2.1 修正済の問題

次の問題は、この更新で修正されています。

bnx2xドライバ

  • ブリッジでbnx2xドライバを使用している場合はoptions bnx2x disable_tpa=1文を/etc/modprobe.confに含めることで透過的パケット・アグリゲーション(TPA)を無効化する必要があるというバグが修正されました。 (バグID 14626070)

btrfs

  • btrfs subvolume deleteコマンドでデフォルト・サブボリュームを削除する場合に、"Directory not empty"エラーが表示されなくなりました。 (バグID 17661944)

CIFS

  • マウントされたCIFSファイル・システム上でエラーが発生した場合に、そのエラーによってLinuxシステムの停止が阻害されることはなくなりました。 (バグID 18447168)

DTrace

  • -Gオプションをdtraceコマンドに使用して生成されたDOF ELFオブジェクトでは、スタックにEXECフラグが設定されなくなりました。 (バグID 19217436)

  • モジュールでSDTプローブのsdtstubファイルを生成する際に、カーネル・モジュールのビルド・プロセスで順序のみの前提条件(order-only-prerequisites)がサポートされるようになりました。 (バグID 18906444)

ext4

  • 同期I/O (O_DIRECTO_SYNC)用に開いたファイルに、未書込みエクステント変換を使用して集中型の直接ランダム書込みを行うとハングするバグが修正されました。 (バグID 18389351)

OCFS2

  • アイドル・タイムアウトによってTCPの切断または再接続がトリガーされた際に、TCPキュー内の保留メッセージが消失したことにより、OCFS2がハングすることはなくなりました。 (バグID 18363396)

XFS

  • UEK R3でXFSファイル・システムのファイルに多数の拡張属性を追加しても、カーネル・パニックやシステムの再起動を引き起こすことはなくなりました。 (バグID 18504299).

  • 特殊ファイル(XFSファイル・システム上にある/dev/nullなど)に対して読取り/書込み操作を行っても、エラーは発生しなくなりました。 (バグID 19207712)