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Oracle Identity Cloud Integratorプロバイダの構成

始める前に


Oracle Identity Cloud Integratorプロバイダを使用して、Oracle Identity Cloud Serviceに格納されているユーザー、グループおよびOracle Identity Cloud Serviceアプリケーション・ロールにアクセスします。Oracle Identity Cloud Integratorプロバイダは、単一のプロバイダで認証とIDアサーションを組み合せます。ユーザー名とパスワードまたはOracle Identity Cloud Serviceアイデンティティ・トークンを使用して認証できます。

各セキュリティ・レルムには、少なくとも1つの認証プロバイダが構成されている必要があります。「制御フラグ」属性は、各認証プロバイダのLoginModuleを認証プロセスで使用する方法を決定します。JAAS制御フラの設定を参照してください

Oracle Identity Cloud Integratorプロバイダがセキュリティ・レルムに構成されている唯一の認証プロバイダである場合は、WebLogic Serverを起動するOracle Identity Cloud ServiceユーザーがWebLogic Adminロールに割り当てられたグループに追加されているか、ロールが付与されていることを確認します。そうでない場合、WebLogic Serverは起動できません。Oracle Identity Cloud IntegratorプロバイダがOracle Identity Cloud Serviceに接続できないか、例外をスローした場合は、このプロバイダの構成設定が、次のステップに説明に従って正しく設定されていることを確認します。

WebLogic Serverに含まれるすべての認証プロバイダは、アイデンティティ・ドメインをサポートします。Oracle Identity Cloud Integratorプロバイダでは、「任意のアイデンティティ・ドメインの有効化」属性が常にtrueに設定されます。したがって、プロバイダは任意のアイデンティティ・ドメインで定義されたユーザーを認証できます。アイデンティティ・ドメインの詳細は、セキュリティの構成を参照してください。

Oracle Identity Cloud Integratorプロバイダを構成するには:

  1. まだ行っていない場合、管理コンソールのチェンジ・センターで「ロックして編集」をクリックします(チェンジ・センターの使用を参照)。
  2. 左ペインで「セキュリティ・レルム」を選択して、構成するレルムの名前(myrealmなど)をクリックします。
  3. 「プロバイダ」→「認証」を選択して「新規作成」をクリックします。

    「新しい認証プロバイダの作成」ページが表示されます。

  4. 「名前」フィールドで、Oracle Identity Cloud Integratorプロバイダの名前を入力します。
  5. 「タイプ」ドロップダウン・リストから、「OracleIdentityCloudIntegrator」を選択して、「OK」をクリックします。
  6. 「プロバイダ」→「認証」を選択して、構成を行う新しいOracle Identity Cloud Integrator認証プロバイダの名前をクリックします。
  7. Oracle Identity Cloud Integratorプロバイダの「構成」ページで、「共通」タブの必要な値を設定します。複数の認証プロバイダを構成する場合は、JAAS制御フラグの設定を参照してください。

    複数の認証プロバイダを構成している場合は、目的の動作に対応するように、プロバイダごとに制御フラグを設定します(たとえばSUFFICIENT)。

  8. プロバイダ固有」タブを選択します。
  9. 接続」ラベルのセクションでは、次の項目を指定します。
    • Oracle Identity Cloud Serviceをホストするマシンのホストとポート
    • Oracle Identity Cloud Serviceからのユーザーおよびグループが存在するテナントの名前
    • WebLogic Serverで接続を確立するために使用されるOracle Identity Cloud Serviceクライアントの資格証明(クライアントIDおよびクライアント・シークレット)
    • クライアントのテナントの名前(プライマリ・テナントと異なる場合)。
  10. オプションで、SSLEnabledを選択します。
  11. 「保存」をクリックします。
  12. これらの変更をアクティブにするには、管理コンソールのチェンジ・センターで「変更のアクティブ化」をクリックします。
    すべての変更が即座に有効になるわけではありません。再起動が必要なものもあります(チェンジ・センターの使用を参照)。

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