手順4: SQL*PlusのCONNECTコマンドの発行

最初にOracle Databaseインスタンスに接続する、または任意の時点で別のユーザーとして再接続するには、SQL*PlusのCONNECTコマンドを発行します。

  • SQL*Plusで、CONNECTコマンドを発行します。

例4-4 ローカル・データベース・ユーザーへの接続

次の簡単な例では、ユーザーSYSTEMでローカル・データベースに接続します。SQL*Plusによって、ユーザーSYSTEMのパスワードの入力が求められます。

connect system

例4-5 SYSDBA権限でのローカル・データベース・ユーザーへの接続

次の例では、SYSDBA権限のユーザーSYSでローカル・データベースに接続します。SQL*Plusによって、ユーザーSYSのパスワードの入力が求められます。

connect sys as sysdba

ユーザーSYSとして接続するときには、AS SYSDBAを指定して接続する必要があります。

例4-6 SYSBACKUP権限でのローカル・データベース・ユーザーへの接続

次の例では、SYSBACKUP権限のユーザーSYSBACKUPでローカル・データベースに接続します。SQL*Plusによって、ユーザーSYSBACKUPのパスワードの入力が求められます。

connect sysbackup as sysbackup

ユーザーSYSBACKUPとして接続するときには、AS SYSBACKUPを指定して接続する必要があります。

例4-7 オペレーティング・システム認証によるSYSDBA権限でのローカルな接続

次の例では、オペレーティング・システム認証を使用してSYSDBA権限でローカルに接続します。

connect / as sysdba

例4-8 簡易接続構文による接続

この例では、簡易接続の構文を使用し、ユーザーsalesadminとして、ホストdbhost.example.comで動作するリモート・データベースに接続します。Oracle Netリスナー(リスナー)は、デフォルト・ポート(1521)でリスニングしています。データベース・サービスは、sales.example.comです。SQL*Plusによって、ユーザーsalesadminのパスワードの入力が求められます。

connect salesadmin@"dbhost.example.com/sales.example.com"

例4-9 サービス・ハンドラ・タイプを指定した簡易接続構文による接続

次の例は、サービス・ハンドラのタイプが指定されていること以外は例4-8と同じです。

connect salesadmin@"dbhost.example.com/sales.example.com:dedicated"

例4-10 デフォルト以外のリスナー・ポートを使用した簡易接続構文による接続

次の例は、デフォルト・ポート番号ではない1522でリスナーがリスニングしていること以外は例4-8と同じです。

connect salesadmin@"dbhost.example.com:1522/sales.example.com"

例4-11 ホストIPアドレスを使用した簡易接続構文による接続

この例は例4-8とほぼ同じで、ホスト名のかわりにホストのIPアドレスが使用されている点のみが異なります。

connect salesadmin@"192.0.2.5/sales.example.com"

例4-12 IPv6アドレスによる接続

この例では、IPv6アドレスを使用して接続します。角括弧で囲まれている点に注意してください。

connect salesadmin@"[2001:0DB8:0:0::200C:417A]/sales.example.com"

例4-13 インスタンスの指定による接続

次の例では、接続先のインスタンスを指定し、データベース・サービス名を省略します。インスタンスのみを指定する場合はサービス・ハンドラのタイプを指定できないことに注意してください。

connect salesadmin@"dbhost.example.com//orcl"

例4-14 ネット・サービス名による接続

次の例では、ユーザーsalesadminとして、ネット・サービス名sales1によって指定されたデータベース・サービスにリモート接続します。SQL*Plusによって、ユーザーsalesadminのパスワードの入力が求められます。

connect salesadmin@sales1

例4-15 外部認証による接続

次の例では、外部認証を使用して、ネット・サービス名sales1によって指定されたデータベース・サービスにリモート接続します。

connect /@sales1

例4-16 SYSDBA権限と外部認証による接続

次の例では、外部認証を使用してSYSDBA権限で、ネット・サービス名sales1によって指定されたデータベース・サービスにリモート接続します。

connect /@sales1 as sysdba

例4-17 サービス名を使用したユーザーとしての接続

次の例では、ユーザーsalesadminとして、ネット・サービス名sales1によって指定されたデータベース・サービスにリモート接続します。データベース・セッションは、rev21エディションで開始されます。SQL*Plusによって、ユーザーsalesadminのパスワードの入力が求められます。

connect salesadmin@sales1 edition=rev21