領域ができるまで待機しないことを示します。

この属性は動的です。いつでも変更できます。ただし、値を変更しても既存の接続またはその接続のプロデューサには影響しません。この接続ファクトリで作成された新しい接続にのみ影響します。プロデューサでは、そのセッションおよび接続の作成に使用した接続ファクトリから設定を継承します。この値は、実行時にプロデューサに値を設定することによってオーバーライドされる場合があります。

MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
DefaultDeliveryParamsBean.SendTimeout

最小値: 0

最大値: 9223372036854775807

デフォルト圧縮しきい値

シリアライズされたメッセージ本文のバイト数。任意のメッセージがこの制限を超過すると、JMSメッセージ・プロデューサまたまコンシューマによってそのメッセージが送信または受信されたときに、メッセージは圧縮されます。

圧縮は次のいずれかの場合に発生します。

  • JMSメッセージ・プロデューサのJVMがJMSプロバイダのJVMと連結していない場合に、メッセージ本文のサイズがしきい値の制限を超過すると、JMSメッセージ・プロデューサのJVMで圧縮されます。

  • JMSメッセージ・コンシューマのJVMがJMSプロバイダのJVMと連結していない場合に、メッセージ本文のサイズがしきい値の制限を超過すると、JMSプロバイダのJVMで圧縮されます。

MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
DefaultDeliveryParamsBean.DefaultCompressionThreshold

最小値: 0

最大値: 2147483647

プロデューサのデフォルトの順序単位

この接続ファクトリを使用して接続するプロデューサのデフォルトの順序単位名。順序単位を使用すると、複数の宛先間でもメッセージを特定の順序で処理できるようになります。

システム生成」は、順序単位名が自動的に生成されることを示します。「ユーザー生成」は、順序単位名フィールドに指定された名前が採用されることを示します。「なし」を選択した場合、メッセージの順序は強制されません。

MBean属性(アプリケーション・モジュールには適用しない):
DefaultDeliveryParamsBean.DefaultUnitOfOrder

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

ユーザー生成の順序単位名

「プロデューサのデフォルトの順序単位」が「ユーザー生成」の場合の順序単位名を指定します。

関連タスク

関連トピック


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