ジョブ・システムをOracle Enterprise Managerで機能させるための資格証明の設定

Windowsシステムでは、ジョブ・システムがOracle Enterprise Managerで正常に動作するように、正しい資格証明を設定することが必要です。

デフォルトでは、Management AgentサービスがLocalSystemユーザーとしてインストールされています。データベースの停止または起動などのジョブを発行するとき、ジョブを発行するオペレーティング・システム・ユーザーは、「バッチ ジョブとしてログオン」権限を有効にする必要があります。

Oracle Enterprise Managerジョブを発行する必要のあるユーザーは、どのオペレーティング・システムの場合でも、次のステップを使用してこの権限を確立します。

  1. 「セキュリティの設定」リストの下の「ローカル ポリシー」を開き、一覧表示します。

  2. 「ローカル ポリシー」の下の「ユーザー権利の割り当て」をダブルクリックします。

  3. 「ポリシー」で「バッチ ジョブとしてログオン」ポリシーを検索します。

    Management Agentサービスがその他のユーザーとしてインストールされている(つまり、LocalSystemではない)場合、「バッチ ジョブとしてログオン」権限の付与に加えて、次の3つの権限が「Windowsサービス」ユーザーに付与される必要があります。

    • オペレーティング・システムの一部として機能

    • プロセスのメモリ クォータの増加

    • プロセス・レベル・トークンの置き換え

      「Windowsサービス」ユーザーでのサービスは、オペレーティング・システム・レベルで実行されます。

  4. 各ポリシーで次のステップを実行します。

    1. ポリシー名をダブルクリックします。

    2. 「プロパティ」ダイアログ・ボックスで「ユーザーまたはグループの追加」をクリックします。

    3. 「ユーザーまたはグループの選択」ダイアログ・ボックスで、ユーザーの名前(jsmithadministratorなど)を入力します。

      ノート:

      Windows Server 2008では、このダイアログ・ボックスの名前は、「ユーザー、コンピュータ、またはグループの選択」です。

    4. 「名前の確認」をクリックして、名前を正しく入力したことを確認します。

    5. 「OK」をクリックします。

  5. 「OK」をクリックし、「プロパティ」ダイアログ・ボックスを終了し、「ローカル セキュリティ設定」および「管理ツール」を終了します。

  6. コンピュータを再起動します。

ローカルにもドメイン・レベルにもユーザーが存在する場合、Windowsではローカル・ユーザーを優先します。ドメイン・ユーザーを使用するには、ユーザー名をドメイン名で修飾します。たとえば、ACCOUNTSドメインでユーザーjoeを使用するには、ACCOUNTS\joeとしてユーザー名を指定します。