共通分散キューを構成すると、WebLogic Serverによって、JMSモジュールが割り当てられるJMSサーバー上に必要なメンバーが均等に作成されます。これによって、すべての分散宛先のパラメータ(重み、セキュリティ、永続性、ページング、割当てなどに関するパラメータ)を一貫して構成できます。
また分散キュー・メンバーを手動で調整するユーザーにとって従来の重み設定された分散キューの機能が役立ちます。ただし、クラスタにおけるキュー・メンバーの構成およびデプロイに一貫性を持たせるために、共通分散キューを構成することをお薦めします。重み設定された分散キューの作成については、システム・モジュール内の重み設定された分散キューの作成を参照してください。
分散キューを作成するには:
作成した共通分散キューの名前は変更できません。かわりに、それを削除して、新しい名前を使用して別のものを作成する必要があります。
分散キューのJNDI名を指定しない場合、分散キューをサーバー・リソースに割り当てても、JNDIルックアップで使用できるようになりません。そのため、javax.jms.queueSession.createqueue()
APIを使用して、またはアプリケーション・スコープのコンテキストでのみ分散キューにアクセスできます。
「共通」
を使用することをお薦めします。
警告: この時点で「終了」をクリックすると、ターゲット指定の情報なしで共通分散キューが作成されます。その結果、共通分散キューはデプロイされないため、共通分散キュー - サブデプロイメントの指定に従ってサブデプロイメント・ターゲットを手動で選択するまでは、アプリケーションから使用できるようになりません。
ターゲット指定ページでは、親JMSシステム・モジュールのデフォルトのターゲットを受け入れるか、または、この共通分散キューをターゲット指定するためのサブデプロイメント・メカニズムを使用できる、詳細なターゲット指定ページに進むことができます。
「終了」をクリックすると、構成した共通分散キューがモジュールの「リソースの概要」表に追加されます。この表には、デフォルトのターゲットが表示されます。デフォルトのターゲット指定は、共通分散キューの「構成: 全般」→「全般」ページにある「デフォルトのターゲット指定を有効化」チェック・ボックスにも反映されます。
「終了」をクリックすると、構成した共通分散キューがモジュールの「リソースの概要」表に追加されます。この表には、ユーザー定義のサブデプロイメント名とそのターゲットが表示されます。サブデプロイメント・ターゲットは、必要に応じて再構成することもできます。サブデプロイメントの管理に関する詳細は、JMSシステム・モジュールのサブデプロイメントの構成を参照してください。
完了した後に
全般的なプロパティ、しきい値と割当て、プロデューサのオーバーライド、ロギング、配信失敗に関するプロパティなど、新しい共通分散キューの追加のパラメータを構成する場合は、共通分散キューの構成を参照してください。