3.4.1 ターゲット・アプリケーションのルール、状況およびレスポンス
ターゲット・アプリケーションの事前定義済ルール、レスポンスおよび状況について学習します。これらのルールおよびレスポンスは、リコンシリエーションを実行するためにコネクタによって使用されます。
事前定義済のアイデンティティ相関ルール
デフォルトでは、Salesforceコネクタには、ターゲット・アプリケーション作成時の単純相関ルールが用意されています。コネクタは、この相関ルールを使用して、Oracle Identity Governanceリポジトリとターゲット・システム・リポジトリのエントリを比較して、2つのリポジトリの相違を判断し、最新の変更内容をOracle Identity Governanceに適用します。
表3-8に、Salesforceコネクタのデフォルトの単純相関ルールを示します。必要に応じて、デフォルトの相関ルールを編集したり、新しいルールを追加することができます。複合相関ルールを作成することもできます。単純相関ルールまたは複合相関ルールの追加または編集の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』のターゲット・アプリケーションの作成に関する項を参照してください。
表3-8 Salesforceターゲット・アプリケーションの事前定義済アイデンティティ相関ルール
ターゲット属性 | 要素演算子 | アイデンティティ属性 | 大/小文字の区別 |
---|---|---|---|
__NAME__ |
Equals |
ユーザー・ログイン |
× |
-
__NAME__は、ユーザー・アカウントを識別するターゲット・システム上の単一値の属性です。
-
「ユーザー・ログイン」は、OIGユーザー・フォームのフィールドです。
「Salesforceターゲット・アプリケーションの単純相関ルール」に、Salesforceターゲット・アプリケーションの単純相関ルールを示します。
Salesforceターゲット・アプリケーションの単純相関ルール
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図12c_corelation_target_rest.pngの説明
事前定義済の状況とレスポンス
Salesforceコネクタには、ターゲット・アプリケーション作成時の状況とレスポンスのデフォルト・セットが用意されています。これらの状況とレスポンスにより、リコンシリエーション・イベントの結果に基づいてOracle Identity Governanceが実行する必要があるアクションを指定します。
表3-9に、Salesforceターゲット・アプリケーションのデフォルトの状況およびレスポンスを示します。必要に応じて、これらのデフォルトの状況とレスポンスを編集したり、新しいものを追加することができます。状況とレスポンスの追加または編集の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Governanceでのセルフ・サービス・タスクの実行』のターゲット・アプリケーションの作成に関する項を参照してください
表3-9 Salesforceターゲット・アプリケーションの事前定義済の状況とレスポンス
状況 | レスポンス |
---|---|
一致が見つからなかった場合 |
なし |
1つのエンティティ一致が見つかった場合 |
リンクの確立 |
1つのプロセス一致が見つかった場合 |
リンクの確立 |
「Salesforceターゲット・アプリケーションの事前定義済の状況とレスポンス」に、コネクタによってデフォルトで提供されるSalesforceの状況とレスポンスを示します。
Salesforceターゲット・アプリケーションの事前定義済の状況とレスポンス
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図12c_situations-and-responses_target_rest.pngの説明