はじめに

このマニュアルでは、Oracle Databaseに付属するOracle Multimediaの使用方法について説明します。マルチメディア・データ・ソースを操作するためのオブジェクト型およびメソッドなど、Oracle Multimedia APIとそのコンポーネントに関する詳細情報を提供します。

Oracle Database 11gリリース1 (11.1)で、Oracle interMediaという名前がOracle Multimediaに変更されました。名前のみの変更で、機能は同じです。

このマニュアルのサンプル・コードは、Oracle Database Examplesメディアに付属するコードとは一致しない可能性があります。システムでOracle Database Examplesメディアに付属するサンプルを実行するには、Oracle Database Examplesメディアに含まれるファイルを使用してください。このガイドに記述されているコードをコンパイルして実行しないでください。

Oracle Databaseおよび使用できる機能とオプションの詳細は、『Oracle Database新機能ガイド』を参照してください。

対象読者

このマニュアルは、データベースのオーディオ、イメージ、ビデオおよび異機種間メディア・データの格納、取得および操作に興味のあるアプリケーション開発者およびデータベース管理者(オーディオ、異機種間メディア・データ、イメージおよびビデオ専門オプションの開発者を含む)を対象としています。このリファレンスを使用する前に、『Oracle Multimediaユーザーズ・ガイド』に記載されている概要をよく理解してください。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

関連ドキュメント

このガイドのリリース後に追加された情報は、<ORACLE_HOME>ディレクトリのオンラインREADME.txtファイルを参照してください。このファイルは、使用しているオペレーティング・システムに応じて、次の場所に存在します

<ORACLE_HOME>/ord/im/admin/README.txt

詳細は、オペレーティング・システム固有のインストレーション・ガイドを参照してください。

開発環境でOracle Multimediaを使用する方法の詳細は、Oracle Databaseのオンライン・ドキュメント・ライブラリにある次のドキュメントを参照してください。

Oracle Locatorの詳細は、『Oracle Spatial and Graph開発者ガイド』を参照してください。

XMLの使用方法の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。

Javaの詳細は、オラクル社が提供するAPIドキュメントを参照してください。

このマニュアルの多くの例では、サンプル・スキーマを使用しています。これらのスキーマの作成方法および使用方法については、『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』を参照してください。

表記規則

Booleanが固有名詞であっても、それをJavaコードで使用する際に大/小文字の区別が必要な場合、このマニュアルではbooleanと表記します。

このガイドでは次の表記規則も使用します。

表記規則 意味

太字

太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。

イタリック

イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

固定幅フォント

固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。

構文の説明

このマニュアルでは、様々なSQL、PL/SQL、その他のコマンドライン構成要素の構文を、図形式またはバッカス・ナウア記法(BNF)で説明しています。これらの説明の解釈方法は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。