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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98591-01
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5.5 Webシート・プロパティの理解

「Webシート・プロパティ」ページを使用して、アプリケーションの一般的なデフォルト設定および動作を制御できます。

5.5.1 Webシート・プロパティの編集

実行中のWebシートの内部または外部から、「Webシート・プロパティ」ページにアクセスできます。ホームページは、そのWebシートを実行するときに、ユーザーが最初にアクセスするデフォルトの開始ページです。

Webシート・プロパティを編集するには、次のステップを実行します。

  1. アプリケーションのホームページから、次のステップを実行します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーション・ビルダーのホーム・ページで、Webシート・アプリケーションを選択します。
    「Webシート・プロパティ」が表示されます。
  2. 実行中のWebシートから、次のステップを実行します。
    1. Webシートを実行します。
    2. 「管理」メニューから、「Webシート・プロパティ」を選択します。
    「Webシート・プロパティ」が表示されます。
  3. セクションを表示または非表示にするには、セクション・タイトルの左側にある大なり記号(>)をクリックします。
  4. 次の項の説明に従って適切なWebシート・プロパティを編集します。
  5. 「変更の適用」をクリックします。

関連項目:

Webシートの実行

5.5.2 Webシート・プロパティ

開発者は、Webシート・プロパティ・ページを使用して、アプリケーションの一般的なデフォルト設定および動作を制御できます。ホームページ属性は、ユーザーがデフォルトでアクセスするページ、データ・グリッドまたはページ、レポートを示します。

5.5.2.1 Webシート

Webシート・プロパティによって、一般的なWebシート・アプリケーションの動作を制御します。

表5-1 Webシート・プロパティ

属性 説明

名前

アプリケーションの名前を指定します。アプリケーションの実行中は、この名前がブレッドクラム内に表示されます。

Status

アプリケーションのステータスを指定します。

ホームページ

このWebシートのホームページを選択します。これは、Webシートを実行するときに、ユーザーに対して最初に表示されるページです。

アプリケーション日付書式

アプリケーションで使用する日付書式を決定します。

この日付書式を使用して、NLS_DATE_FORMATデータベース・セッションの設定が変更されてから、アプリケーション内のページが表示または送信されます。この値には、有効なOracle日付書式マスクを含むリテラル文字列、または置換構文を使用したアイテム参照を指定できます。値が指定されていない場合は、データベース・セッションからデフォルトの日付書式が実行時に取得されます。

デフォルトのアプリケーション言語

アプリケーションのデフォルト言語を指定します。ユーザーは、アプリケーション内から言語プリファレンスを変更できます。この言語リストは、インストールされたApplication Expressの翻訳済バージョンによって決まります。

デフォルトのアプリケーション地域

日付、言語、数字などの属性を制御する、アプリケーションのデフォルト地域を指定します。ユーザーは、アプリケーション内から地域プリファレンスを変更できます。

パスワードのリセットの表示

ログイン・ページでの「パスワードの再設定」リンクの表示を制御します。ユーザーは、このリンクを使用してパスワードをリセットできます。このオプションは、アプリケーションで「Application Expressアカウント」認証が使用されている場合にのみ機能します。

Webシートの電子メール送信元アドレス

Webシートで送信元アドレスとして使用する電子メール・アドレスを決定します。この送信元電子メール・アドレスは、Webシートのデータ・グリッドまたはレポート電子メール・ダウンロードから電子メールを送信する際に使用されます。

5.5.2.2 詳細

詳細プロパティによって、アプリケーションの説明およびログイン・メッセージが決定します。

表5-2 詳細

属性 説明

所有者

アプリケーションを所有するユーザーを指定します。

説明

アプリケーションについて説明するオプションの説明です。

ログイン・メッセージ

ログイン・ページにこのメッセージが表示されます。

5.5.2.3 ロゴ

ロゴ・プロパティを使用して、Webシート・アプリケーションのロゴを作成します。このロゴは、Webシートの上部に表示されます。

表5-3 ロゴ

属性 説明

ロゴ・タイプ

アプリケーションに使用するロゴのタイプを選択します。

ロゴ

アプリケーション・ロゴとして使用する完全なテキスト文字列を入力します。

5.5.2.4 スタイル

「スタイル」セクションを使用して、デフォルトのアプリケーション・スタイルを上書きし、カスタムCSSを使用します。

5.5.2.5 認証

認証プロパティを使用して、このWebシートの認証スキームを選択します。

表5-4 認証

属性 説明

認証

アプリケーションのユーザーを認証する方法を選択します。認証スキームを変更するには、「認証の編集」をクリックします。次のリストが表示されます。

  • Application Expressアカウント - 開発者アカウントのユーザー名とパスワードを使用して認証します。

  • シングル・サインオン: Oracle Application Server Single Sign-Onを使用して認証します。これは、Application Expressインスタンスに対して構成する必要があります。

  • LDAP - LDAPディレクトリを使用して認証します。これを構成するには、このページで追加パラメータを指定します。

  • カスタム - 認証およびセッション管理タスクのための独自のコードを指定します。Webシート・アクセスの制御を参照してください。

ログアウトURL

このアプリケーションのLogout URL属性になるURLを指定します。この属性は、ログアウト・リンクで次のように参照されます。

&LOGOUT_URL.

このアプリケーションで組込みセッション検証を使用する場合、"wwv_flow_custom_auth_std.ws_logout?p_websheet_app_id=&WS_APP_ID.&p_next_url=ws?p=&WS_APP_ID.:home"を使用して組込みログアウト・プロシージャを起動できます。

データ型

使用されるセッションcookieのタイプ。この属性を使用すると、ワークスペース内の複数のアプリケーション間で、同じApplication Expressセッションを共有できます。セッション共有により、複数回ログインすることなく、アプリケーション間をシームレスにナビゲートできます。
  • アプリケーション(非共有): セッションcookieはこのアプリケーション固有です。セッションは他のアプリケーションと共有されません。

  • ワークスペース共有: Cookieタイプが「ワークスペース共有」にも設定されている場合、セッションは、このワークスペースの他のアプリケーションと共有されます。

  • カスタム: カスタム・セッションcookie属性を定義します。

Cookie名

URLのApplication ExpressセッションおよびセッションIDの識別に必要なセッションcookieの名前です。セッションcookie名に値が指定されていない場合、Application Expressによって、デフォルト値が指定されます。

Cookieパス

セッションcookieのパス属性。

Cookieドメイン

セッションcookieのドメイン属性。

セキュア

オプションは次のとおりです。

  • はい: プロトコルがHTTPSの場合にのみ、ブラウザからセッション管理cookieを送信することを許可します。

  • いいえ: プロトコルがHTTPまたはHTTPSの場合に、ブラウザからセッション管理cookieを送信することを許可します。

5.5.2.6 許可

認可プロパティによって、Webシート・アプリケーションにログインできるユーザーを制御します。

表5-5 認可

属性 説明

アクセス制御リスト・タイプ

認証が「Application Expressアカウント」の場合、Application Expressワークスペース内のロールで認可を判断するか、アクセス制御リストで認可を判断するかを選択します。「Application Expressアカウント」以外のすべての認証タイプでは、認可は常にアクセス制御リストで判断されます。

パブリック・アクセスを許可

オプションは次のとおりです。

  • はい: ユーザーにログインを要求せずに、ユーザーが読取り専用モードでアプリケーションを実行できるようになります。

  • いいえ: アプリケーションを実行するには、すべてのユーザーはログインする必要があります。

ヒント:

ロールおよびそれらの権限の詳細は、「アクセス制御ロール」をクリックしてください。「アクセス制御リストの編集」をクリックして、アクセス制御リスト・ページにリンクします。詳細は、Webシート・アクセスの制御を参照してください。

5.5.2.7 SQL

SQLプロパティによって、ユーザーがカレントWebシートでSQLを使用できるかどうかを決定します。デフォルトでは、この機能は無効化されています。デフォルトの設定を変更するには、「はい」を選択します。

有効な場合、ユーザーはアプリケーション内でSQLタグとSQLレポートを使用できます。「オブジェクトの追加」をクリックして、推奨オブジェクトページにリンクします。ユーザーは、カスタム・レポートを記述することも、カレント・ワークスペースに関連付けられたスキーマ内のデータベース・オブジェクトにSQLタグを使用することもできます。推奨オブジェクトとしてデータベース表またはビューを指定すると、ヘルプ・ページで表およびビューの列を公開することによりSQLを簡単に作成できるようになります。

ヒント:

インスタンスの管理者は、インスタンス全体に対してSQLを使用する機能を制御できます。詳細は、『Oracle Application Express管理ガイド』のWebシートでのSQLアクセスの有効化と無効化に関する説明を参照してください。