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Oracle® SQL Developer Oracle TimesTen In-Memory Databaseサポート・ユーザーズ・ガイド
リリース19.1
F25667-01
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1 SQL Developerの使用の前提条件

TimesTenまたはTimesTen In-Memory DatabaseでSQL Developerを使用する前に、次のタスクを実行する必要があります。

Oracle SQL Developerのインストールおよび起動の詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』を参照してください。

TimesTenおよびSQL Developerの環境変数の設定

SQL DeveloperからTimesTenデータベースへアクセスするには、TimesTen Data ManagerまたはTimesTen Clientと同じシステムにSQL Developerをインストールします。SQL Developerを使用してローカル・データベースにアクセスする場合、TimesTen Data Managerと同じシステムにSQL Developerをインストールします。SQL Developerを使用してリモート・データベースにアクセスする場合、TimesTen Clientと同じシステムにSQL Developerをインストールします。

SQL Developerを起動する前に、LinuxシステムとUNIXシステムではinstallation_dir/bin/ttenv.shまたはinstallation_dir/bin/ttenv.cshシェル・スクリプトを、Microsoft Windowsシステムではinstallation_dir\bin\ttenv.batバッチ・ファイルを、macOSではinstallation_dir/bin/ttenv.shを実行します。シェル・スクリプトまたはバッチ・ファイルによって、環境変数が追加または変更されます。

  • CLASSPATHには、LinuxシステムとmacOSシステムではTimesTenのinstallation_dir/lib/ttjdbc8.jarファイルが、Microsoft WindowsシステムではTimesTenのinstallation_dir\lib\ttjdbc8.jarファイルが含まれています。SQL Developerリリース19.1では、Java Development Kit (JDK) 8をインストールしておく必要があります。

    SQL Developerで使用しているサード・パーティのJDBCドライバを確認するには、「ツール」メニューで「プリファレンス」を選択します。「プリファレンス」ダイアログで、「データベース」ノードの左にある「+」をクリックします。「サード・パーティJDBCドライバ」を選択します。TimesTen JDBCドライバを含むすべてのサード・パーティJDBCドライバのパス名を表示します。

  • LD_LIBRARY_PATHには、LinuxシステムでのTimesTenのinstallation_dir/libディレクトリが含まれています。

  • PATHには、LinuxシステムとmacOSシステムではTimesTenのinstallation_dir/binディレクトリが、Microsoft WindowsシステムではTimesTenのinstallation_dir\binディレクトリが含まれています。

特定のプラットフォームの追加の前提条件は次のとおりです。

Microsoft Windowsの場合の追加の前提条件

18.1より前のバージョンのTimesTen Clientを使用している場合は、SQL Developerに対してTimesTen Scaleoutを有効にする必要があります。

  1. SQL Developerのproduct.confファイルを編集します。ほとんどの場合、ファイルはC:\Users\user\AppData\Roaming\sqldeveloper\release\にあります

    たとえば、リリース19.1のSQL Developerを使用している場合、リリース・ディレクトリは19.1.0です。

  2. product.confファイルの最後に次の設定を追加します。

    AddVMOption -Doracle.dbtools.raptor.timesten.grid.internal.relaxDriverVersionCheck=true
    

macOSの場合の追加の前提条件

macOSのTimesTenでSQL Developerを使用するには、次の前提条件を実行します。

TimesTen Client機能の有効化

macOSの場合、TimesTen Client機能を有効にするには、SQL Developerのproduct.confファイルを編集する必要があります。

  1. SQL Developerのproduct.confファイルを編集します。ほとんどの場合、ファイルはUsers/user/.sqldeveloper/release/にあります

    たとえば、リリース19.1のSQL Developerを使用している場合、リリース・ディレクトリは19.1.0です。

  2. product.confファイルの最後に次の設定を追加します。


    注意:

    timesten_homeを、ローカルTimesTen Clientインスタンスのホーム・ディレクトリに置き換えてください。

    AddVMOption -Djava.library.path=/timesten_home/install/lib
    
  3. product.confファイルに変更を保存します。

TimesTen環境変数のソースを指定するスクリプトの作成

SQL Developerを起動するたびにTimesTen環境変数のソースを指定するシェル・スクリプト・ファイルを作成することをお薦めします。

  1. シェル・スクリプト・ファイルenv.sh/Users/user/.sqldeveloperディレクトリに作成します。

  2. env.shファイルに次を追加します。


    注意:

    timesten_homeを、ローカルTimesTen Clientインスタンスのホーム・ディレクトリに置き換えてください。

    source timesten_home/bin/ttenv.sh
    
  3. env.shファイルに変更を保存します。