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Oracle® TimesTen In-Memory Database PL/SQL開発者ガイド
リリース18.1
E98629-04
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はじめに

Oracle TimesTen In-Memory Database (TimesTen)は、迅速な応答およびスループット用にメモリーが最適化されたリレーショナル・データベースです。このデータベースは、実行時にはその全体がメモリーに格納され、ファイル・システムに保存されます。

TimesTenでは、標準アプリケーション・インタフェースのJDBC、ODBCおよびODP.NET、OracleインタフェースのPL/SQL、OCIおよびPro*C/C++、およびC++のTimesTen TTClassesライブラリがサポートされています。

このドキュメントでは、PL/SQLに対するTimesTenサポートについて説明します。

内容は次のとおりです。

対象読者

このドキュメントは、TimesTenでPL/SQLを使用するアプリケーションを開発またはサポートするすべてのユーザーを対象にしています。このドキュメントは、一部概要についても説明していますが、PL/SQLに習熟しているか、またはさらに詳細なドキュメントも利用する必要があります。このマニュアルでは、TimesTenに固有の機能を中心に説明しています。

ユーザーは、TimesTen、SQL(Structured Query Language)、およびデータベースの操作に習熟している必要があります。

通常、前述のようなプログラミング・インタフェースでPL/SQLを使用するため、該当するTimesTen開発者向けドキュメントも参照してください。

詳細は、「このドキュメントの対象読者」も参照してください。

関連ドキュメント

TimesTenのドキュメントは、https://docs.oracle.com/database/timesten-18.1にあります。

Oracle DatabaseのドキュメントはOracleドキュメントのWebサイトからも入手できます。これは、TimesTenでサポートされているが、詳しく説明されていないOracle Databaseの機能の場合に役立ちます。

特に、次のOracle Databaseドキュメントが役立ちます。

  • 『Oracle Database PL/SQL言語リファレンス』

  • 『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』

  • 『Oracle Database SQL言語リファレンス』

  • 『Oracle Databaseリファレンス』

また、PL/SQLについて詳しく説明しているサードパーティのドキュメントも多数利用できます。

表記規則

TimesTenは複数のプラットフォームをサポートしています。このマニュアルに記述されている内容は、特に表記しないかぎり、サポートされるすべてのプラットフォームに適用されます。Windowsという言葉は、サポートされるすべてのWindowsプラットフォームに適用されます。UNIXという語はサポートされているすべてのUNIXプラットフォームに当てはまります。Linuxという語はそれとは別に使用されます。TimesTenによってサポートされる特定のプラットフォーム・バージョンのインストール・ディレクトリにあるOracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノート(README.html)の「プラットフォームおよびコンパイラ」を参照してください。


ノート:

TimesTenドキュメントでは、用語としての「データ・ストア」と「データベース」は同じです。両方の用語は、TimesTenデータベースを指します。

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味
イタリック体 イタリックは、テキストで定義される用語、ドキュメントのタイトルまたは強調を示します。
固定幅フォント 固定幅フォントは、コマンド、URL、プロシージャ名、ファンクション名、パッケージ名、属性名、ディレクトリ名、ファイル名、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。
固定幅フォントのイタリック 固定幅フォントのイタリックは、ユーザーが特定の値を使用または指定するコード例のプレースホルダまたは変数を示します。次に例を示します。

LIBS = -Ltimesten_home/install/lib -ltten

timesten_homeはTimesTenインスタンスのホーム・ディレクトリのパスに置き換えてください。

[ ] 大カッコは、コマンドライン内の項目が任意であることを表します。
{ } 中カッコは、コマンドライン内の縦線(|)で区切られた項目のうち、1つが必須であることを表します。
|
選択項目の引数を区切る縦線(パイプ)。
. . . 引数の後の水平の省略記号は、1行のコマンドラインで複数の引数を使用できることを表します。コード例の中の水平の省略記号は、例の一部だけが表示されていることを示します。
%または$ パーセント記号またはドル記号はLinuxまたはUNIXのシェル・プロンプトを示し、使用されるシェルによって異なります。
#
#は、LinuxまたはUNIXのルート・プロンプトを表します。

TimesTenのマニュアルでは、次の変数をパス、ファイルおよびユーザー名のために使用します。

規則 意味
installation_dir TimesTenがインストールされているディレクトリのパスです。
timesten_home TimesTenインスタンスのホーム・ディレクトリを表すパスです。
releaseまたはrr リリース番号の最初の2つの部分(ドットが付く場合と付かない場合があります)。リリース番号の最初の2つの部分は、TimesTenのメジャー・リリースを表します。たとえば、181や18.1は、TimesTenリリース18.1を表します。
DSN TimesTenデータソースの名前(TimesTenデータベース用)です。


ノート:

TimesTenのリリース番号は、TimesTenのユーティリティ出力、ファイル名、ディレクトリ名などの項目に反映されますが、すべてマイナー・リリースまたはパッチ・リリースに応じて変更される可能性があります。ドキュメントは常に最新であるとはかぎりません。主な目的は、出力、ファイル名、ディレクトリ名およびその他のコードの基本的な形式を示すことであり、それにリリース番号が含まれる場合もあります。現在のリリース番号は、Oracle TimesTen In-Memory Databaseリリース・ノートを参照するか、ttVersionユーティリティを実行して確認できます。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したOracleのお客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。