このリリースでの『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』の変更内容
この章の内容は次のとおりです。
Oracle Databaseリリース18c, バージョン18.1における変更点
Oracle Databaseリリース18c, バージョン18.1におけるOracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンスの変更内容は次のとおりです。
このリリースにおける新機能の完全なリストについては、Oracle Database新機能ガイドを参照してください。
新機能
この項では、Oracle Databaseリリース18cバージョン18.1のPL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンスにおける主な新機能を示します。
このリリースの新機能は次のとおりです。
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DBMS_DATA_MINING新しいマイニング機能
TIME_SERIESが追加されました。DBMS_DATA_MINING - マイニング機能を参照してください。新しいモデル設定は次のとおりです。新しいソルバー設定ADMMおよびLBFGSが追加されました。DBMS_DATA_MINING - ソルバー設定を参照してください。
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DBMS_DATAPUMPSET_PARAMETERプロシージャのDATA_OPTIONSパラメータの下のExport操作で新しい値KU$_DATAOPT_XMLTYPE_CLOBがサポートされます。 -
SET_PARAMETERプロシージャを参照してください
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DBMS_HPROF新しい
CREATE_TABLESプロシージャを使用すると、ユーザーのセッションで階層プロファイラ・データベース表およびデータ構造を作成できます。 -
DBMS_INMEMORY_ADMIN2つのプロシージャが
DBMS_INMEMORY_ADMINパッケージに新しく追加されました。 -
DBMS_MEMOPTIMIZE新しいパッケージ
DBMS_MEMOPTIMIZEは、memoptimizeプールのデータを管理するためのインタフェースを提供します。DBMS_MEMOPTIMIZEを参照してください
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DBMS_PDB新しいプロシージャがDBMS_PDBパッケージに追加されました。
EXPORTRMANBACKUPプロシージャを参照してください
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DBMS_WORKLOAD_REPLAYパッケージ
DBMS_WORKLOAD_REPLAYのLOAD_LONG_SQLTEXTプロシージャは、取得したSQL文のうち、1000文字を超えるものをDBA_WORKLOAD_LONG_SQLTEXTビューにロードします。 -
UTL_I18Nパッケージ
UTL_I18Nの新しいオーバーロードされたファンクションVALIDATE_CHARACTER_ENCODINGは、VARCHAR2、NVARCHAR2、CLOBおよびNCLOBデータの文字エンコードを検証します。VALIDATE_CHARACTER_ENCODINGファンクションを参照してください
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DBMS_SODA新しいパッケージ
DBMS_SODAは、Oracle DatabaseをNoSQLドキュメント・ストアとして使用できるように、Simple Oracle Document Access (SODA)を実装するPL/SQLパッケージです。DBMS_SODAを参照してください
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DBMS_TF新しいDBMS_TFパッケージには、多相表関数(PTF)実装のためのユーティリティが含まれています。
DBMS_TFを参照してください
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SODAタイプ
非推奨となった機能
Oracle Databaseリリース18cバージョン18.1の『PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』で非推奨となった機能を示します。
次の機能は、このリリースでは非推奨であり、将来のリリースではサポートされなくなる可能性があります。
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拡張データ・タイプ・サポート(EDS)は、
DBMS_LOGSTDBYパッケージでは非推奨となりました。EDSでサポートされているすべてのOracleのデータ型は、ロジカル・スタンバイまたはOracle GoldenGateでネイティブにサポートされています。 -
DBMS_LOCK.SLEEPプロシージャは非推奨となりました。かわりに
DBMS_SESSION.SLEEPプロシージャを使用してください。 -
*GET_MODEL_DETAILSは非推奨となり、モデル・ディテール・ビューがかわりに使用されます。非推奨となった機能のリストについてはDBMS_DATA_MININGサブプログラムの要約を、非推奨となったタイプについては推奨されないタイプを参照してください。モデル・ディテール・ビューについてはOracle Data Miningユーザーズ・ガイドを、カタログ・ビューについてはOracle Databaseリファレンスを参照してください。 -
DBMS_XMLQUERYパッケージは非推奨となりましたかわりに
DBMS_XMLGENを使用してください。 -
DBMS_XMLSAVEパッケージは非推奨となりましたかわりに
DBMS_XMLSTOREを使用してください。 -
次のOracle Multimediaパッケージおよびタイプは非推奨となりました。
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ORD_AUDIO -
ORD_DOC -
ORD_IMAGE -
ORD_VIDEO -
Oracle Multimedia ORDAudio -
Oracle Multimedia ORDDoc -
Oracle Multimedia ORDImage -
Oracle Multimedia ORDVideo
メタデータ抽出やイメージの処理および変換には、Oracle Multimediaのかわりに、Oracle SecureFilesをサードパーティ製品とともに使用してください。
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サポート対象外機能
この項では、Oracle Databaseリリース18cバージョン18.1の『PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』でサポートされなくなった機能を示します。
このリリースでサポートされなくなった機能は次のとおりです。
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次のサブプログラムは、
DBMS_XDBパッケージでサポートされなくなりました。-
ADDHTTPEXPIREMAPPING -
ADDMIMEMAPPING -
ADDSCHEMALOCMAPPING -
ADDSERVLETMAPPING -
ADDSERVLETSECROLE -
ADDXMLEXTENSION -
CFG_GET -
CFG_REFRESH -
CFG_UPDATE -
DELETEHTTPEXPIREMAPPING -
DELETEMIMEMAPPING -
DELETESCHEMALOCMAPPING -
DELETESERVLET -
DELETESERVLETMAPPING -
DELETESERVLETSECROLE -
DELETEXMLEXTENSION -
GETFTPPORT -
GETHTTPPORT -
GETLISTENERENDPOINT -
SETFTPPORT -
SETHTTPPORT -
SETLISTENERENDPOINT -
SETLISTENERLOCALACCESS
かわりにパッケージ
DBMS_XDB_CONFIGで使用可能なサブプログラムを使用してください。 -
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次の初期化パラメータは、DBMS_LOGMNR_Dパッケージでサポートされなくなりました。
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UTL_FILE_DIR
かわりにディレクトリ・オブジェクトを使用してください。
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次の定数は、
DBMS_XDBパッケージでサポートされなくなりました。-
XDB_ENDPOINT_HTTP -
XDB_ENDPOINT_HTTP2 -
XDB_PROTOCOL_TCP -
XDB_PROTOCOL_TCPS
かわりにパッケージ
DBMS_XDB_CONFIGで使用可能な定数を使用してください。 -
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次のサブプログラムは、
DBMS_XMLSCHEMAパッケージでサポートされなくなりました。-
GENERATESCHEMA
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GENERATESCHEMAS
これらのサブプログラムにかわるものはなく、この変更に対する回避策はありません。
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DBMS_XMLTRANSLATIONSパッケージはサポートされなくなりました。これらのサブプログラムにかわるものはなく、この変更に対する回避策はありません。