8 Oracle RACデータ・ファイル用のDirect NFSクライアントの構成
Direct NFSクライアントは、Oracleが提供する、NFSシステム用のインタフェースです。
- Direct NFSクライアントの記憶域について
Direct NFSクライアントは、NFSクライアント機能をOracleソフトウェアに直接統合して、OracleとNFSサーバー間のI/Oパスを最適化します。この統合により、パフォーマンスが大幅に向上します。 - Direct NFSクライアントのoranfstabファイルの作成
Direct NFSクライアントを使用する場合は、構成ファイルoranfstab
を作成して、Oracle DatabaseでDirect NFSクライアントを使用できるようにするオプション、属性およびパラメータを指定する必要があります。 - oranfstabファイルの構成可能な属性
oranfstab
ファイルで様々な設定を構成できます。 - Direct NFSクライアントを使用したNFSストレージ・デバイスのマウント
Direct NFSクライアントでは、oranfstabの構成情報に基づいてNFSストレージ・デバイスに対するマウント・ポイント設定が決定されます。Direct NFSクライアントでは、最初に検出されるエントリがマウント・ポイントとして使用されます。 - NFSサーバーのネットワーク・パスの指定
Direct NFSクライアントでは、NFSサーバー用のoranfstab
ファイルに定義されている最大4つのネットワーク・パスを使用できます。 - Direct NFSクライアントの有効化
Direct NFSクライアントを有効にするには、oranfstab
ファイルをOracle_home\dbs
ディレクトリに追加して、Oracle Databaseソフトウェアが使用する関連DLLファイルを変更する必要があります。 - ORADNFSユーティリティを使用した基本的なファイル操作の実行
ORADNFSは、データベース管理者がMicrosoft WindowsプラットフォームのDirect NFSクライアントで基本的なファイル操作を実行できるユーティリティです。 - Direct NFSクライアントの使用の監視
Direct NFSクライアントを監視するには、データ・ディクショナリ・ビューを使用します。 - Direct NFSクライアントのNFSのOracle Disk Management制御の無効化
Direct NFSクライアントを使用しなくなった場合は、無効にできます。