ORADNFSユーティリティを使用した基本的なファイル操作の実行

ORADNFSは、データベース管理者がMicrosoft Windowsプラットフォーム上でDirect NFSクライアントを介して基本ファイル操作を実行できるようにするユーティリティです。

ORADNFSはマルチコール・バイナリで、複数のユーティリティのように機能する単一のバイナリです。これにより、すべての組込みコマンドで多くの共通操作に対してDNFSを利用できるので、ORADNFSを小さくすることができます。ORADNFSは、コマンドラインで引数としてコマンドを発行して実行します。

たとえば、C:\> ORADNFS helpによりORADNFSは組込みコマンドのリストを出力し、C:\> ORADNFS ls C:\ORACLE\ORADATA\ORCLによりORADNFSはC:\ORACLE\ORADATA\ORCLリモート・ディレクトリのlsコマンドとして動作します。C:\ORACLE\ORADATAは、oranfstab構成ファイルで指定されるDNFS仮想マウント・ポイントです。

ノート:

  • ORADNFSが動作するためには、oranfstab構成ファイルの有効なコピーがORACLE_HOME\dbsディレクトリにある必要があります。

  • ユーザーは、ORADNFSを実行するローカルORA_DBAグループのメンバーである必要があります。