5.4.4.1 ユーザー・レコードのリコンシリエーションのスケジュール済ジョブ

信頼できるソースとターゲット・リソースのどちらのリコンシリエーションを実装するかによって、次のいずれかのユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済ジョブの属性に値を指定する必要があります。

  • Siebelターゲット・ユーザー・リコンシリエーション

    このスケジュール済ジョブは、コネクタのターゲット・リソース(アカウント管理)モードでユーザー・データをリコンサイルするために使用されます

  • Siebelの信頼できるユーザーのリコンシリエーション

    このスケジュール済ジョブは、コネクタの信頼できるソース(アイデンティティ管理)モードでユーザー・データをリコンサイルするために使用します

表5-2に、この2つのスケジュール済ジョブの属性の説明を示します。

表5-2 ユーザー・レコードのリコンシリエーション用のスケジュール済ジョブの属性

属性 説明

Application Name

リコンシリエーション・ジョブが関連付けられているAOBアプリケーションの名前。この値は、使用するターゲット・アプリケーションの作成の際、「アプリケーション名」フィールドで指定した値と同じです。

このデフォルト値は変更しないでください。

Custom Recon Query

追加または変更したターゲット・システム・レコードのサブセットをリコンサイルする場合は、この属性に値を指定します。

Object Type

このパラメータは、リコンシリエーションの実行用のオブジェクト・タイプの名前を保持します。

このデフォルト値は変更しないでください。

Scheduled Task Name

リコンシリエーションに使用されるスケジュール済タスクの名前。

このパラメータの値を変更しないでください。

Day Light Saving

LastExecution Timestamp属性に格納されるタイムスタンプ値に追加する必要がある時間を、分単位で入力します。

デフォルト値: 0

Incremental Recon Date Attribute

この属性は、ターゲット・システム・レコードのタイムスタンプを管理するターゲット・システムの名前を保持します。

デフォルト値: Updated

Latest Token

この属性は、前回のリコンシリエーションの実行が開始したときのタイムスタンプを保持します。リコンシリエーション・エンジンにより、値はこの属性に自動的に入力されます。

サンプル値: 23 May 2011 04:30:41 -0700

タイム・ゾーン

ターゲット・システム・データベースのタイムゾーンを入力します。

デフォルト値: GMT-08:00

UserType

ターゲット・システムからリコンサイルする必要があるユーザーのタイプを指定します。

次のいずれかのSiebelユーザー・タイプを指定できます。

  • Employee: このユーザーは従業員です。つまり、社内の部門に所属して担当を持つユーザーです。

  • User: このユーザーは、社内に担当を持たない自己登録パートナでもあります。ただし、このユーザーには、自らがアクセスできるアプリケーション・ビューを指定する職責があります。