Oracle Databaseユーティリティの今回のリリースでの変更点

ここでは、Oracle Database 18cの『Oracle Databaseユーティリティ』の変更点をリストします。

Oracle Database 18cでの変更点

このトピックでは、Oracle Database 18cの『Oracle Databaseユーティリティ』での変更点をリストします。

Oracle Data Pumpエクスポートおよびインポート

  • データ・ポンプ・インポートのDATA_OPTIONSパラメータには、新しいCONTINUE_LOAD_ON_FORMAT_ERRORオプションがあります。表のデータをロードするときに、データ・ポンプでストリーム書式エラーが発生した場合、データ・ポンプは次の行の開始点が見つかるまで前方にスキップして、その場所からデータ・ロードを続行しようとします。

  • セキュリティ上の配慮から、データ・ポンプでは、パスワードが設定された固定ユーザー・データベース・リンクが異なる方法で処理されます。詳細は、他のOracle機能における透過的データ暗号化の使用を参照してください

  • Oracle Databaseリリース18c以降では、Oracle Data Pumpを使用して、完全または部分のどちらかのエクスポートおよびインポート操作に統合監査証跡を含めることができます。詳細は、データ・ポンプのコンポーネントを参照してください。

  • Oracle Databaseリリース18cから、エクスポートのDATA_OPTIONSパラメータのXML_CLOBオプションはサポートされなくなりました。

Oracle LogMiner

  • UTL_FILE_DIR初期化パラメータがサポートされなくなりました。これは下位互換性のために引き続きサポートされていますが、かわりにディレクトリ・オブジェクトを使用することをお薦めします。このサポート終了は、フラット・ファイルへのLogMinerディクショナリの抽出に影響します。詳細は、「フラット・ファイルへのLogMinerディクショナリの抽出」を参照してください。

DBMS_DATAPUMP PL/SQLパッケージ

  • DBMS_DATAPUMP.SET_PARAMETERプロシージャのDATA_OPTIONSパラメータには、は新しいオプションKU$_DATAOPT_CONT_LOAD_ON_FMT_ERRがあります。このオプションでは、表データでストリーム書式エラーが発生した場合、データ・ポンプに次の行からのデータのロードを継続するように指示します。

外部表

  • 外部表はSQL文のインライン外部表として使用できるため、データ・ディクショナリ内に永続データベース・オブジェクトとして外部表を作成する必要がなくります。