8.4 Direct NFSクライアントを使用したNFSストレージ・デバイスのマウント

Direct NFSクライアントでは、oranfstabの構成情報に基づいてNFSストレージ・デバイスに対するマウント・ポイント設定が決定されます。Direct NFSクライアントでは、最初に検出されるエントリがマウント・ポイントとして使用されます。

Oracle DatabaseでDirect NFSクライアントを使用してNFSサーバーを開くことができない場合は、Direct NFSクライアントを確立できなかったことを示すエラー・メッセージがOracleアラート・ファイルおよびトレース・ファイルに書き込まれます。

注意:

インスタンスごとにアクティブなDirect NFSクライアントを1つのみ実装できます。インスタンスでDirect NFSクライアントを使用すると、別のDirect NFSクライアントは実装できなくなります。

Direct NFSクライアントでは、16384バイト以上のNFS読取り/書込みバッファをサポートするNFSサーバーを必要とします。

Direct NFSクライアントでは、wtmaxの粒度でNFSサーバーへの書込みが発行されます。Direct NFSクライアントは、wtmaxが16384未満のNFSサーバーでは機能しません。推奨される値は32768です。

関連項目:

Direct NFSクライアントでサポートされているファイル・タイプのリストは、「Oracle Grid InfrastructureおよびOracle RACでサポートされている記憶域オプション」を参照してください。