8 ドキュメントの訂正と追加

次の各トピックでは、ドキュメントの訂正と追加について説明します。

8.1 Oracle Database 2日でパフォーマンス・チューニング・ガイド(E93933)

第9章「時間の経過によるパフォーマンスの低下の解決」のAWR期間比較レポートの使用に関する項において、18.1の自動ワークロード・リポジトリ(AWR)期間比較レポートに次の2つの新しいサブセクションが追加されました。

  • 待機クラス別の上位プロセス・タイプ

    このセクションは、待機クラス順の上位プロセス・タイプを示します。

  • 使用中のCPU別の上位プロセス・タイプ

    このセクションは、CPU時間順の上位プロセス・タイプを示します。

8.2 Oracle Databaseユーティリティ(E89587)

Oracle Database 18c用のOracle Databaseユーティリティは更新され、次の制約があります。

  • Data Pump ExportのACCESS_METHODパラメータの場合(第2章)。

    「Data Pump ExportのACCESS_METHODパラメータは、トランスポータブル表領域のジョブに対して有効ではありません。」

  • Data Pump ExportのTRANSPORT_TABLESPACESパラメータの場合(第2章)。

    「トランスポータブル表領域のジョブでは、Data Pump ExportのACCESS_METHODパラメータはサポートされません。」

  • Data Pump ImportのACCESS_METHODパラメータの場合(第3章)。

    「Data Pump ImportのACCESS_METHODパラメータは、トランスポータブル表領域のジョブに対して有効ではありません。」

  • Data Pump ImportのTRANSPORT_TABLESPACESパラメータの場合(第3章)。

    「トランスポータブル表領域のジョブでは、Data Pump ImportのACCESS_METHODパラメータはサポートされません。」

8.3 Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド(E93945)

Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド(部品番号E93945)に関しては、次の変更点に注意してください。

8.3.1 Oracle ACFSでの制限

Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)では、Oracle Databaseデータ・ファイル、表領域ファイル、制御ファイル、REDOログ、アーカイブ・ログ、RMANバックアップ、データ・ポンプのダンプセットまたはフラッシュバック・ファイルの暗号化またはレプリケーションはサポートされません。

8.3.2 第4章「ASMディスク・グループの管理」

Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド(E93945)の第4章に関しては、次の点に注意してください。

8.3.2.1 ディスク・グループのパフォーマンスおよびスケーラビリティに関する考慮事項に関する項

「Oracle ASMストレージの制限」というタイトルの項で、次の情報を更新する必要があります。

すべてのディスク・グループ全体での最大ディスク数は65,530ディスクです。ただし、1つのディスク・グループに収容できるディスク総数は、10,000ディスクに制限されます。

8.3.2.2 Oracle ASMフレックス・ディスク・グループの管理に関する項

「Oracle ASMフレックス・ディスク・グループについて」というタイトルの項で、次の情報を追加する必要があります。

FLEX REDUNDANCYを指定したディスク・グループに2つの標準障害グループと1つのクォーラム障害グループのみがある場合、フレックス・ディスク・グループのデータベース・ファイルにHIGH REDUNDANCYが選択されている場合でも、データのコピーは2つのみ保存されます。この動作は、標準障害グループが2つしかないことに起因します。ただし、追加の標準障害グループが後で追加された場合、データの3番目のコピーが自動的に作成されます。標準障害グループを追加した後、1つの障害グループが失われ、リバランスが正常に完了すると、2番目の障害グループがオフラインになった後もディスク・グループはマウントされたままにできます。

8.3.3 第17章「Oracle ACFSの高度なトピックの理解」

「Oracle ACFSディスク領域使用量」というタイトルの項の表17-1「Oracle ACFSファイル・システムまたはOracle ADVMボリュームの最大ファイル・サイズ」は、次のように修正する必要があります。

  • 3列目の見出しは、「COMPATIBLE.ASM = 12.2.0.1のディスク・グループ」から「COMPATIBLE.ASM >= 12.2.0.1のディスク・グループ」に変更する必要があります。
  • 4列目「COMPATIBLE.ASM = 18.1.0.0のディスク・グループ」は削除する必要があります。