この章では、複数のobtoolコマンドで共有されるプレースホルダについて説明します。プレースホルダは、obtoolコマンドの構文図では、ユーザー指定のデータを示す斜体で表示されています。
構文1
NDMPおよびSCSIデバイスの書式は次のとおりです。
hostname:rawdevicename[+scsidevice=altrawdevicename][+stdevice=stdevicename]\ [+stcontroller=stcontroller][+sttarget=sttarget][+stlun=stlun]
バックスラッシュ(\
)はリテラルではなく行の継続を表しています。
構文2
ディスク・プールの書式は次のとおりです。
aspec::=
hostname:pathname
構文3
ACSLSサーバーの書式は次のとおりです。
aspec::=
osb_mediaserver_hostname:acsls_server_hostname
制限と使用方法
hostname
とrawdevicename
以外の設定は、プロトコル・バージョン2を実行するネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)サーバーでのみ使用されます。これらの各オプションを設定するための要件は、サーバー固有です。
物理的なアタッチメントを作成する際、次のガイドラインに従ってください。
LinuxおよびUNIXシステムに接続するテープ・デバイスの場合、RAWデバイス名を、Oracle Secure Backupで使用するためにデバイスを設定したときに作成されたデバイス特殊ファイルの名前にします。この名前は、installobツールとmakedevツールで表示されたものです。
Windowsシステムの場合は、RAWデバイス名を、汎用命名規則(UNC)によるデバイス名にします。
ネットワーク接続ストレージ(NAS)システムの場合は、RAWデバイス名を、ホストのオペレーティング・システム(たとえば、Network Appliance Data ONTAP)によって割り当てられるデバイス名にします。デバイス名には、テープ・ドライブを開けたり閉じたりするときに、巻戻しやアンロードなどの補助的なテープ操作が発生しないような名前を選択する必要があります。このような名前は、通常、文字nで始まるか終わります。
基本的なRAWデバイスの命名規則は、ライブラリの場合はobl
n
、テープ・ドライブの場合はobt
n
です(n
は、最初のデバイスが0
で、それに続くデバイスごとに1ずつ増加)。obl
n
の中の文字l
は英字であり、数字の1
ではありません。表4-1に、一般的なシステムでのRAWデバイス名を示します。
表4-1 一般的なシステムでのRAWデバイス名
オペレーティング・システム | 最初のドライブのアタッチメント | 最初のライブラリのアタッチメント |
---|---|---|
AIX |
|
|
Quantum NDMPサーバー |
|
|
HP-UX |
|
|
Linux |
|
|
SGI |
|
|
Solaris |
|
|
Windows |
|
|
Data ONTAP |
|
|
意味1
デバイスを接続するホスト・コンピュータの名前です。
NDMPサーバーの実装者またはオペレーティング・システムの実装者によって割り当てられたデバイス名です。rawdevicename
は、UNIXでのデバイス特殊ファイル名と同じです(表4-1を参照)。この名前には、デバイスのWorld Wide Nameを参照するための表記$WWN
を含めることができます。
Oracle Secure BackupがSmall Computer System Interface(SCSI)操作をテープ・デバイスにパス・スルーするために使用する必要がある、個々のSCSIパス・スルー・インタフェースの名前です。
Oracle Secure Backupがサーバーに対してNDMP_SCSI_SET_TARGET
メッセージを発行するときに使用する等価なデバイス名です。SCSIホスト・バス・アダプタ(HBA)またはデバイスを識別するオペレーティング・システム固有の文字列を指定します。
NDMP_SCSI_SET_TARGET
を使用する際の、デバイスの、SCSIコントローラのインデックスまたはチャネル番号です。
NDMP_SCSI_SET_TARGET
を使用する際の、デバイスの、SCSIバスのターゲットIDです。
NDMP_SCSI_SET_TARGET
を使用する際の、デバイスのSCSI LUNです。
意味2
意味3
例
例4-1 aspec
aspec
のサンプル値を次に示します。
w0x0f:/dev/obt0 # a tape drive connected to Linux host w0x0f darth:/dev/obl0 # a tape library connected to Solaris host darth ethel:nrst0a # a tape drive connected to NetApp filer ethel winserv:\\.\obl0 # a tape library connected to Windows media server winserv //winserv/obl0 # equivalent to the preceding aspec
authtype
プレースホルダは、認可タイプ(Oracle Secure Backupがネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)サーバーに対して自身を認可するときのモード)を指定します。通常は、デフォルトの設定であるnegotiated
を使用してください。必要な場合、たとえば、NDMPサーバーが正常に動作しない場合は、この設定を変更してもかまいません。
意味
Oracle Secure Backupは、NDMPのnone
認証モードを指定するauthorize
client
メッセージをNDMPサーバーに送信します。ほとんどのサーバーでは、この認可タイプを受け入れません。
Oracle Secure Backupは、使用する最適な認証モードをNDMPサーバーとともに判別します。これは、NDMPのデフォルトおよびポリシー値のデフォルト設定です。
Oracle Secure Backupは、暗号化されていないプレーン・テキストを使用して認証します。
Oracle Secure Backupは、MD5ダイジェスト・アルゴリズムを使用して認証します。
説明
backup-level
プレースホルダは、backupコマンドで作成されるバックアップのレベルを指定します。
構文
意味
最後にバックアップした日時に関係なく、データセットで定義されたすべてのファイルがバックアップされるように指定します。このオプションはレベル0に相当します。これがデフォルト値です。
1
から9
までの増分レベルを指定し、最後のバックアップ後に変更されたファイルのみを、指定した増分レベルより下位のレベルにおいてバックアップします。
同位またはより下位のレベルで最後の増分バックアップ後に変更されたファイルがバックアップされるように指定します。incr
オプションは、レベル10に相当します。このレベルは、プラットフォーム依存であり、Netapp FilerのData ONTAPなど、一部のクライアント・オペレーティング・システムと互換性がありません。
全体バックアップ(レベル0)に相当しますが、全体または増分のバックアップ・スケジュールに影響しない方法でこのバックアップの記録が保存されます。このオプションは、増分バックアップのスケジュールを妨げることなく、オフサイト保管のバックアップ・イメージを作成するときに使用すると便利です。
説明
content
プレースホルダは、データベース・バックアップ記憶域セレクタのバックアップ・コンテンツのタイプを表します。
意味
データベースによってアーカイブされたREDOログをバックアップまたはリストアします。
最後にバックアップした日時に関係なく、データベース・ファイルをバックアップまたはリストアします。このオプションは、レベル0のバックアップと同じです。
バックアップ・レベルに関係なく、最後のバックアップ後に変更されたデータのみをバックアップまたはリストアします。
制御ファイルをバックアップまたはリストアします。
説明
data-selector
プレースホルダは、ユーザー指定の値に基づいて選択されるOracle Secure Backupカタログ・データを表します。
意味
最新です。次の条件を満たしている場合は、先に行った全体バックアップまでを含め、増分の基準となるすべてのバックアップがOracle Secure Backupの対象になります。
ファイルシステム・オブジェクトがディレクトリである。
最新のインスタンスが増分バックアップである。
最古です。ファイルシステム・オブジェクトがディレクトリの場合は、Oracle Secure Backupは、最初の全体バックアップにあるそのディレクトリのインスタンスとそのコンテンツを選択します。
すべてのインスタンスです。
backup-id
によって識別されるバックアップ・イメージ・セクションに含まれる特定のインスタンスです。バックアップIDは、obtoolによって割り当てられた小さい整数値で、参照の目的にのみ使用されます。
指定のdate-time
以前にバックアップに存在したファイルシステム・オブジェクトです(「date-time」を参照)。ファイルシステム・オブジェクトがディレクトリで、最新のインスタンスが増分バックアップの場合は、先行する全体バックアップまでを含む、すべての条件(増分の基準となるバックアップ)がOracle Secure Backupの対象になります。
指定した2つのdate-time
値の間にバックアップされたすべてのオブジェクトです(「date-range」を参照)。単一のdate-time
式とは異なり、Oracle Secure Backupではディレクトリの増分バックアップを特に考慮しません。
説明
dataset-dir-name
プレースホルダは、データセット・ディレクトリの名前を指定します。WindowsおよびUNIXのファイルシステムと同様に、Oracle Secure Backupのデータセット・ファイルは、管理サーバー上でネーミング・ツリーに編成されます。データセット・ディレクトリは、データセット・ファイルを格納するディレクトリです。データセット・ディレクトリは階層構造にすることができ、10レベルの深さまでサブディレクトリをネストできます。
説明
dataset-file-name
プレースホルダは、データセット・ファイルの名前を指定します。「dataset-dir-name」で説明しているように、データセット・ファイルは、ディレクトリ・ツリーに編成されています。
説明
データセット・ディレクトリまたはデータセット・ファイルの名前を指定します。
意味
dataset-dir-name
プレースホルダの詳細は、「dataset-dir-name」を参照してください。dataset-file-name
プレースホルダの詳細は、「dataset-file-name」を参照してください。
説明
構文
意味
date-time
プレースホルダの詳細は、「date-range」を参照してください。date-range
の開始と終了の書式は、対応している必要はありません。たとえば、日付範囲の開始では時間を指定しても、終了では時間を省略できます。
例
date-range
のサンプル値を次に示します。
2013/1/1-2013/1/31 5/25.08:00:00-5/25.08:30:00 2012/03/01-05/3/2.22:00:00
構文
weekday-expr | relative-weekday-expr | day n { each month | each quarter | each year } | year/month/day | month/day | month/day each quarter
weekday-name | weekday-aggregate | weekday-range [ weekday-name | weekday-aggregate | weekday-range ]...
monday[s] | tuesday[s] | wednesday[s] | thursday[s] | friday[s] | saturday[s] | sunday[s]
daily | weekend[s] | weekday[s]
weekday-name-weekday-name
[ weekday-ordinal weekday-name ]... | [ { weekday_name }... except weekday-ordinal ]... | [ { weekday_name }... [ except ] { before | after } weekday-ordinal weekday-name ]...
first | second | third | fourth | fifth | last
注意:
空白を含むday-date文字列は、二重引用符で囲む必要があります。
意味
月に発生する1日または複数日にわたる曜日を別々に指定します。
複数の曜日表現を指定する場合は、それぞれを空白で区切り、全体を二重引用符で囲む必要があります。たとえば、月曜日、水曜日および金曜日を指定するには、"monday wednesday friday"
を使用します。
表現を組み合せて指定できますが、二重引用符で囲む必要があります。たとえば、水曜日および週末を指定するには、"wednesday weekend"
を使用します。
曜日の範囲指定は、週の前半から後半へ向けて指定する必要があります。たとえば、sunday-friday
は指定できますが、thursday-tuesday
は指定できません。
注意:
Windows用のOracle Secure Backupでは、大小文字の混在した曜日名または大文字の曜日名はサポートされていません。たとえば、曜日名としてMonday
またはMONDAY
を指定すると、エラーが戻されます。
月に発生する1日または複数日にわたる曜日を指定します。
月の中での発生順序を付けて平日を指定します。
曜日を指定しますが、指定した序数の曜日は除外します。
指定日の前または後にある特定の曜日、または指定日の前または後にある特定の曜日を除いた曜日を指定します。
各月、各四半期または各年のn番目の日を指定します。四半期には92日あります。四半期が92日より少ない場合でも、92番目の日が最終日とみなされます。
特定の日(1日かぎり)を指定します。
特定の日(毎年)を指定します。
カレンダの各四半期における月の相対的順序(1、2または3)と日を指定します。
例
例4-3 day-date
サンプル値を次に示します。
daily tuesdays "monday wednesday friday" "monday-thursday saturday" "wednesday weekends" "last saturday" "second thursday third sunday" "thursday friday saturday except first" "saturday except third" "saturday sunday after first friday" "weekdays before last saturday" "weekends except after last friday" "monday wednesday except before first sunday" "day 4 each month" "day 31 each quarter" "day 90 each year" 2012/12/25 12/25 "3/1 each quarter"
説明
複製ポリシーに指定された期間の経過が始まる時期を特定するボリューム固有のイベントです。複製ジョブは、これらのイベントのいずれかが最初のアクティブな場所で発生した場合にのみスケジュールされます(最初のアクティブな場所でのみ複製が行われるため)。
意味
この複製ルールに対するメディア・ファミリを指定します。
指定されたメディア・ファミリに対して作成される複製の数を指定します。
意味
ボリュームへの最初の書込みが行われる時点。この値は、アクティブな場所でのみ有効です。
ボリュームへの最後の書込みが行われる時点。この値は、アクティブな場所でのみ有効です。
書込みウィンドウが閉じる時点。この値は、アクティブな場所でのみ有効です。
書込みウィンドウが閉じてしまったか、ボリュームがいっぱいであるために、ボリュームに書き込むことができなくなる時点。この値は、アクティブな場所でのみ有効です。
保管場所にボリュームが到着した時点。この値は、保管場所でのみ有効です。
ボリュームが期限切れになる時点。この値は、保管場所でのみ有効です。
構文
意味
iee-range
構文のプレースホルダとキーワードの詳細は、「iee-spec」を参照してください。iee-spec-iee-spec
内の中央のダッシュは、2つの要素の間に含まれる範囲であることを表します。
例
例4-5 iee-range
iee-range
のサンプル値を次に示します。
iee1 iee1-iee3 iee1,iee3,iee7-iee9 vacant none
構文
意味
データセット・ジョブは、指定したデータセットのバックアップです。データセット・ジョブには、ログインしているOracle Secure Backupユーザーのユーザー名、スラッシュおよび一意の数値IDで構成されたIDが割り当てられます。たとえば、admin/15
などです。
各データセット・ジョブについて、それに含まれるホストごとに下位のジョブが1つずつ作成されます。各バックアップ・ジョブには、接頭辞である親(データセット)ジョブIDと、それに続くドット(.
)および一意の小さい数値で構成されたIDが割り当てられます。たとえば、admin/15.1
などです。
リストア操作を始めるときに読み取る必要のあるバックアップ・イメージごとに、リストア・ジョブが作成されます。各ジョブには、ログインしているユーザー名、スラッシュおよび一意の数値IDで構成されたIDが割り当てられます。たとえば、admin/16
などです。
Recovery Manager (RMAN)のBACKUP
コマンドを使用してデータベース・ファイルをバックアップすると、Oracle Secure BackupによってOracleバックアップ・ジョブが作成されます。このジョブは親ジョブに属し、親ジョブのIDは、Oracle Secure Backupユーザー名、スラッシュ、数値IDで構成されます。Oracle Secure Backupユーザー名は、オペレーティング・システム・ユーザーが使用することを事前認可されたものです(mkuser
コマンドの--preauthオプションを参照)。たとえば、sbt/15
などです。
Oracleバックアップ・ジョブのジョブIDは、親ジョブのジョブID、ドット、下位の各ジョブを識別する一意の数値IDから構成されます。たとえば、sbt/15.1
などです。
Oracle Secure Backupは、Recovery Manager (RMAN) RESTORE
コマンドでデータベース・ファイルがバックアップ・イメージ・インスタンスからリストアされると、Oracleリストア・ジョブを作成します。このジョブは親ジョブに属し、親ジョブのIDは、Oracle Secure Backupユーザー名、スラッシュ、数値IDで構成されます。Oracle Secure Backupユーザー名は、オペレーティング・システム・ユーザーが使用することを事前認可されたものです(mkuser
コマンドの--preauthオプションを参照)。たとえば、sbt/16
などです。
Oracleリストア・ジョブのジョブIDは、親ジョブのジョブID、ドット、下位の各ジョブを識別する一意の数値IDから構成されます。たとえば、sbt/16.1
などです。
スキャン・ジョブは、バックアップ管理者が指定した時間に実行され、ボリューム・カタログをスキャンして、メディア移動または複製ジョブの対象となるボリュームを特定します。スキャンは場所ごとに行われます。このようなメディア移動または複製ジョブは、指定されたメディア移動または複製ウィンドウ内で、リソースが使用可能なときに実行されます。
メディア移動ジョブは、関連付けられたローテーション・ポリシーを満たす場合または保管場所からリコールされたときに、メディアをある場所から別の場所に移動するように指定します。
Recovery Manager (RMAN)のBACKUP
コマンドを使用してデータベース・ファイルをバックアップすると、Oracle Secure BackupによってOracleバックアップ・ジョブが作成されます。親ジョブは、Oracle Secure Backupユーザー名、スラッシュおよび数値IDで識別されます。Oracle Secure Backupユーザー名は、オペレーティング・システム・ユーザーが使用することを事前認可されたものです。たとえば、sbt/16
などです。
oraparent
は、orabackup
ジョブに関連付けられている親ジョブです。
Oracle Secure Backupは、catalog
コマンドを使用してバックアップ・コンテナのすべてのバックアップ・イメージ・インスタンスからカタログ情報がインポートされると、カタログ・インポート・ジョブを作成します。このジョブが完了すると、指定したバックアップ・コンピュータからインポートしたメタデータでカタログが更新されます。
Oracle Secure Backupは、cpinstance
コマンドでバックアップ・イメージ・インスタンスのコピーが作成されると、インスタンスのコピー・ジョブを作成します。インスタンス・コピーの各ジョブには、一意の識別子が割り当てられ、即座に実行したり、後で実行したりできます。
stagescan
コマンドのいずれかで起動します。stagescanジョブは、1つ以上のステージ・ディスク・プール・デバイスのバックアップ・イメージ・インスタンスをスキャンおよびフィルタします。デバイスに添付されたステージ・ルールに一致するインスタンスは、stagescanジョブで作成されるcopyfromstageジョブによってグループ化およびコピーされます。stagescanジョブでは、ゼロ以上のcopyfromstageジョブを作成できます。説明
name-format
プレースホルダは、バックアップ・イメージの名前の割当てに使用される書式を指定します。
名前の有効な値には、大文字のアルファベット、小文字のアルファベット、数値、ハイフン、アンダースコアまたはピリオドがあります。これらは、名前の書式の変数の%H、%T、%t、%R、%dまたは%Sと組み合せることができます。
名前の書式を明示的に指定しない場合、Oracle Secure Backupは%H-%T-%tを使用します。たとえば、2013年4月12日10:23:46にホストbrhost2にバックアップが作成されると、バックアップ・イメージに使用される名前は、brhost2-102346-20130412
になります。
意味
説明
ndmp-backup-type
プレースホルダは、特定のネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスのネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)バックアップのタイプを指定します。
プレースホルダ値はNDMPファイラ・ベンダーに固有のため、ファイラ・ベンダーに適用可能なバックアップ・タイプを確認してください。
注意:
ndmp-backup-type
で指定されている値は、大文字と小文字を区別します。NDMPバックアップのタイプを指定するときは、小文字を使用する必要があります。
説明
numberformat
プレースホルダは、大きい数値を表示する書式を指定します。numberformat
を指定しない場合、numberformat変数の値が使用されます。この変数が設定されていない場合、デフォルトはfriendly
になります。
意味
このプレースホルダでは、Oracle Secure Backupへの事前認可アクセスを付与されるオペレーティング・システム・ユーザーのホストを指定します。アスタリスク文字(*
)をワイルドカードとして使用すると、管理ドメイン内のすべてのホストを指定できます。
このプレースホルダでは、指定のオペレーティング・システムによって事前認可されるOracle Secure Backupへのアクセスを付与します。os-username
をWindowsアカウント名として指定する場合は、windows-domain
名をワイルドカードまたは特定の名前で明示的に指定する必要があります。アスタリスク文字(*
)をワイルドカードとして使用すると、ホスト上のすべてのオペレーティング・システム・ユーザーを指定できます。デフォルトでは、指定したホスト上のすべてのユーザーが事前認可されます。
このプレースホルダでは、hostname
のWindowsドメインを指定します。Windowsホストから事前認可されたログインに対してのみ適用できます。アスタリスク文字(*
)をワイルドカードとして使用すると、すべてのWindowsドメインを指定できます。デフォルトでは、すべてのWindowsドメインに対して、指定ホスト上での事前認可アクセスが許可されます。
事前認可済のオペレーティング・システム・ユーザーがアクセスできるOracle Secure Backupリソースを定義します。次の値を指定できます。
rman
この値を指定すると、Recovery Manager(RMAN)を使用したOracle Database SBTバックアップが事前認可されます。指定のSBTリクエストについて一致する事前認可が見つからない場合は、そのリクエストは失敗します。
cmdline
この値を指定すると、ユーザーが起動したOracle Secure Backupコマンドライン・ユーティリティを介したログインが事前認可されます。
例
例4-7 preauth-spec
obhost1+rman obhost2:jblogg+rman+cmdline obhost2:*:Win-domain+rman *:jblogg:*+cmdline
説明
protover
プレースホルダは、ネットワーク・データ管理プロトコル(NDMP)プロトコルのバージョンを表します。通常は、サーバーが通信に使用できる最新のプロトコルのバージョンを、Oracle Secure Backupで自動的に選択できるようにしておきます。テストやその他の目的で必要な場合は、Oracle Secure Backupとこのサーバー間での通信に使用するNDMPプロトコルのバージョンを変更できます。NDMPサーバーが、ユーザーが選択したプロトコルのバージョンを使用して通信できない場合、Oracle Secure Backupでは、どちらの側でもサポートされるバージョンを使用することなく、エラーをレポートします。
説明
restriction
プレースホルダは、操作をテープ、ディスク・プールまたはクラウド・ストレージ・デバイスに制限するように指定します。複数のテープ・デバイス制限をリストに指定すると、そのうちの1つのみが選択されます。
バックアップのターゲットがクラウド・ストレージ・デバイスの場合、Oracle Secure Backupではデフォルトでクラウド・ストレージ・デバイスにバックアップしないため、デバイスを指定する必要があります。
説明
role
プレースホルダは、管理ドメイン内のホストのロールを表します。
意味
管理ドメイン内のホスト・コンピュータを指定します。ホスト・コンピュータには、Oracle Secure Backupソフトウェアのコピーと、構成設定とバックアップ履歴を保存するカタログが格納されています。
Oracle Secure Backupでバックアップする、ローカル・アクセスされるデータが格納されているホスト・コンピュータを指定します。管理ドメイン内に定義されているコンピュータのほとんどは、クライアント・ホストです。
1つ以上の2次ストレージ・デバイス(テープ・ライブラリなど)が接続されているホスト・コンピュータを指定します。
説明
schedule-priority
プレースホルダは、バックアップ、リストア、ボールティング・スキャンまたはボリューム複製スキャンの各ジョブについて、スケジュールの優先度を指定します。ジョブの優先度は正の数値で示されます。
(ジョブを実行できる最も早い時間が過ぎてしまった後に)ジョブを実行するためにスケジューラで使用する主な決定基準は、スケジュールの優先度です。ジョブの実行に必要なすべてのリソースが使用可能な場合、スケジューラは、優先度の低いジョブより優先度の高いジョブを先にディスパッチします。たとえば、20のジョブがスケジューラにあり、実行の用意ができている場合は、スケジュールの優先度を示す数値が最も小さいジョブから実行されます。
説明
se-spec
プレースホルダは、テープ・ライブラリ内の記憶域要素の番号を表します。
意味
n
には、テープ・ライブラリ内の記憶域要素の番号である1
から最大番号までを指定できます。
要素は、その略語(se
)の後ろに要素の番号を付けた形式で参照されます(たとえば、se5
)。特定のタイプの要素が複数存在する場合、要素の番号は1から始まります。要素が1つしかないときは番号を省略できます。つまり、se1
とse
はどちらも、1番目で唯一の記憶域要素を表すことになります。略語を省略すると、記憶域要素とみなされます。たとえば、se4
と4
はどちらも、4番目の記憶域要素を指します。
記憶域要素がないことを指定します。
空の記憶域要素があればそれを指定します。テープ・ドライブがロードされることがわかっている場合にのみ、vacantを指定します。
意味
start-time
とend-time
の書式については、「time」を参照してください。start-time-end-time
内の中央のダッシュは、2つの時間の間に含まれる範囲であることを表します。
例
例4-10 time-range
時間範囲はローカル時間に基づき、自分のロケールで夏時間が適用されている場合は、夏時間を考慮します。time-range
のサンプル値を次に示します。
08:00:00-08:30:00 1430-1530 1430-14:35:30
説明
wwn
プレースホルダは、テープ・デバイスのWorld Wide Name(WWN)を表します。WWNは、ファイバ・チャネル・ネットワークのテープ・デバイスを一意に識別するために使用される64ビット・アドレスです。WWNは、通常、テープ・デバイスの製造業者によってテープ・デバイスに割り当てられますが、ネットワーク・ユーザーが後で変更することもできます。
制限と使用方法
Oracle Secure Backupでは、オペレーティング・システムを再起動するたびにオペレーティング・システムによって割り当てられる論理名が変わるテープ・デバイスがサポートされています。ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスに接続し、ファイバ・チャネル接続されたテープ・ドライブとテープ・ライブラリが、このカテゴリに属します。これらのテープ・デバイスを参照するには、nrst0a
などの論理名ではなく、nr.WWN[2:000:0090a5:0003f7].a
などのWWNを使用します。論理名とは異なり、WWNは、再起動しても変わりません。
文字列$WWN
である、attachmentのRAWデバイス名の部分文字列が、デバイスが開くたびにwwn
の値で置き換えられます。たとえば、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)に接続されたNetwork Appliance Filerで使用可能なRAWデバイス名はnr.$WWN.a
です。この名前は、巻戻しなしの最高圧縮テープ・デバイスで、--wwn/-W
オプションを使用して指定するWorld Wide Name(たとえば、--wwn WWN[2:000:0090a5:0003f7]
)が付いています。