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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース12.2
E94562-01
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4 obtoolのプレースホルダ

この章では、複数のobtoolコマンドで共有されるプレースホルダについて説明します。プレースホルダは、obtoolコマンドの構文図では、ユーザー指定のデータを示す斜体で表示されています。

4.1 aspec

説明

aspecプレースホルダは、テープ・デバイスの物理的なアタッチメントを表します。アタッチメントは、ホストとテープ・デバイスまたはディスク・プール間のデータ・パスを記述したものです。

構文1

NDMPおよびSCSIデバイスの書式は次のとおりです。

aspec::=
hostname:rawdevicename[+scsidevice=altrawdevicename][+stdevice=stdevicename]\
[+stcontroller=stcontroller][+sttarget=sttarget][+stlun=stlun]

バックスラッシュ(\)はリテラルではなく行の継続を表しています。

構文2

ディスク・プールの書式は次のとおりです。

aspec::=

hostname:pathname

構文3

ACSLSサーバーの書式は次のとおりです。

aspec::=

osb_mediaserver_hostname:acsls_server_hostname

制限と使用方法

hostnamerawdevicename以外の設定は、プロトコル・バージョン2を実行するネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)サーバーでのみ使用されます。これらの各オプションを設定するための要件は、サーバー固有です。

物理的なアタッチメントを作成する際、次のガイドラインに従ってください。

  • LinuxおよびUNIXシステムに接続するテープ・デバイスの場合、RAWデバイス名を、Oracle Secure Backupで使用するためにデバイスを設定したときに作成されたデバイス特殊ファイルの名前にします。この名前は、installobツールとmakedevツールで表示されたものです。

  • Windowsシステムの場合は、RAWデバイス名を、汎用命名規則(UNC)によるデバイス名にします。

  • ネットワーク接続ストレージ(NAS)システムの場合は、RAWデバイス名を、ホストのオペレーティング・システム(たとえば、Network Appliance Data ONTAP)によって割り当てられるデバイス名にします。デバイス名には、テープ・ドライブを開けたり閉じたりするときに、巻戻しやアンロードなどの補助的なテープ操作が発生しないような名前を選択する必要があります。このような名前は、通常、文字nで始まるか終わります。

基本的なRAWデバイスの命名規則は、ライブラリの場合はobln、テープ・ドライブの場合はobtnです(nは、最初のデバイスが0で、それに続くデバイスごとに1ずつ増加)。oblnの中の文字lは英字であり、数字の1ではありません。表4-1に、一般的なシステムでのRAWデバイス名を示します。

表4-1 一般的なシステムでのRAWデバイス名

オペレーティング・システム 最初のドライブのアタッチメント 最初のライブラリのアタッチメント

AIX

/dev/obt0

/dev/obl0

Quantum NDMPサーバー

/dev/nst0

/dev/sg0

HP-UX

/dev/obt/0m

/dev/obl/0

Linux

/dev/obt0

/dev/obl0

SGI

/dev/obt2

/dev/obl0

Solaris

/dev/obt

/dev/obl0

Windows

//./obt0

//./obl0

Data ONTAP

nrst1a

mc2

意味1

hostname

デバイスを接続するホスト・コンピュータの名前です。

rawdevicename

NDMPサーバーの実装者またはオペレーティング・システムの実装者によって割り当てられたデバイス名です。rawdevicenameは、UNIXでのデバイス特殊ファイル名と同じです(表4-1を参照)。この名前には、デバイスのWorld Wide Nameを参照するための表記$WWNを含めることができます。

altrawdevicename

Oracle Secure BackupがSmall Computer System Interface(SCSI)操作をテープ・デバイスにパス・スルーするために使用する必要がある、個々のSCSIパス・スルー・インタフェースの名前です。

stdevicename

Oracle Secure Backupがサーバーに対してNDMP_SCSI_SET_TARGETメッセージを発行するときに使用する等価なデバイス名です。SCSIホスト・バス・アダプタ(HBA)またはデバイスを識別するオペレーティング・システム固有の文字列を指定します。

stcontroller

NDMP_SCSI_SET_TARGETを使用する際の、デバイスの、SCSIコントローラのインデックスまたはチャネル番号です。

sttarget

NDMP_SCSI_SET_TARGET を使用する際の、デバイスの、SCSIバスのターゲットIDです。

stlun

NDMP_SCSI_SET_TARGET を使用する際の、デバイスのSCSI LUNです。

意味2

hostname

バックアップ・イメージ・インスタンスのリポジトリとして機能するホスト・コンピュータの名前。ホストは、メディア・サーバーとして構成されるOracle Secure Backupホストにする必要があります。また、NDMPファイル・サービス拡張プロトコルをサポートする必要もあります。

pathname

バックアップを格納する指定されたホストのファイルシステム・ディレクトリの名前。

意味3

osb_mediaserver_hostname

Oracle Secure Backup管理ドメインにメディア・サーバーとして構成されるホスト・コンピュータの名前。

acsls_server_hostname

ACSLSサーバーとして構成されるホスト・コンピュータの名前。

例4-1 aspec

aspecのサンプル値を次に示します。

w0x0f:/dev/obt0    # a tape drive connected to Linux host w0x0f
darth:/dev/obl0    # a tape library connected to Solaris host darth
ethel:nrst0a       # a tape drive connected to NetApp filer ethel
winserv:\\.\obl0   # a tape library connected to Windows media server winserv
//winserv/obl0     # equivalent to the preceding aspec

4.2 authtype

authtypeプレースホルダは、認可タイプ(Oracle Secure Backupがネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)サーバーに対して自身を認可するときのモード)を指定します。通常は、デフォルトの設定であるnegotiatedを使用してください。必要な場合、たとえば、NDMPサーバーが正常に動作しない場合は、この設定を変更してもかまいません。

構文

authtype::=
none | negotiated | text | md5

意味

none

Oracle Secure Backupは、NDMPのnone認証モードを指定するauthorize clientメッセージをNDMPサーバーに送信します。ほとんどのサーバーでは、この認可タイプを受け入れません。

negotiated

Oracle Secure Backupは、使用する最適な認証モードをNDMPサーバーとともに判別します。これは、NDMPのデフォルトおよびポリシー値のデフォルト設定です。

text

Oracle Secure Backupは、暗号化されていないプレーン・テキストを使用して認証します。

md5

Oracle Secure Backupは、MD5ダイジェスト・アルゴリズムを使用して認証します。

4.3 backup-container

説明

backup-containerプレースホルダでは、バックアップ・コンテナにバックアップ・イメージおよびバックアップ・イメージ・インスタンスを格納するように指定します。これは、テープ・ボリュームのボリュームIDまたはディスク・プールの名前にすることができます。

構文

backup-container::=
backup-container

意味

backup-container

バックアップ・コンテナの名前を指定します。これは、ディスク・プールまたはテープ・ボリュームの名前にできます。

4.4 backup-level

説明

backup-levelプレースホルダは、backupコマンドで作成されるバックアップのレベルを指定します。

構文

backup-level::=
full | incr_level | incr | offsite
incr_level::=
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9

意味

full

最後にバックアップした日時に関係なく、データセットで定義されたすべてのファイルがバックアップされるように指定します。このオプションはレベル0に相当します。これがデフォルト値です。

incr_level

1から9までの増分レベルを指定し、最後のバックアップ後に変更されたファイルのみを、指定した増分レベルより下位のレベルにおいてバックアップします。

incr

同位またはより下位のレベルで最後の増分バックアップ後に変更されたファイルがバックアップされるように指定します。incrオプションは、レベル10に相当します。このレベルは、プラットフォーム依存であり、Netapp FilerのData ONTAPなど、一部のクライアント・オペレーティング・システムと互換性がありません。

offsite

全体バックアップ(レベル0)に相当しますが、全体または増分のバックアップ・スケジュールに影響しない方法でこのバックアップの記録が保存されます。このオプションは、増分バックアップのスケジュールを妨げることなく、オフサイト保管のバックアップ・イメージを作成するときに使用すると便利です。

4.5 concjobs

説明

特定のディスク・プールまたはクラウド・ストレージ・デバイスで同時に実行可能なジョブの最大数を指定します。

構文

concjobs::=

n | unlimited

意味

n

1以上の数を指定します。

unlimited

ディスク・プールまたはクラウド・ストレージ・デバイスの同時ジョブの数に制限がありません。

4.6 content

説明

contentプレースホルダは、データベース・バックアップ記憶域セレクタのバックアップ・コンテンツのタイプを表します。

構文

content::=
archivelog | full | incremental | autobackup

意味

archivelog

データベースによってアーカイブされたREDOログをバックアップまたはリストアします。

full

最後にバックアップした日時に関係なく、データベース・ファイルをバックアップまたはリストアします。このオプションは、レベル0のバックアップと同じです。

incremental

バックアップ・レベルに関係なく、最後のバックアップ後に変更されたデータのみをバックアップまたはリストアします。

autobackup

制御ファイルをバックアップまたはリストアします。

4.7 data-selector

説明

data-selectorプレースホルダは、ユーザー指定の値に基づいて選択されるOracle Secure Backupカタログ・データを表します。

構文

data-selector::=
latest | earliest | all | backup-id | date-time | date-range

意味

latest

最新です。次の条件を満たしている場合は、先に行った全体バックアップまでを含め、増分の基準となるすべてのバックアップがOracle Secure Backupの対象になります。

  • ファイルシステム・オブジェクトがディレクトリである。

  • 最新のインスタンスが増分バックアップである。

earliest

最古です。ファイルシステム・オブジェクトがディレクトリの場合は、Oracle Secure Backupは、最初の全体バックアップにあるそのディレクトリのインスタンスとそのコンテンツを選択します。

all

すべてのインスタンスです。

backup-id

backup-idによって識別されるバックアップ・イメージ・セクションに含まれる特定のインスタンスです。バックアップIDは、obtoolによって割り当てられた小さい整数値で、参照の目的にのみ使用されます。

date-time

指定のdate-time以前にバックアップに存在したファイルシステム・オブジェクトです(date-timeを参照)。ファイルシステム・オブジェクトがディレクトリで、最新のインスタンスが増分バックアップの場合は、先行する全体バックアップまでを含む、すべての条件(増分の基準となるバックアップ)がOracle Secure Backupの対象になります。

date-range

指定した2つのdate-time値の間にバックアップされたすべてのオブジェクトです(date-rangeを参照)。単一のdate-time式とは異なり、Oracle Secure Backupではディレクトリの増分バックアップを特に考慮しません。

4.8 dataset-dir-name

説明

dataset-dir-nameプレースホルダは、データセット・ディレクトリの名前を指定します。WindowsおよびUNIXのファイルシステムと同様に、Oracle Secure Backupのデータセット・ファイルは、管理サーバー上でネーミング・ツリーに編成されます。データセット・ディレクトリは、データセット・ファイルを格納するディレクトリです。データセット・ディレクトリは階層構造にすることができ、10レベルの深さまでサブディレクトリをネストできます。

構文

dataset-dir-name::=
dataset-dir-name

意味

dataset-dir-name

データセット・ディレクトリの名前を指定します。データセット・ディレクトリ名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

ディレクトリ・パスに関する一般的な表記法が、データセット・ディレクトリにも適用されます。たとえば、ピリオド1つ(.)は現在のディレクトリを表し、ピリオドを2つ続ける(..)と現在のディレクトリの1つ上のレベルを表します。

4.9 dataset-file-name

説明

dataset-file-nameプレースホルダは、データセット・ファイルの名前を指定します。dataset-dir-nameで説明しているように、データセット・ファイルは、ディレクトリ・ツリーに編成されています。

構文

dataset-file-name::=
dataset-file-name

意味

dataset-file-name

データセット・ファイルの名前を指定します。データセット・ファイル名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

4.10 dataset-name

構文

dataset-name::=
dataset-file-name | dataset-dir-name

意味

dataset-dir-nameプレースホルダの詳細は、dataset-dir-nameを参照してください。dataset-file-nameプレースホルダの詳細は、dataset-file-nameを参照してください。

4.11 date-range

説明

date-rangeプレースホルダは、data-selectorでの日付の範囲を表します。

構文

date-range::=
date-time-date-time

意味

date-timeプレースホルダの詳細は、date-rangeを参照してください。date-rangeの開始と終了の書式は、対応している必要はありません。たとえば、日付範囲の開始では時間を指定しても、終了では時間を省略できます。

date-rangeのサンプル値を次に示します。

2013/1/1-2013/1/31
5/25.08:00:00-5/25.08:30:00
2012/03/01-05/3/2.22:00:00

4.12 date-time

説明

date-timeプレースホルダは、日付と時間を表します。

構文

date-time::=
[year/]month/day[.hour][:minute][:second]

意味

year

1桁、2桁または4桁の数値で年を指定します。yearを指定しない場合は、現行年が想定されます(現行年以外の年が明示的に指定されていないため)。

month

1桁または2桁の数値で月を指定します。

day

1桁または2桁の数値で日を指定します。

hour

1桁または2桁の数値で時間を指定します。時間は24時間形式で表します。

minute

1桁または2桁の数値で分を指定します。

second

1桁または2桁の数値で秒を指定します。

例4-2 date-time

date-timeのサンプル値を次に示します。

2012/1/1
5/25.08:30:00
2/2
10/16.1:15

4.13 day-date

説明

day-dateプレースホルダは、日または日のグループを指定します。

構文

day-date::=
weekday-expr | relative-weekday-expr | 
day n { each month | each quarter | each year } | year/month/day | month/day |
month/day each quarter
weekday-expr::=
weekday-name | weekday-aggregate | weekday-range [ weekday-name | 
weekday-aggregate | weekday-range ]...
weekday-name::=
monday[s] | tuesday[s] | wednesday[s] | thursday[s] | friday[s] |
saturday[s] | sunday[s]
weekday-aggregate::=
daily | weekend[s] | weekday[s]
weekday-range::=
weekday-name-weekday-name
relative-weekday-expr::=
[ weekday-ordinal weekday-name ]... |
[ { weekday_name }... except weekday-ordinal ]... |
[ { weekday_name }... [ except ] { before | after } weekday-ordinal weekday-name ]...
weekday-ordinal::=
first | second | third | fourth | fifth | last

注意:

空白を含むday-date文字列は、二重引用符で囲む必要があります。

意味

weekday-expr

月に発生する1日または複数日にわたる曜日を別々に指定します。

複数の曜日表現を指定する場合は、それぞれを空白で区切り、全体を二重引用符で囲む必要があります。たとえば、月曜日、水曜日および金曜日を指定するには、"monday wednesday friday"を使用します。

表現を組み合せて指定できますが、二重引用符で囲む必要があります。たとえば、水曜日および週末を指定するには、"wednesday weekend"を使用します。

曜日の範囲指定は、週の前半から後半へ向けて指定する必要があります。たとえば、sunday-fridayは指定できますが、thursday-tuesdayは指定できません。

注意:

Windows用のOracle Secure Backupでは、大小文字の混在した曜日名または大文字の曜日名はサポートされていません。たとえば、曜日名としてMondayまたはMONDAYを指定すると、エラーが戻されます。

relative-weekday-expr

月に発生する1日または複数日にわたる曜日を指定します。

weekday-ordinal weekday-name

月の中での発生順序を付けて平日を指定します。

weekday-name except weekday-ordinal

曜日を指定しますが、指定した序数の曜日は除外します。

day-of-week [ except ] { before | after } weekday-ordinal weekday-name

指定日の前または後にある特定の曜日、または指定日の前または後にある特定の曜日を除いた曜日を指定します。

day n each { month | quarter | year }

各月、各四半期または各年のn番目の日を指定します。四半期には92日あります。四半期が92日より少ない場合でも、92番目の日が最終日とみなされます。

year/month/day

特定の日(1日かぎり)を指定します。

month/day

特定の日(毎年)を指定します。

month/day each quarter

カレンダの各四半期における月の相対的順序(1、2または3)と日を指定します。

例4-3 day-date

サンプル値を次に示します。

daily
tuesdays
"monday wednesday friday"
"monday-thursday saturday"
"wednesday weekends"
"last saturday"
"second thursday third sunday"
"thursday friday saturday except first"
"saturday except third"
"saturday sunday after first friday"
"weekdays before last saturday"
"weekends except after last friday"
"monday wednesday except before first sunday"
"day 4 each month"
"day 31 each quarter"
"day 90 each year"
2012/12/25
12/25
"3/1 each quarter"

4.14 day-specifier

説明

day-specifierプレースホルダは、日に関する時間範囲を表します。

構文

day-specifier::=
year/month/day | month/day | wday | wday-wday | weekday[s] | weekend[s] | daily |
today | yesterday
wday::=
sunday[s] | monday[s] | tuesday[s] | wednesday[s] | thursday[s] | friday[s] 
| saturday[s]

意味

プレースホルダのyearmonthおよびdayで可能な値については、day-dateを参照してください。

4.15 devicename

説明

devicenameプレースホルダは、テープ・ライブラリテープ・ドライブまたはディスク・プールの名前を指定します。テープ・デバイス名は、すべてのOracle Secure Backupデバイス名の中で一意である必要があります。それは、ユーザーのコンピュータ環境またはOracle Secure Backup管理ドメインで使用されるその他すべての名前とは関係ありません。ディスク・プール名は、Oracle Secure Backup管理ドメイン内で一意である必要があります。

構文

devicename::=
devicename

意味

devicename

テープ・ドライブ、テープ・ライブラリまたはディスク・プールの名前を指定します。デバイス名は大/小文字が区別され、英数字で始める必要があります。使用できるのは文字、数字、ダッシュ、アンダースコアおよびピリオドのみです(空白は不可)。最大127文字までです。

4.16 dupevent

説明

複製ポリシーに指定された期間の経過が始まる時期を特定するボリューム固有のイベントです。複製ジョブは、これらのイベントのいずれかが最初のアクティブな場所で発生した場合にのみスケジュールされます(最初のアクティブな場所でのみ複製が行われるため)。

構文

dupevent::=
firstwrite | lastwrite | windowclosed | nonwritable | firstmove

意味

firstwrite

ボリュームへの最初の書込みが行われる時点。

lastwrite

ボリュームへの最後の書込みが行われる時点。

windowclosed

書込みウィンドウが閉じる時点。

nonwritable

書込みウィンドウが閉じてしまったか、ボリュームがいっぱいであるために、ボリュームに書き込むことができなくなる時点。

firstmove

ボリュームが最初のアクティブな場所から移動する対象となる時点。

関連項目:

4.17 duplicationrule

説明

media-family:numberの書式で指定する複製ルール。

構文

duplicationrule::=
mediafamily: number

意味

mediafamily

この複製ルールに対するメディア・ファミリを指定します。

number

指定されたメディア・ファミリに対して作成される複製の数を指定します。

4.18 duration

説明

durationプレースホルダは、時間の長さを表します。

構文

duration::=
forever | disabled | number{s[econds] | mi[nutes] | h[ours] | d[ays] | w[eeks] | 
mo[nths] | y[ears]}

意味

forever

期間が無制限であることを指定します。

disabled

期間を指定しません。これは、データベース記憶域セレクタの--waittimeオプションでは正当な値ではありません。

number

期間を時間の単位の整数値で指定します。引用符を使用しない場合は、numberとそれに続く値の間に空白を入れることはできません。たとえば、3daysは正当な値ですが、3 daysは正当ではありません。3" days"という値は有効です。

例4-4 duration

durationのサンプル値を次に示します。

10minutes
forever
30" sec"
1y

4.19 element-spec

説明

element-specプレースホルダは、テープ・ライブラリ要素の名前を表します。

構文

element-spec::=
se-spec | ieen | dten

意味

se-spec

テープ・ライブラリ内の記憶域要素の番号を指定します。se-specの詳細は、se-specを参照してください。

ieen

インポート/エクスポート要素nを指定します。

dten

テープ・ドライブnを指定します。

4.20 event

説明

ローテーション・ルールに指定された期間の経過が始まる時期を特定するボリューム固有のイベントです。イベントによっては、アクティブな場所でのみ有効なものと、保管場所でのみ有効なものがあります。

構文

event::=
firstwrite | lastwrite | windowclosed | nonwritable | arrival | expiration

意味

firstwrite

ボリュームへの最初の書込みが行われる時点。この値は、アクティブな場所でのみ有効です。

lastwrite

ボリュームへの最後の書込みが行われる時点。この値は、アクティブな場所でのみ有効です。

windowclosed

書込みウィンドウが閉じる時点。この値は、アクティブな場所でのみ有効です。

nonwritable

書込みウィンドウが閉じてしまったか、ボリュームがいっぱいであるために、ボリュームに書き込むことができなくなる時点。この値は、アクティブな場所でのみ有効です。

arrival

保管場所にボリュームが到着した時点。この値は、保管場所でのみ有効です。

expiration

ボリュームが期限切れになる時点。この値は、保管場所でのみ有効です。

関連項目:

4.21 filenumber

説明

filenumberプレースホルダは、ボリューム・セット内のバックアップ・イメージの序数位置を指定します。

構文

filenumber::=
filenumber

意味

filenumber

ファイル番号を指定します。各ボリューム・セットの最初のバックアップ・イメージ・インスタンスのファイル番号は1です。

4.22 filenumber-list

説明

filenumber-listプレースホルダは、序数を表す1つ以上のfilenumber値を表します。

構文

filenumber-list::=
filenumber[,filenumber]... | filenumber-filenumber

意味

filenumberプレースホルダの詳細は、filenumberを参照してください。

4.23 iee-range

説明

iee-rangeプレースホルダは、インポート/エクスポート要素の範囲を表します。要素間が連続している必要はありません。

構文

iee-range::=
vacant | none | iee-subrange[,iee-subrange]...
iee-subrange::=
iee-spec-iee-spec | iee-spec[,iee-spec]...

意味

iee-range構文のプレースホルダとキーワードの詳細は、iee-specを参照してください。iee-spec-iee-spec内の中央のダッシュは、2つの要素の間に含まれる範囲であることを表します。

例4-5 iee-range

iee-rangeのサンプル値を次に示します。

iee1
iee1-iee3
iee1,iee3,iee7-iee9
vacant
none

4.24 iee-spec

説明

iee-specプレースホルダは、テープ・ライブラリ内のインポート/エクスポート記憶域要素の番号を表します。

構文

iee-spec::=
[iee]n | none | vacant

意味

[iee]n

nには、テープ・ライブラリ内のインポート/エクスポート要素の番号である1から最大番号までを指定できます。

要素は、その略語(iee)の後ろに要素の番号を付けた形式で参照されます(たとえば、iee2)。特定のタイプの要素が複数存在する場合、要素の番号は1から始まります。要素が1つしかないときは番号を省略できます。つまり、iee1ieeはどちらも、1番目で唯一のインポート/エクスポート要素を表すことになります。

none

インポート/エクスポート要素がないことを指定します。

vacant

空のインポート/エクスポート要素があればそれを指定します。

4.25 job-type

説明

Oracle Secure Backupジョブのタイプ。

構文

job-type::=
dataset | backup | restore | orabackup | orarestore | scan |
mediamovement | duplication | oraparent | catimport | copyinstance | copyfromstage | stagescan

意味

dataset

データセット・ジョブは、指定したデータセットのバックアップです。データセット・ジョブには、ログインしているOracle Secure Backupユーザーのユーザー名、スラッシュおよび一意の数値IDで構成されたIDが割り当てられます。たとえば、admin/15などです。

backup

各データセット・ジョブについて、それに含まれるホストごとに下位のジョブが1つずつ作成されます。各バックアップ・ジョブには、接頭辞である親(データセット)ジョブIDと、それに続くドット(.)および一意の小さい数値で構成されたIDが割り当てられます。たとえば、admin/15.1などです。

restore

リストア操作を始めるときに読み取る必要のあるバックアップ・イメージごとに、リストア・ジョブが作成されます。各ジョブには、ログインしているユーザー名、スラッシュおよび一意の数値IDで構成されたIDが割り当てられます。たとえば、admin/16などです。

orabackup

Recovery Manager (RMAN)BACKUPコマンドを使用してデータベース・ファイルをバックアップすると、Oracle Secure BackupによってOracleバックアップ・ジョブが作成されます。このジョブは親ジョブに属し、親ジョブのIDは、Oracle Secure Backupユーザー名、スラッシュ、数値IDで構成されます。Oracle Secure Backupユーザー名は、オペレーティング・システム・ユーザーが使用することを事前認可されたものです(mkuserコマンドの--preauthオプションを参照)。たとえば、sbt/15などです。

Oracleバックアップ・ジョブのジョブIDは、親ジョブのジョブID、ドット、下位の各ジョブを識別する一意の数値IDから構成されます。たとえば、sbt/15.1などです。

orarestore

Oracle Secure Backupは、Recovery Manager (RMAN) RESTOREコマンドでデータベース・ファイルがバックアップ・イメージ・インスタンスからリストアされると、Oracleリストア・ジョブを作成します。このジョブは親ジョブに属し、親ジョブのIDは、Oracle Secure Backupユーザー名、スラッシュ、数値IDで構成されます。Oracle Secure Backupユーザー名は、オペレーティング・システム・ユーザーが使用することを事前認可されたものです(mkuserコマンドの--preauthオプションを参照)。たとえば、sbt/16などです。

Oracleリストア・ジョブのジョブIDは、親ジョブのジョブID、ドット、下位の各ジョブを識別する一意の数値IDから構成されます。たとえば、sbt/16.1などです。

scan

スキャン・ジョブは、バックアップ管理者が指定した時間に実行され、ボリューム・カタログをスキャンして、メディア移動または複製ジョブの対象となるボリュームを特定します。スキャンは場所ごとに行われます。このようなメディア移動または複製ジョブは、指定されたメディア移動または複製ウィンドウ内で、リソースが使用可能なときに実行されます。

mediamovement

メディア移動ジョブは、関連付けられたローテーション・ポリシーを満たす場合または保管場所からリコールされたときに、メディアをある場所から別の場所に移動するように指定します。

duplication

複製ジョブは、関連付けられた複製ポリシーに従ってメディアを複製するように指定します。

oraparent

Recovery Manager (RMAN)のBACKUPコマンドを使用してデータベース・ファイルをバックアップすると、Oracle Secure BackupによってOracleバックアップ・ジョブが作成されます。親ジョブは、Oracle Secure Backupユーザー名、スラッシュおよび数値IDで識別されます。Oracle Secure Backupユーザー名は、オペレーティング・システム・ユーザーが使用することを事前認可されたものです。たとえば、sbt/16などです。

oraparentは、orabackupジョブに関連付けられている親ジョブです。

catimport

Oracle Secure Backupは、catalogコマンドを使用してバックアップ・コンテナのすべてのバックアップ・イメージ・インスタンスからカタログ情報がインポートされると、カタログ・インポート・ジョブを作成します。このジョブが完了すると、指定したバックアップ・コンピュータからインポートしたメタデータでカタログが更新されます。

copyinstance

Oracle Secure Backupは、cpinstanceコマンドでバックアップ・イメージ・インスタンスのコピーが作成されると、インスタンスのコピー・ジョブを作成します。インスタンス・コピーの各ジョブには、一意の識別子が割り当てられ、即座に実行したり、後で実行したりできます。

copyfromstage
copyfromstageジョブは、ステージ・ソース・ジョブで作成されたバックアップ・イメージ・インスタンスをコピー先コンテナにコピーします。copyfromstageジョブはcpinstanceのポリシーからポリシーを継承します。
stagescan
stagescanジョブは、ステージ・スキャン・スケジュールまたはオンデマンドstagescanコマンドのいずれかで起動します。stagescanジョブは、1つ以上のステージ・ディスク・プール・デバイスのバックアップ・イメージ・インスタンスをスキャンおよびフィルタします。デバイスに添付されたステージ・ルールに一致するインスタンスは、stagescanジョブで作成されるcopyfromstageジョブによってグループ化およびコピーされます。stagescanジョブでは、ゼロ以上のcopyfromstageジョブを作成できます。

4.26 name-format

説明

name-formatプレースホルダは、バックアップ・イメージの名前の割当てに使用される書式を指定します。

名前の有効な値には、大文字のアルファベット、小文字のアルファベット、数値、ハイフン、アンダースコアまたはピリオドがあります。これらは、名前の書式の変数の%H、%T、%t、%R、%dまたは%Sと組み合せることができます。

名前の書式を明示的に指定しない場合、Oracle Secure Backupは%H-%T-%tを使用します。たとえば、2013年4月12日10:23:46にホストbrhost2にバックアップが作成されると、バックアップ・イメージに使用される名前は、brhost2-102346-20130412になります。

構文

name-format::=
%H | %T | %t | %R | %d | %S

意味

%H

ホストの名前を指定します。

%T

バックアップがyyyymmdd形式で作成された場合の日付を指定します。

%t

バックアップがhhmmss形式で作成された場合の時刻を指定します。

%R

バックアップ・ジョブを作成したOracle Secure Backupユーザーの名前を指定します。これは、オンデマンド・バックアップのみに適用できます。

%d

Oracle Databaseの名前を指定します。これは、RMANバックアップのみに適用できます。

%S

バックアップされたディレクトリの詳細を格納しているデータセットの名前を指定します。これは、ファイルシステム・バックアップのみに適用できます。

4.27 ndmp-backup-type

説明

ndmp-backup-typeプレースホルダは、特定のネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスのネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)バックアップのタイプを指定します。

プレースホルダ値はNDMPファイラ・ベンダーに固有のため、ファイラ・ベンダーに適用可能なバックアップ・タイプを確認してください。

注意:

ndmp-backup-typeで指定されている値は、大文字と小文字を区別します。NDMPバックアップのタイプを指定するときは、小文字を使用する必要があります。

構文

ndmp-backup-type::=
dump | image | zfs

意味

dump

このモードでは、バックアップは通常より低速で実行され、/usr/storeファイルシステムがtar形式でダンプされます。また、ユーザーのメールボックスを個別に選択してリストアできます。

image

このモードでは、バックアップは高速で実行され、/usr/storeファイルシステム全体がダンプされます。ファイルシステム全体のリストアのみが可能です。

zfs

このモードでは、Oracle ZFS Storage Applianceに固有のバックアップが実行されます。

4.28 numberformat

説明

numberformatプレースホルダは、大きい数値を表示する書式を指定します。numberformatを指定しない場合、numberformat変数の値が使用されます。この変数が設定されていない場合、デフォルトはfriendlyになります。

構文

numberformat::=
friendly | precise | plain

意味

friendly

このキーワードを指定すると、KB、MBなどの単位を使用した概数が表示されます。

precise

このキーワードを指定すると、カンマを使用して正確な値が表示されます。

plain

このキーワードを指定すると、正確な値がカンマなしで表示されます。

4.29 oid

説明

oidプレースホルダは、ボリュームバックアップ・イメージ・セクションまたはバックアップ・ピース・レコードのカタログ識別子を表します。oidを取得するには、次の方法があります。

構文

oid::=
oid

意味

oid

オブジェクト識別子を指定します。Oracle Secure Backupカタログ内では、各バックアップ・イメージ・セクションは数値のバックアップIDで識別されます。バックアップIDは、バックアップの時間的順序を顧慮せずに割り当てられます。たとえば、バックアップID 25が月曜日のバックアップを示し、バックアップID 6が次の日のバックアップを示すことがあります。

4.30 oid-list

説明

oid-listプレースホルダは、1つ以上のカタログ識別子を表します。oidプレースホルダは、1つのカタログ識別子を表します。

構文

oid-list::=
oid[,oid]... | oid-oid

意味

oidプレースホルダの詳細は、oidを参照してください。oid-oid内のダッシュは、2つのoid間に含まれる範囲であることを表します。

例4-6 oid-list

次に、oid-listの有効な値の例を示します。

3,42,16
1-5

4.31 policyname

説明

Specifies複製ポリシーまたはローテーション・ポリシーの名前を指定します。

構文

policyname::=
string

意味

文字列は、複製ポリシーまたはローテーション・ポリシーの名前を表します。

4.32 preauth-spec

説明

preauth-specプレースホルダは、Oracle Secure Backupへのアクセスを事前認可されるオペレーティング・システム・ユーザーを定義します。

構文

preauth-spec::=
hostname[:os-username[:windows-domain]]+preauth-attr[+preauth-attr]...

意味

hostname

このプレースホルダでは、Oracle Secure Backupへの事前認可アクセスを付与されるオペレーティング・システム・ユーザーのホストを指定します。アスタリスク文字(*)をワイルドカードとして使用すると、管理ドメイン内のすべてのホストを指定できます。

os-username

このプレースホルダでは、指定のオペレーティング・システムによって事前認可されるOracle Secure Backupへのアクセスを付与します。os-usernameをWindowsアカウント名として指定する場合は、windows-domain名をワイルドカードまたは特定の名前で明示的に指定する必要があります。アスタリスク文字(*)をワイルドカードとして使用すると、ホスト上のすべてのオペレーティング・システム・ユーザーを指定できます。デフォルトでは、指定したホスト上のすべてのユーザーが事前認可されます。

windows-domain

このプレースホルダでは、hostnameのWindowsドメインを指定します。Windowsホストから事前認可されたログインに対してのみ適用できます。アスタリスク文字(*)をワイルドカードとして使用すると、すべてのWindowsドメインを指定できます。デフォルトでは、すべてのWindowsドメインに対して、指定ホスト上での事前認可アクセスが許可されます。

preauth-attr

事前認可済のオペレーティング・システム・ユーザーがアクセスできるOracle Secure Backupリソースを定義します。次の値を指定できます。

  • rman

    この値を指定すると、Recovery Manager(RMAN)を使用したOracle Database SBTバックアップが事前認可されます。指定のSBTリクエストについて一致する事前認可が見つからない場合は、そのリクエストは失敗します。

  • cmdline

    この値を指定すると、ユーザーが起動したOracle Secure Backupコマンドライン・ユーティリティを介したログインが事前認可されます。

例4-7 preauth-spec

obhost1+rman
obhost2:jblogg+rman+cmdline
obhost2:*:Win-domain+rman
*:jblogg:*+cmdline

4.33 produce-days

説明

produce-daysプレースホルダは、サマリー・レポートを生成する曜日を指定します。

構文

produce-days::=
weekday-name | daily | weekday | weekend
weekday-name::=
monday[s] | tuesday[s] | wednesday[s] | thursday[s] | friday[s] |
saturday[s] | sunday[s]

意味

値の意味は自明です。

4.34 protover

説明

protoverプレースホルダは、ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)プロトコルのバージョンを表します。通常は、サーバーが通信に使用できる最新のプロトコルのバージョンを、Oracle Secure Backupで自動的に選択できるようにしておきます。テストやその他の目的で必要な場合は、Oracle Secure Backupとこのサーバー間での通信に使用するNDMPプロトコルのバージョンを変更できます。NDMPサーバーが、ユーザーが選択したプロトコルのバージョンを使用して通信できない場合、Oracle Secure Backupでは、どちらの側でもサポートされるバージョンを使用することなく、エラーをレポートします。

構文

protover::=
version_number

意味

version_number

プロトコルのバージョン番号を指定します。有効な値は、234およびnull ("")で、nullの場合は「サーバーの指定」値が使用されます。デフォルトは指定なしです。

4.35 restriction

説明

restrictionプレースホルダは、操作をテープ、ディスク・プールまたはクラウド・ストレージ・デバイスに制限するように指定します。複数のテープ・デバイス制限をリストに指定すると、そのうちの1つのみが選択されます。

バックアップのターゲットがクラウド・ストレージ・デバイスの場合、Oracle Secure Backupではデフォルトでクラウド・ストレージ・デバイスにバックアップしないため、デバイスを指定する必要があります。

構文

restriction::=
devicename | @hostname | devicename@hostname

意味

devicename

指定したテープ、ディスク・プールまたはクラウド・ストレージ・デバイスを使用します。

@hostname

hostnameという名前のホストに接続されている任意のテープ・デバイスを使用します。

devicename@hostname

hostnameという名前のホストに接続されている任意のテープ、ディスク・プールまたはクラウド・ストレージ・デバイスを使用します。ホストに接続されているデバイス・タイプが複数ある場合は、テープが優先されます。

4.36 role

説明

roleプレースホルダは、管理ドメイン内のホストのロールを表します。

構文

role::=
admin | client | mediaserver

意味

admin

管理ドメイン内のホスト・コンピュータを指定します。ホスト・コンピュータには、Oracle Secure Backupソフトウェアのコピーと、構成設定とバックアップ履歴を保存するカタログが格納されています。

client

Oracle Secure Backupでバックアップする、ローカル・アクセスされるデータが格納されているホスト・コンピュータを指定します。管理ドメイン内に定義されているコンピュータのほとんどは、クライアント・ホストです。

mediaserver

1つ以上の2次ストレージ・デバイス(テープ・ライブラリなど)が接続されているホスト・コンピュータを指定します。

4.37 rotationrule

説明

rotationruleプレースホルダは、ボリュームが特定の場所にとどまる期間をローテーション・ポリシーの一部として指定します。

構文

rotationrule::=
     locationname[:event[:duration]]

意味

locationname

既存の場所オブジェクトの名前。

event

ローテーション・ルールに指定された期間の経過が始まる時期を特定するボリューム固有のイベントです。

関連項目:

eventプレースホルダの詳細は、eventを参照してください

duration

このローテーション・ルールに指定された場所にメディアがとどまる、イベント後の期間。

関連項目:

有効な値の詳細は、durationを参照してください

4.38 schedule-priority

説明

schedule-priorityプレースホルダは、バックアップ、リストア、ボールティング・スキャンまたはボリューム複製スキャンの各ジョブについて、スケジュールの優先度を指定します。ジョブの優先度は正の数値で示されます。

(ジョブを実行できる最も早い時間が過ぎてしまった後に)ジョブを実行するためにスケジューラで使用する主な決定基準は、スケジュールの優先度です。ジョブの実行に必要なすべてのリソースが使用可能な場合、スケジューラは、優先度の低いジョブより優先度の高いジョブを先にディスパッチします。たとえば、20のジョブがスケジューラにあり、実行の用意ができている場合は、スケジュールの優先度を示す数値が最も小さいジョブから実行されます。

構文

schedule-priority::=
priority_num

意味

priority_num

正の数値を指定します。値が小さいほど、スケジューラによってジョブに割り当てられる優先度が高くなります。デフォルトのスケジュールの優先度は100です。優先度1は、ジョブに割り当てることができる最も高い優先度です。

4.39 se-range

説明

se-rangeプレースホルダは、記憶域要素の範囲を表します。要素間が連続している必要はありません。

構文

se-range::=
all | none | se-subrange[,se-subrange]...
se-subrange::=
se-spec | se-spec-se-spec

意味

se-specプレースホルダの詳細は、se-specを参照してください。se-spec-se-spec内の中央のダッシュは、2つのse-spec値の間に含まれる範囲であることを表します。

例4-8 se-range

se-rangeのサンプル値を次に示します。

1
1-2
1,3,5,se10-se30
all
none

4.40 se-spec

説明

se-specプレースホルダは、テープ・ライブラリ内の記憶域要素の番号を表します。

構文

se-spec::=
[se]n | none | vacant

意味

[se]n

nには、テープ・ライブラリ内の記憶域要素の番号である1から最大番号までを指定できます。

要素は、その略語(se)の後ろに要素の番号を付けた形式で参照されます(たとえば、se5)。特定のタイプの要素が複数存在する場合、要素の番号は1から始まります。要素が1つしかないときは番号を省略できます。つまり、se1seはどちらも、1番目で唯一の記憶域要素を表すことになります。略語を省略すると、記憶域要素とみなされます。たとえば、se44はどちらも、4番目の記憶域要素を指します。

none

記憶域要素がないことを指定します。

vacant

空の記憶域要素があればそれを指定します。テープ・ドライブがロードされることがわかっている場合にのみ、vacantを指定します。

4.41 size-spec

説明

size-specプレースホルダは、ディスク・プールのサイズを指定します。

構文

size-spec::=
0 | n [ KB | MB | GB | TB | PB | EB ]

意味

n

ディスク・プールのサイズを指定する数値。次のいずれかの値を使用して、ディスク・プール・サイズの単位(KB、MB、GB、TB、PBまたはEB)を指定します。

0

ディスク・プールのサイズが、ディスク・プールをホストする基礎となるファイルシステムの容量によってのみ制限されるように指定します。

4.42 summary-start-day

説明

summary-start-dayプレースホルダは、サマリー・データを生成する最初の曜日を指定します。

構文

summary-start-day::=
weekday-name | yesterday | today
weekday-name::=
monday[s] | tuesday[s] | wednesday[s] | thursday[s] | friday[s] |
saturday[s] | sunday[s]

意味

値の意味は自明です。

4.43 time

説明

timeプレースホルダは、時刻を時間、分および秒(オプション)で指定します。時間は24時間形式で表します。

構文

time::=
hhmm | h[h]:mm | h[h]:mm:ss

意味

h

1桁の数値の時間を指定します。たとえば、3を指定した場合は、午前3時を表します。

hh

2桁の数値で時間を指定します。たとえば、22を指定した場合は、午後10時を表します。

mm

2桁の数値で分を指定します。たとえば、30などです。

ss

2桁の数値で秒を指定します。たとえば、59などです。

例4-9 time

timeのサンプル値を次に示します。

8:00
2250
14:35:30

4.44 time-range

説明

time-rangeプレースホルダは、時刻の範囲を表します。

構文

time-range::=
start-time-end-time

意味

start-timeend-timeの書式については、timeを参照してください。start-time-end-time内の中央のダッシュは、2つの時間の間に含まれる範囲であることを表します。

例4-10 time-range

時間範囲はローカル時間に基づき、自分のロケールで夏時間が適用されている場合は、夏時間を考慮します。time-rangeのサンプル値を次に示します。

08:00:00-08:30:00
1430-1530
1430-14:35:30

4.45 vid

説明

vidプレースホルダは、ボリュームにラベルが付けられたときにOracle Secure Backupによって割り当てられる一意の英数字のIDを表します。

構文

vid::=
vid

意味

vid

ボリュームのアイデンティティを指定します。通常、ボリュームIDはボリュームのメディア・ファミリ名、ダッシュおよび一意のボリューム順序番号で構成されます。たとえば、RMAN-DEFAULTメディア・ファミリ内のボリュームIDであればRMAN-DEFAULT-000002となります。vidは、英数字の任意の組合せで31文字まで指定できますが、最後の6文字は数字である必要があります。

4.46 vol-range

説明

vol-rangeプレースホルダは、テープ・ライブラリ内のボリュームのリストを表します。ボリュームIDリストまたはバーコード・リストを指定できます。

構文

vol-range::=
--volume/-v vid[,vid]... | --barcode/-b tag[,tag]...

意味

vidプレースホルダの書式については、vidを参照してください。

例4-11 vol-range

vol-rangeのサンプル値を次に示します。

--volume VOL000001,VOL000002,VOL000005
--barcode ADE210,ADE202

4.47 vol-spec

説明

vol-specプレースホルダは、テープ・ライブラリ内のボリュームを指定します。

構文

vol-spec::=
--volume/-v vid | --barcode/-b tag

意味

vidプレースホルダの書式については、vidを参照してください。

4.48 vol-status

説明

vol-statusプレースホルダは、ボリュームの現在のステータスを表し、バックアップおよびリストア操作に使用できるかどうかを示します。

構文

vol-status::=
usable | readonly | out-of-service

意味

usable

ボリュームを任意の操作に使用できることを示します。

readonly

ボリュームを読取り操作のみに使用できることを示します。

out-of-service

ボリュームを操作に使用できないことを示します。

4.49 wwn

説明

wwnプレースホルダは、テープ・デバイスのWorld Wide Name(WWN)を表します。WWNは、ファイバ・チャネル・ネットワークのテープ・デバイスを一意に識別するために使用される64ビット・アドレスです。WWNは、通常、テープ・デバイスの製造業者によってテープ・デバイスに割り当てられますが、ネットワーク・ユーザーが後で変更することもできます。

制限と使用方法

Oracle Secure Backupでは、オペレーティング・システムを再起動するたびにオペレーティング・システムによって割り当てられる論理名が変わるテープ・デバイスがサポートされています。ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスに接続し、ファイバ・チャネル接続されたテープ・ドライブとテープ・ライブラリが、このカテゴリに属します。これらのテープ・デバイスを参照するには、nrst0aなどの論理名ではなく、nr.WWN[2:000:0090a5:0003f7].aなどのWWNを使用します。論理名とは異なり、WWNは、再起動しても変わりません。

文字列$WWNである、attachmentのRAWデバイス名の部分文字列が、デバイスが開くたびにwwnの値で置き換えられます。たとえば、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)に接続されたNetwork Appliance Filerで使用可能なRAWデバイス名はnr.$WWN.aです。この名前は、巻戻しなしの最高圧縮テープ・デバイスで、--wwn/-Wオプションを使用して指定するWorld Wide Name(たとえば、--wwn WWN[2:000:0090a5:0003f7])が付いています。

構文

wwn::=
wwn

意味

wwn

World Wide Nameを指定します。