TimesTenまたはTimesTen In-Memory DatabaseでSQL Developerを使用する前に、次のタスクを実行する必要があります。
Oracle SQL Developerのインストールおよび起動の詳細は、『Oracle SQL Developerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
SQL DeveloperからTimesTenデータベースへアクセスするには、TimesTen Data ManagerまたはTimesTen Clientと同じシステムにSQL Developerをインストールします。SQL Developerを使用してローカル・データベースにアクセスする場合、TimesTen Data Managerと同じシステムにSQL Developerをインストールします。SQL Developerを使用してリモート・データベースにアクセスする場合、TimesTen Clientと同じシステムにSQL Developerをインストールします。
SQL Developerを起動する前に、LinuxシステムとUNIXシステムではinstallation_dir
/bin
/ttenv.sh
またはinstallation_dir
/bin
/ttenv.csh
シェル・スクリプトを、Microsoft Windowsシステムではinstallation_dir
\bin
\ttenv.bat
バッチ・ファイルを、macOSではinstallation_dir
/bin
/ttenv.sh
を実行します。シェル・スクリプトまたはバッチ・ファイルによって、環境変数が追加または変更されます。
CLASSPATHには、LinuxシステムとmacOSシステムではTimesTenのinstallation_dir
/lib
/ttjdbc8.jar
ファイルが、Microsoft WindowsシステムではTimesTenのinstallation_dir
\lib
\ttjdbc8.jar
ファイルが含まれています。SQL Developerリリース19.1では、Java Development Kit (JDK) 8をインストールしておく必要があります。
SQL Developerで使用しているサード・パーティのJDBCドライバを確認するには、「ツール」メニューで「プリファレンス」を選択します。「プリファレンス」ダイアログで、「データベース」ノードの左にある「+」をクリックします。「サード・パーティJDBCドライバ」を選択します。TimesTen JDBCドライバを含むすべてのサード・パーティJDBCドライバのパス名を表示します。
LD_LIBRARY_PATHには、LinuxシステムでのTimesTenのinstallation_dir
/lib
ディレクトリが含まれています。
PATHには、LinuxシステムとmacOSシステムではTimesTenのinstallation_dir
/bin
ディレクトリが、Microsoft WindowsシステムではTimesTenのinstallation_dir
\bin
ディレクトリが含まれています。
特定のプラットフォームの追加の前提条件は次のとおりです。
18.1より前のバージョンのTimesTen Clientを使用している場合は、SQL Developerに対してTimesTen Scaleoutを有効にする必要があります。
SQL Developerのproduct.conf
ファイルを編集します。ほとんどの場合、ファイルはC:\Users\
user
\AppData\Roaming\sqldeveloper\
release
\にあります
たとえば、リリース19.1のSQL Developerを使用している場合、リリース・ディレクトリは19.1.0
です。
product.conf
ファイルの最後に次の設定を追加します。
AddVMOption -Doracle.dbtools.raptor.timesten.grid.internal.relaxDriverVersionCheck=true
macOSのTimesTenでSQL Developerを使用するには、次の前提条件を実行します。
macOSの場合、TimesTen Client機能を有効にするには、SQL Developerのproduct.confファイルを編集する必要があります。
SQL Developerのproduct.conf
ファイルを編集します。ほとんどの場合、ファイルはUsers/
user
/.sqldeveloper/
release
/にあります
たとえば、リリース19.1のSQL Developerを使用している場合、リリース・ディレクトリは19.1.0
です。
product.conf
ファイルの最後に次の設定を追加します。
注意: timesten_home を、ローカルTimesTen Clientインスタンスのホーム・ディレクトリに置き換えてください。 |
AddVMOption -Djava.library.path=/timesten_home
/
install/lib
product.conf
ファイルに変更を保存します。
SQL Developerを起動するたびにTimesTen環境変数のソースを指定するシェル・スクリプト・ファイルを作成することをお薦めします。
シェル・スクリプト・ファイルenv.sh
を/Users/
user
/.sqldeveloper
ディレクトリに作成します。
env.sh
ファイルに次を追加します。
注意: timesten_home を、ローカルTimesTen Clientインスタンスのホーム・ディレクトリに置き換えてください。 |
sourcetimesten_home
/bin
/ttenv.sh
env.sh
ファイルに変更を保存します。