2 接続なしリソースおよび接続リソース用のアプリケーションの作成および構成の前提条件
接続なしリソース用のアプリケーションを作成する前、および接続されたアプリケーションのフラット・ファイルを構成する前に完了する必要があるタスクについて学習します。
2.1 接続なしリソース用のアプリケーションを作成するためのプロセス・フロー
Oracle Identity Governanceリリース12.2.1.4.0以降では、Identity Self Serviceのアプリケーション・オンボード機能を使用してコネクタの作成とデプロイメントが処理されます。
図2-1は、コネクタのインストール・パッケージを使用して、接続なしリソース用のアプリケーションを作成するステップの概要を示すフローチャートです。
2.2 接続リソース用のアプリケーションを構成するためのプロセス・フロー
Oracle Identity Governanceリリース12.2.1.4.0以降では、Identity Self Serviceのアプリケーション・オンボード機能を使用してコネクタの作成とデプロイメントが処理されます。
図2-2はコネクタのインストール・パッケージを使用して、Oracle Identity Governanceで接続リソース用のフラット・ファイル・アプリケーションを構成するステップの概要を表すフローチャートです。
2.3 前提条件ソフトウェアのインストール
フラット・ファイルを構成し、事前定義されたコネクタが使用できるリソースにエンティティをロードするには、Oracle Identity Governanceで事前定義されたコネクタのアプリケーションが作成されている必要があります。
ノート:
事前定義されたコネクタのアプリケーションの作成は、接続リソース用のフラット・ファイルを構成する場合のみの前提条件です。2.4 フラット・ファイルのエクスポート
エンタープライズ・ターゲット・システムから、Oracle Identity Governanceにリコンサイルするレコードが含まれるフラット・ファイルをエクスポートする必要があります。
ユーザー管理および権限管理用のすべてのフラット・ファイルをエクスポートしていることを確認します。たとえば、ユーザー・アカウント・データを含むフラット・ファイルをエクスポートし、持っている権限(グループ、ロールまたは部門)ごとに1つのフラット・ファイルをエクスポートします。エクスポートしたフラット・ファイルはすべて、Oracle Identity Governanceをホスティングするコンピュータからアクセス可能な場所に配置してください。
コネクタ・サーバーを使用している場合は、エクスポートしたすべてのフラット・ファイルが、コネクタ・サーバーがインストールされているコンピュータに存在している必要があります。
2.5 複雑な複数値データのリコンシリエーションのためのフラット・ファイルの構成
フラット・ファイル・コネクタでは、単一および複数のフィールドを含む子フォームの形式による複雑な複数値データのリコンシリエーションがサポートされます。
コネクタで複雑な複数値データをリコンサイルするには、子フォーム・データが親フォーム・データと同じフラット・ファイルにある必要があります。つまり、フラット・ファイルのすべての行は、親フォームと子フォームのデータを含む単一のレコードを表す必要があります。子フォームの値は、カスタマイズ可能なデリミタで区切る必要があります。
次の例では、サンプルの複数値データが次の書式で示されています。
AccountID,FirstName,LastName,Email,Languages,Roles
"111","John","Doe","john.doe@example.com","English;French;Spanish","Administrator#6-Dec-2013;Backup Operator#7-Nov-2013"
ここで、LanguagesとRolesは、複数値データです。Languagesは、サブフィールドのない複数値フィールドです。Rolesは、ROLENAME#STARTDATEなどのサブフィールドを持つ複雑な複数値フィールドです。