9.1 Oracle Database QoS Managementが有効になっているかどうかの判断

階層方法でOracle Database QoS Managementを有効化します。レベル2および3は、構成されている前のレベルに依存します。

  1. クラスタ: すべての操作に必要

  2. サーバー・プール: サーバー・プールのノード上の操作に必要

  3. データベース: 任意の操作に必要

同じOracle RACクラスタ内に複数のデータベースがある場合、そのすべてがOracle Database QoS Managementによって管理されているとはかぎりません。マルチテナント・データベースに対してOracle Database QoS Managementを有効化する場合、Oracle Database QoS Managementは、そのコンテナ・データベース(CDB)のすべてのプラガブル・データベース(PDB)に対して有効化されます。

9.1.1 データベースの有効ステータスの確認

データベースがOracle Database QoS Managementで管理されているかどうかを判断するには、次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlにログインし、確認するデータベース・ターゲットを選択します。
  2. ターゲットのメニューから、「クラスタ・データベース」「ターゲット情報」の順に選択します。
  3. 「ターゲット情報」ウィンドウの下部で、このデータベースに対してOracle Database QoS Managementが有効になっている場合、「QoSステータス」の値は「有効」である必要があります。

9.1.2 クラスタの有効ステータスの確認

Oracle Enterprise Manager Cloud Controlを使用して、Oracle Database QoS Managementがクラスタに対して有効になっているかどうかを判断できます。

クラスタがOracle Database QoS Managementで管理されているかどうかを判断するには、次の手順を実行します。

  1. Cloud Controlにログインし、確認するクラスタ・ターゲットを選択します。
  2. ターゲットのメニューから、「管理」「サービスのクオリティ管理」「ダッシュボード」の順に選択します。
  3. 要求されたら、QoSAdminユーザーとしてログインします。
  4. ダッシュボードの「一般」セクションで、「QoSステータス」の値をチェックします。ステータス値が「有効」の場合は、クラスタがOracle Database QoS Managementによって管理されています。