はじめに

このガイドでは、Oracle Databaseに付属する、Oracle MultimediaのDigital Imaging and Communications in Medicine(DICOM)機能の使用方法を説明します。

注:

DICOMのOracle Multimediaサポートは、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)では非推奨になりました。将来のリリースではサポートされなくなる可能性があります。できるだけ早く、非推奨となった機能の使用を停止することをお薦めします。

Oracle Database 11gリリース1 (11.1)で、Oracle interMediaという名前がOracle Multimediaに変更されました。名前のみの変更で、機能は同じです。

このガイドの構成は次のとおりです。

タイトル 内容

第I部、「DICOM共通の使用方法およびリファレンス」

概要および概念、ならびにDICOMアプリケーションの管理者と開発者に共通するユーザー情報およびリファレンス情報

第II部、「DICOM開発の使用方法およびリファレンス」

DICOMアプリケーションの開発者を対象としたユーザー情報およびリファレンス情報

第III部、「DICOMの管理の使用方法とリファレンス」

DICOMデータ・モデル・リポジトリの管理者を対象としたユーザー情報およびリファレンス情報

第IV部、「DICOMの補足情報」

Oracle Multimedia DICOMに関する追加情報

このマニュアルに記述されているサンプル・コードは、Oracle Database Examplesメディアに付属のコードと一致しない場合があります。システムでOracle Database Examplesメディアに付属するサンプルを実行するには、Oracle Database Examplesメディアに含まれるファイルを使用してください。このガイドに記述されているコードをコンパイルして実行しないでください。

Oracle Databaseに関する情報および使用可能な機能とオプションの詳細は、『Oracle Database新機能ガイド』を参照してください。

対象読者

このガイドは、DICOM形式の医療用画像およびデータベース内のその他のオブジェクトの格納、取得、操作に関心を持つアプリケーション開発者と管理者を対象としています。

ドキュメントのアクセシビリティ

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

関連ドキュメント

注:

このガイドのリリース後に追加された情報は、<ORACLE_HOME>ディレクトリのオンラインREADME.txtファイルを参照してください。このファイルは、使用しているオペレーティング・システムに応じて、次の場所に存在します

<ORACLE_HOME>/ord/im/admin/README.txt

詳細は、オペレーティング・システム固有のインストレーション・ガイドを参照してください。

開発環境でOracle Multimediaを使用する方法の詳細は、Oracle Databaseのオンライン・ドキュメント・ライブラリにある次のドキュメントを参照してください。

XMLの使用方法の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。

医療用画像の標準規格の詳細は、米国電機工業会(NEMA)から提供されるドキュメントを参照してください。

Oracle WebLogic Serverの詳細は、Oracle Fusion Middlewareドキュメント・ライブラリで次のドキュメントを参照してください。

Javaの詳細は、オラクル社が提供するAPIドキュメントを参照してください。

表記規則

本文では、次の表記規則を使用します。

表記規則 意味

太字

太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。

イタリック体

イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダー変数を示します。

等幅フォント

固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。

構文の説明

このガイドでは、様々なSQL、PL/SQL、あるいはその他のコマンド・ライン構成の構文記述に、図形式またはバッカス正規形(BNF)を使用しています。これらの説明の解釈方法は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。