Oracle ORAchkヘルス・チェック・ツールの更新

既存のOracle ORAchkユーティリティを更新し、Oracleソフトウェア・スタックの事前ヘルス・チェックを実行します。

Oracle ORAchkは、RACCheckユーティリティに代わるものです。Oracle ORAchkは、ヘルス・チェックの範囲をOracleソフトウェア・スタック全体に拡張しており、Oracleユーザーから報告された主な問題を特定し、それに対処します。Oracle ORAchkは、Oracleの製品とデプロイメントについて次のような既知の問題をあらかじめスキャンします。

  • スタンドアロンのOracle Database

  • Oracle Grid Infrastructure

  • Real Application Clusters

  • 最大可用性アーキテクチャ(MAA)の検証

  • アップグレード対応の検証

  • Oracle GoldenGate

オラクル社は、お客様のリクエストに基づいてチェックの拡張を続けています。

Oracle ORAchkはPythonでリライトされたため、Microsoft WindowsのCygwinに関する要件はなくなりました。

Oracle ORAchkには、Python 3.6のソフトウェアとライブラリが必要です。必要なライブラリの詳細はランタイムによって提供されます。

Oracle ORAchkは、$ORACLE_HOME/suptools/orachkディレクトリにOracle Databaseとともに事前インストールされます。Oracle ORAchkの最新バージョンに更新することをお薦めします。詳細は、Oracle ORAchkおよびEXAchkユーザーズ・ガイドを参照してください。

My Oracle SupportからOracle ORAchkの最新のスタンドアロン・バージョンをダウンロードして実行することもできます。Oracle ORAchkユーティリティのダウンロード、構成および実行方法の詳細は、次のMy Oracle Supportのノート1268927.2を参照してください。

https://support.oracle.com/epmos/faces/DocContentDisplay?id=1268927.2&parent=DOCUMENTATION&sourceId=USERGUIDE