7.6 インストール前に行うOracle ASM用のディスク・パーティションのマーキング
WindowsシステムでOUIに表示されるパーティションは、ディスク上にあり、asmtoolgまたはOracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)フィルタ・ドライバを使用してマーク付け(スタンプ)されている論理ドライブのみです。
Oracle ASMに使用するディスクの構成およびマーク付けにOracle ASM Filter Driver (Oracle ASMFD)を使用しないことを選択した場合は、Oracle Grid Infrastructureをインストールする前に、ディスク・パーティションを作成し、asmtoolgユーティリティを使用してそのディスク・パーティションにマークを付ける必要があります。クラスタ用Oracle Grid Infrastructureのインストール時に、asmtoolgユーティリティを使用することもできます。
asmtoolgまたはasmtoolで作成されたディスク名は、識別のためにすべて接頭辞ORCLDISKで始まり、その後にユーザー定義の接頭辞(デフォルトはDATA)とディスク番号が続きます。\\.\ORCLDISKprefixnという名前を指定して、これらをOracle ASMインスタンスでRAWデバイスとして使用できます(prefixnはDATAまたはユーザー指定の値のいずれかで、nはディスク番号)。
asmtoolgおよびasmtoolユーティリティはパーティション化したディスクでのみ動作します(パーティション化されていないディスクではOracle ASMを使用できません)。これらのツールを使用して、インストール後にディスクを再構成することもできます。これらのユーティリティは、Oracle Grid Infrastructureの一部として自動的にインストールされます。
注意:
ユーザー・アカウント制御(UAC)が有効な場合、asmtoolgまたはasmtoolの実行には管理者レベルの権限が必要です。
- asmtoolg (Graphical User Interface)を使用したディスクへのマーク付け
asmtoolg(GUIバージョン)は、デバイス名を作成する場合に使用します。asmtoolgを使用して、Oracle ASMで使用可能なデバイスを追加、変更、削除および検証します。 - asmtoolgを使用したディスク・スタンプの削除
asmtoolg(GUIバージョン)を使用して、ディスク・スタンプを削除できます。 - asmtoolコマンドライン・リファレンス
asmtoolは、Oracle ASMで使用されるディスクをマーク付け(スタンプ)するためのコマンドライン・インタフェースです。