EVALUATE_SCRIPT、FORECASTおよびCLUSTERなどの外部論理SQL関数は、入力データをスタンドアロンRプロセスまたはOracle R Enterpriseに提供します。そのため、これらの関数を含む分析を作成するには、環境にRまたはOracle R Enterprise外部エンジンをインストールする必要があります。
Rは統計計算およびグラフィック用に幅広く使用される環境で、外部ファイルまたはデータベースを含む多くの異なるデータソースとともに使用できます。Oracle R Enterpriseは特にOracle Databaseとともに使用するためにインストールされ、オープン・ソースR統計プログラミング言語および環境をOracle BI EEで使用できるようにします。
分析でのこれらの関数の使用の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイドのAdvanced Analyticsの外部論理SQL関数に関する項を参照してください。
Advanced Analyticsの外部論理SQL関数を使用して分析を作成するには、Rおよび必要なRパッケージをインストールする必要があります。
Oracle Databaseを使用している場合、詳細はOracle DatabaseのOracle R Enterpriseおよび必要なRパッケージのインストールを参照してください。
Oracle BIとともに配布された3.1.1 Rバージョンをインストールする必要があります。
次のOracle BI環境の場所にRインストーラがあります。
ORACLE_HOME/bi/bifoundation/advanced_analytics/r-installer.zip
配布されたRインストールでは、Linux (OLE 6およびOLE 7)とWindows (7および8)がサポートされています。
親トピック: RおよびRパッケージのインストール
この項の手順を使用して、LinuxプラットフォームにRおよびRパッケージをインストールします。
一般的な前提条件は、インストールを始める前にを参照してください。
インストールを実行する前に、次の重要な情報および必要なタスクに注意してください。
ルートとしてまたはsudoコマンドを使用して、RInstaller.sh
を実行します。詳細は、r-installer.zip
に含まれているREADME.txt
を参照してください。
RInstallerディレクトリでproxy.txt
を探し、編集してプロキシ・サーバーの詳細を含めます。
OLE 7の場合、Oracle Rディストリビューションをインストールする前に、TexLiveおよびTexInfo RPMをインストールする必要があります。
必要なRPMバージョンは、texlive-epsf-svn21461.2.7.4-32.el7.noarch.rpm
およびtexinfo-tex-5.1-4.el7.x86_64.rpm
です。
RPMをダウンロードし、rpm -ivh <rpm_name>
を使用してインストールします。
RPMをtexlive
、texinfo
の順にインストールする必要があります。
LinuxプラットフォームにRをインストールするには:
ノート:
次の操作でRInstallerをRootユーザーとして実行します。コマンド・ラインを開き、インストーラの場所に移動し、次を入力して解凍し、配布されたRインストーラを実行します。
bash-4.1$ unzip r-installer.zip bash-4.1$ cd RInstaller bash-4.1$ ./RInstaller.sh Usage ./RInstaller { install | installpackages | uninstall } bash-4.1$ sudo ./RInstaller.sh install
LinuxプラットフォームでRパッケージをインストールするには
Linuxプラットフォームの場合、Rをインストールした後、同じコマンドラインから次のコマンドを実行して必要なRパッケージ(forecast、randomForest、RJSONIOおよびmatrixcalc)をダウンロードおよびインストールします。このコマンドを実行すると、OBIEEAdvancedAnalytics Rパッケージもインストールされます。インストーラはproxy.txt
からのプロキシ情報を使用して、CRANからパッケージをダウンロードします。
bash-4.1$ sudo ./RInstaller.sh installpackages
親トピック: RおよびRパッケージのインストール
この項の手順を使用して、WindowsのRおよびRパッケージをインストールします。
一般的な前提条件は、インストールを始める前にを参照してください。
インストールを実行する前に、RInstallerディレクトリでproxy.txt
ファイルを探し、編集してプロキシ・サーバーの詳細を含めます。
親トピック: RおよびRパッケージのインストール
Oracle BI EEは、RのかわりにOracle R Enterpriseに含まれるRエンジンを使用します。Oracle BI EEでは、データがOracle R Enterpriseデータベースに存在できるOracle R Enterpriseコロケーション・オプションを使用できます。(非コロケーション・オプションの場合、データはOracle R Enterpriseデータベースに存在しません。)
「インストールを始める前の準備」を参照してください。Oracle Database以外のデータベースを使用している場合は、「RおよびRパッケージのインストール」を参照してください。
Oracle BI EEでは、Oracle R Enterpriseバージョン1.4または1.4.1をインストールする必要があります。
表7-1では、必要なOREバージョン、ORE配布済バージョンで使用されるRバージョン、および対応するOracle Databaseバージョンの情報を示します。
表7-1 OREの構成およびサポート・マトリックス
Oracle R Enterpriseのバージョン | Oracle R Enterpriseの配布済Rバージョン | Oracle Databaseのバージョン |
---|---|---|
1.4 |
3.0.1 3.1.1 |
11.2.0.3 11.2.0.4 12.1.0.1 |
1.4.1 |
3.0.1 3.1.1 |
11.2.0.3 11.2.0.4 12.1.0.1 |
この項の手順を使用してOracleデータベースにOracle R Enterprise 1.4.1をインストールし、Oracle R Enterpriseに必要なRパッケージをインストールします。
Oracle R Enterpriseをデータベースにインストールするには
ruserまたはrqueserなどのサンプル・ユーザーがデータベースのRの実行に使用されます。
データベースにOracle R Enterprise 1.4.1をインストールするには、『Oracle R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド』のリリース1.4.1のインストール手順に従います。
LinuxサーバーおよびWindowsクライアントへのOracle R Enterpriseの通常インストールのステップについては、『Oracle R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド』で「Oracle R Enterpriseのサンプル・インストール」を参照してください。
Oracle R EnterpriseにRパッケージをインストールするには