他のサーバーからコンテンツを組み込むには、コンテンツを表示するURLに基づくリージョンを作成できます。
通常、アプリケーションのページは、Oracle Databaseに格納されたデータに基づきます。たとえば、現在のオラクル社の株価を参照すると想定します。URLに基づくタイプURLのリージョンを作成できます。次に例を示します。
http://quote.yahoo.com/q?d=b&s=ORCL
次に、STOCK_SYMBOLというアイテムを作成して、ユーザーが入力した株価をリージョンの基にします。次に例を示します。
http://quote.yahoo.com/q?d=b&s=&STOCK_SYMBOL.
リージョンに対して必要以上に多くのHTMLが戻される場合があります(前述の例の場合など)。表示されるHTMLを制限するには、次のリージョン属性を使用できます。
URL(破棄の終了、このテキストを含まず)
URL(破棄の開始、このテキストを含む)
ヒント:
前述の例では、プロキシ・サーバー・アプリケーション属性の設定が必要になることがあります。プロキシ・サーバー・アプリケーション属性を指定しない場合、エラー・メッセージが表示されます。Oracle Application Expressは、Oracleのutl_http.request_pieces
ファンクションを使用して、指定したURLから生成されたHTMLを取得します。アプリケーション属性の編集を参照してください。
また、開発者は、リージョン属性「組入れモード」を使用して、Oracle Application Expressによってコンテンツが取得および表示される方法を制御することもできます。オプションは次のとおりです。
IFrame - ブラウザによって、HTML iframeにリモート・コンテンツが表示されます。Oracle Application Expressが表示のためにこのコンテンツをデータベースにフェッチする必要はありません。
インライン(特殊文字をエスケープ) - ページのレンダリング時に、データベースによってリモート・コンテンツがロードされるようにします。その後、リージョンの位置に、フェッチされたデータがインラインで表示されます。クロス・サイト・スクリプティングを回避するために、コンテンツ内のHTML特殊文字はエスケープされます。
インライン(エスケープなし) - このモードは、HTML文字がエスケープされない点を除いて、インライン(特殊文字をエスケープ)に類似しています。開発者は、リモート・コンテンツが常に安全な場合にのみ、このモードを使用する必要があります。
関連項目:
SSL有効URLでの作業
SSL有効URL(Webサービスの起動など)をコールする場合、またはSSL有効URLタイプのリージョンを作成する場合、ウォレットを作成する必要があります。ウォレットは、SSLに必要な認証および署名された資格証明(秘密鍵、証明書および信頼できる証明書)の格納に使用されるパスワード保護されたコンテナです。
ヒント:
Oracle Application Express管理ガイドの「ウォレット情報の構成」を参照してください。
親トピック: ページ・レイアウトの制御