プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Application Expressインストレーション・ガイド
リリース18.1
E98589-01
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

4.6 Oracle REST Data Servicesのダウンロードとインストール

Oracle REST Data Servicesのダウンロードとインストールについて理解します。

参照:

『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』

4.6.1 Oracle REST Data Servicesのダウンロード

Oracle REST Data Servicesをダウンロードする方法を理解します。

ヒント:

デフォルトで、Oracle REST Data Servicesを介してOracle Application Expressにアクセスするためのコンテキスト・ルートは/ordsです。Oracle Application Expressにアクセスするために/apexのコンテキスト・ルートを持つ場合、Oracle REST Data Servicesをインストールする前に、ords.warファイルの名前をapex.warに変更します。『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』」の、Oracle REST Data Servicesのインストールに関する項を参照してください。

Oracle REST Data Servicesをダウンロードするには、次の手順に従います。

  1. 最新リリースのOracle REST Data Servicesを次のサイトからダウンロードします。
    http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/rest-data-services/downloads/index.html
    

    ファイル名のversion.numberに現在のリリース番号が反映されることに注意してください。

  2. ダウンロードしたZIPファイルを任意のディレクトリ(フォルダ)に解凍します。
    • UNIXおよびLinuxの場合: ords.version.number.zipを解凍します

    • Windowsの場合: Windowsエクスプローラでords.version.number.zipファイルをダブルクリックします

  3. イメージ・ディレクトリapex/imagesを、Oracle Application ExpressソフトウェアZIPからOracle REST Data Servicesがインストールされているファイル・システム上の場所にコピーします。
  4. 『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』を参照して、すべてのインストールと構成のステップに従い、完了します。
  5. Oracle Database 12c以降のマルチテナント・アーキテクチャの場合は、アクセスする特定のプラガブル・データベース(PDB)のサービス名を使用して接続を構成していることを確認してください。URLでPDBを指定するようにOracle REST Data Servicesを構成している場合を除き、CDB$ROOTのサービス名は使用できません。詳細は、『Oracle REST Data Servicesインストレーション、構成および開発ガイド』を参照してください。

4.6.2 リバース・プロキシやロード・バランサの内側にあるOracle REST Data Servicesの構成について

Oracle Application Expressがリバース・プロキシまたはロード・バランサの内側で実行されている場合、ユーザーのブラウザが認識した元のHTTPホスト名とプロトコルをApplication Expressエンジンに通信することが重要です。

Application Expressエンジンはこの情報を使用して、HTMLレスポンスおよびHTTPリダイレクト内に、ユーザーのブラウザが正常に追随できる有効なURLを生成します。正確な構成ステップは、Java EEアプリケーション・サーバーにより異なります。たとえば、Oracle WebLogic Serverの場合、これはOracle WebLogic Server Proxy Plug-Inを使用して実行されます。詳細は、Java EEアプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。

4.6.3 Web Server HTTP POSTのリクエスト制限

Web Server HTTP POSTのリクエスト制限について理解します。

スタンドアロン・モードまたはTomcat Java Container内でOracle REST Data Servicesを実行している場合、ファイル・アップロード以外のPOSTリクエストにはサイズ制限があります。Application Expressユーザーは、SQL Workshopでコピーと貼付けを使用してデータをアップロードする場合や、スプレッドシートからアプリケーションを作成する場合に、これらの制限に直面します。

  • Oracle REST Data Servicesをスタンドアロン・モードで実行する場合、デフォルトの制限は、ORDS 3.0.9以降では10MBです。次のようにして制限を増やすことをお薦めします。

    Javaシステム・プロパティ org.eclipse.jetty.server.Request.maxFormContentSizeを、より大きい値(単位はバイト)に設定します。このプロパティはOracle REST Data Servicesの起動時に設定できます。次に例を示します。java -Dorg.eclipse.jetty.server.Request.maxFormContentSize=3000000 -jar ords.war

  • Apache Tomcat上で実行している場合、デフォルトの制限は2㎆です。制限を変更するには、Apache TomcatのmaxPostSizeパラメータを調整します。

    参照:

    詳細は、http://tomcat.apache.org/を参照してください。

4.6.4 Oracle XML DBプロトコル・サーバーの無効化

以前は埋込みPL/SQLゲートウェイを使用していたが、現在はOracle REST Data Servicesを使用する場合は、Oracle XML DB Protocol Serverを無効にする必要があります。

Oracle XML DBプロトコル・サーバーを無効化するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動し、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続します。次に例を示します。
    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      SQL> CONNECT SYS as SYSDBA
      Enter password: SYS_password
      
  2. 次のコマンドを実行します。
    EXEC DBMS_XDB.SETHTTPPORT(0);