6 Concurコネクタの機能拡張
特定のビジネス要件に対応するようにコネクタの機能を拡張できます。
この章のトピックは、次のとおりです:
6.1 リコンシリエーション用のユーザー属性の追加
コネクタでは、Oracle Identity Governanceとターゲット・システム間のリコンシリエーション用に属性マッピングのデフォルト・セットが提供されています。必要な場合には、ユーザー・インタフェースを使用してリコンシリエーション用に新規ユーザー属性を追加できます。
リコンシリエーション用のデフォルト属性マッピングは、「属性マッピング」に示されています。
関連項目:
CIベースのConcurコネクタの新しい属性を追加するには、Oracle Help Centerページ(https://docs.oracle.com/cd/E22999_01/doc.111/e75739/toc.htm
)でOracle Identity Manager 11.1.2.3を参照してください6.2 プロビジョニング用のユーザー属性の追加
コネクタでは、Oracle Identity Governanceとターゲット・システム間のプロビジョニング用に属性マッピングのデフォルト・セットが提供されています。必要な場合には、ユーザー・インタフェースを使用してプロビジョニング用に新規ユーザー属性を追加できます。
関連項目:
CIベースのConcurコネクタの新しい属性を追加するには、Oracle Help Centerページ(https://docs.oracle.com/cd/E22999_01/doc.111/e75739/toc.htm
)でOracle Identity Manager 11.1.2.3を参照してください6.3 データの変換および検証の構成
アプリケーションの作成時にGroovyスクリプト・ロジックを作成して、ユーザー・アカウント・データの変換と検証を構成します。
要件に応じてリコンサイルされた単一値ユーザー・データの変換を構成できます。たとえば、「名」および「姓」値を使用して、Oracle Identity Governanceの「氏名」フィールドの値を作成できます。
同様に、要件に応じて、リコンサイルおよびプロビジョニングされた単一値データの検証を構成できます。たとえば、「名」属性からフェッチしたデータを検証して、そのデータに番号記号(#)が含まれていないことを確認します。また、プロセス・フォームの「名」フィールドに入力したデータを検証して、プロビジョニング操作中にターゲット・システムに番号記号(#)が送信されないようにします。
ユーザー・アカウント・データの変換または検証を構成するには、アプリケーションの作成時にGroovyスクリプトを作成する必要があります。Groovyスクリプト・ベースの検証および変換ロジックの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』の プロビジョニングおよびリコンシリエーション属性の検証および変換に関する項を参照してください。
6.4 ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成
ベース・アプリケーションの構成のコピーを作成して、ターゲット・システムの複数のインストールに対して構成する必要があります。
Example Multinational Inc.のロンドンとニューヨークのオフィスには、ターゲット・システムが独自にインストールされており、それぞれに独立したスキーマが使用されています。最近、この会社では、Oracle Identity Governanceをインストールし、これを構成してインストールされたすべてのターゲット・システムをリンクしようとしています。
6.5 Concurコネクタの定義
コネクタを定義することは、コネクタをOracle Identity Governanceに登録することと同じです。Oracle Identity System Administrationを使用して、カスタマイズまたは再構成されたコネクタを定義できます。コネクタを定義すると、コネクタを表すレコードがOracle Identity Governanceデータベースに作成されます。
Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理 の コネクタの定義に関する項 を参照してください。
6.6 アクション・スクリプトの構成
アプリケーションの作成時に独自のGroovyスクリプトを作成することにより、アクション・スクリプトを構成できます。
アクション・スクリプトの追加または編集の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』のプロビジョニング構成の更新に関する項を参照してください。