3.3.2 認可アプリケーションの属性マッピング
認可アプリケーションの「スキーマ」ページには、Oracle Identity Governanceの属性と認可アプリケーションの列をマッピングするデフォルト・スキーマ(コネクタによって提供)が表示されます。コネクタは、リコンシリエーションおよびプロビジョニングの操作中にこれらのマッピングを使用します。
Salesforce認可アプリケーションのデフォルトの属性
表3-7に、Oracle Identity Governanceのプロセス・フォーム・フィールドとSalesforce認可アプリケーションの列間のユーザー固有の属性マッピングを示します。
必要に応じて、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』のターゲット・アプリケーションの作成に関する項の説明に従って、新しい属性を追加したり既存の属性を削除することでデフォルトの属性マッピングを編集できます。
「組織名」、「Xellerateタイプ」および「ロール」アイデンティティ属性は、OIGユーザー・フォームでの必須フィールドです。リコンシリエーション中にこれらを空白のままにすることはできません。これらのアイデンティティ属性のターゲット属性マッピングは、ターゲット・システム内に対応する列がないため、デフォルトでは空白です。したがって、リコンシリエーション中に使用可能なデフォルト値(表3-7を参照)がコネクタによって提供されます。たとえば、「組織名」属性のデフォルトのターゲット属性値は、Xellerate Usersです。これは、コネクタがすべてのターゲット・システムのユーザー・アカウントをOracle Identity GovernanceのXellerateユーザー組織にリコンサイルすることを意味します。同様に、「Xellerateタイプ」属性のデフォルトの属性値はEnd-Userであり、これは、リコンサイルされたすべてのユーザー・レコードがエンドユーザーとしてマークされることを意味します。
表3-7 Salesforce認可アプリケーションのデフォルトの属性
表示名 | 認可属性 | データ型 | 必須リコンシリエーション・プロパティ | リコンシリエーション・フィールド | 大/小文字を区別しない |
---|---|---|---|---|---|
Salesforce GUID |
__UID__ |
String |
× |
○ |
該当なし |
ユーザー・ログイン |
__NAME__ |
String |
× |
○ |
該当なし |
名 |
FirstName |
String |
× |
○ |
該当なし |
姓 |
LastName |
String |
× |
○ |
該当なし |
Xellerateタイプ |
String |
× |
○ |
該当なし |
|
地方名 |
LocaleSidKey |
String |
× |
○ |
該当なし |
電子メール | String | × | ○ | 該当なし | |
自宅の電話番号 | Phone | String | × | ○ | 該当なし |
FAX | Fax | String | × | ○ | 該当なし |
モバイル | MobilePhone | String | × | ○ | 該当なし |
usr_locale | LanguageLocaleKey | String | × | ○ | 該当なし |
ステータス |
__ENABLE__ |
String |
× |
○ |
該当なし |
組織名 |
String |
× |
○ |
該当なし |
|
ロール |
String |
× |
○ |
該当なし |
「Salesforce認可アプリケーションのデフォルトの属性」に、デフォルトのユーザー・アカウント属性のマッピングを示します。
Salesforce認可アプリケーションのデフォルトの属性