この項では、このマニュアルで説明するOracle TimesTen In-Memory Databaseリリース18.1の新機能を説明します。また、詳細情報へのリンクを示します。
TimesTenの自動アップグレードがサポートされています。詳細は、第10章「アップグレードの実行」を参照してください。
ほとんどの場合、アクティブ・スタンバイ・ペアの両方のデータベースに障害が発生したときに、オペレータはTimesTenをリカバリできます。詳細は、BothDown状態の理解を参照してください。
オペレータがTimesTenの問題を自動的に修正できない場合は、関連するTimesTenClassicオブジェクトをManualInterventionRequired
状態にします。オペレータは、オブジェクトに対してこれ以上の処理を実行しません。これにより、TimesTenを手動で修正できます。後で、オペレータがTimesTenの管理を再開するようにリクエストできます。次を参照してください。
概要は、ManualInterventionRequired状態の理解を参照してください。
例については、1つのデータベースの起動を参照してください。
オペレータによるTimesTenClassicオブジェクトの管理を一時停止できます。詳細は、TimesTenClassicオブジェクトの管理の一時停止を参照してください。
ダイレクト・モード・アプリケーションは、TimesTenClassicデプロイメントのポッド内の独自のコンテナで実行できます。詳細は、ダイレクト・モード・アプリケーションの使用を参照してください。
これらのCRD構文要素がサポートされています。詳細は、TimesTenClassicSpecSpecを参照してください。
agentGetTimeout
agentPostTimeout
agentTCPTimeout
agentTLSTimeout
bothDownBehavior
daemonLogSidecar
imagePullPolicy
imageUpgradeStrategy
logStorageSelector
reexamine
repCreateStatement
repPort
repReturnServiceAttribute
repStoreAttribute
stopManaging
storageSelector
upgradeDownPodTimeout
waitingForActiveTimeout
TimesTenClassicオブジェクト・タイプのTimesTenClassicStatusでは、awtBehindMb
フィールドがサポートされています。詳細は、TimesTenClassicStatusを参照してください。
何もルートとして実行できない環境では、オペレータを使用できます。詳細は、付録C「非ルートとしてコンテナを実行」を参照してください。
TimesTenキャッシュを構成して使用できます。詳細は、第7章「TimesTen Cacheの操作」を参照してください。また、Kubernetes環境でTimesTen Cacheを使用する完全な例も示しています。詳細は、付録B「TimesTen Cacheの例」を参照してください。
レプリケーション用およびClient/Server用のTLS (Transport Layer Security)を構成できます。詳細は、第8章「データ転送のための暗号化の使用」を参照してください。
オペレータおよびTimesTenの完全ディストリビューションを新しいリリースにアップグレードできます。詳細は、第10章「アップグレードの実行」を参照してください。
次のメタデータ・ファイルがサポートされています。
TimesTen接続属性は、TimesTenClassicオブジェクトの作成後に変更できます。詳細は、「TimesTen接続属性の変更」を参照してください。
TimesTen Cacheを使用する場合は、TimesTenClassicオブジェクトの削除時にOracle Database内のメタデータをクリーン・アップするかどうかを指定できます。詳細は、表11-2「TimesTenClassicSpecSpec」のcacheCleanup
エントリおよび「Oracle Databaseでのキャッシュ・メタデータのクリーン・アップ」を参照してください。
tt
コンテナとdaemonlog
コンテナのリソース要件を指定できます。詳細は、ttおよびdaemonlogコンテナのリソース指定を参照してください。
CRD構文要素のpollingInterval
とunreachableTimeout
がサポートされています。詳細は、表11-3「TimesTenClassicSpecSpec」のpollingInterval
エントリとunreachableTimeout
エントリを参照してください。
オペレータは、TimesTenClassicアクティブ・スタンバイ・ペア・オブジェクトの各ポッドの状態を追跡します。詳細は、「アクティブ・スタンバイ・ペアの各ポッドの状態の監視」を参照してください。