Spring Bean: 構成
このページでは、このSpring Beanの全般構成について説明します。ページの下にある依存値の表には、このBeanに注入される依存値が表示されます。
Spring Beanは、Spring アプリケーション・コンテキストであるSpringコンテナによってインスタンス化、アセンブル、および管理されるJavaオブジェクトです。Springアプリケーションには1つ以上のSpring Beanが含まれます。
Spring Beanのほとんどの構成属性は静的で、Springアプリケーションの構成ファイルに定義されています。構成属性は表示のみが可能です。管理コンソールを使用して実行時に動的に変更することはできません。
ノート:構成を表示するには、Spring Beanを含むアプリケーションを起動する必要があります。
構成オプション
名前 説明 Bean ID Spring Beanの名前。
アプリケーション・コンテキスト このSpring Beanが定義されているアプリケーション・コンテキストの表示名。アプリケーション・コンテキストは、Springの制御の反転(IoC)コンテナです。
MBean属性:
SpringBeanDefinitionRuntimeMBean.ApplicationContextDisplayName
Beanクラス名 Springアプリケーションのアプリケーション・コンテキストに定義されている、このSpring Beanのクラス名。
リソース このBean定義の元となるリソースの名前。暗黙的に登録されたBeanの場合は空である可能性があります。
MBean属性:
SpringBeanDefinitionRuntimeMBean.ResourceDescription
ロール このBean定義のロールのヒント。ロールは、ROLE_APPLICATION、ROLE_SUPPORT、またはROLE_INFRASTRUCTUREのいずれかです。
スコープ このBeanのスコープ。スコープには、「singleton」、「prototype」の他に、Web固有の値やユーザー定義の値も指定できます。
親Bean ID 親Bean定義の名前(ID)。
シングルトン これがシングルトンSpring Beanかどうか。シングルトンBeanのインスタンスは、各アプリケーション・コンテキストのBean定義ごとに1つのみです。
抽象 このSpring Beanが「抽象」かどうか。抽象Bean定義は、他の定義のベースとして使用できますが、インスタンス化することはできません。
遅延初期化 このBeanを、時間をかけて初期化する必要があるかどうか。時間をかけて初期化されるBeanは、必要になるまでは作成されません。
Autowire候補 このBeanが、他のBeanに自動接続する候補かどうか。
別名 このBean定義の別名を取得します。別名とは、このBean定義の別名です。
依存関係 このBean定義が依存する他のBean定義の名前(ID)を取得します。
列の表示
名前 説明 注入タイプ このBeanに注入される依存値のタイプ:
Constructor
またはProperty
。名前、索引、またはタイプ 注入タイプおよび値に応じて、プロパティ名、コンストラクタ引数インデックス、またはコンストラクタ引数タイプ。
値 注入されたプロパティの文字列の値。