この項では、Oracle SQL Developerリリース19.1でサポートされているTimesTen In-Memory Databaseの新機能の概要を示します。機能の中には、TimesTen Scaleoutでのみサポートされるものがあります。TimesTen Scaleoutでのみサポートされている機能は、そのように記述しています。
注意: このドキュメントでは、次のようになっています。
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TimesTen Scaleoutリリース18.1.2.1以上でサポートされている機能は次のとおりです。
データベースの停止またはアンロードの操作では、ユーザー接続の終了を最初に試みて失敗した場合にすべてのユーザー接続が強制的に切断されるようにすることを選択できます。
TimesTen Scaleoutリリース18.1.1.3以上でサポートされている機能は次のとおりです。
「接続詳細」ダイアログに、選択した接続の要素、ホスト、インスタンス、接続名、プロセスIDおよび接続タイプに関する情報が表示されるようになりました。
すでに作成済の表を変更できます。詳細は、「表の編集」を参照してください。
TimesTen In-Memory Databaseリリース18.1以上でサポートされている機能:
SQL Developerを使用して、TimesTen ScaleoutグリッドおよびTimesTen Scaleoutデータベースを操作できます。詳細は、「TimesTen Scaleoutの使用」を参照してください。TimesTen Scaleoutの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database Scaleoutユーザーズ・ガイド』を参照してください。
TimesTenデータベースに接続するために名前付き接続を作成する場合、「ユーザー指定」接続タイプは、「詳細」と呼びます。
「データベース接続の作成/選択」ダイアログで、「自動コミット」オプションを直接設定できます。この新規の自動コミットオプションは、接続レベルに設定されます。前のリリースでは、自動コミット・オプションは実行インスタンス・レベルに設定されていました。
TimesTenデータベースに接続する新しい「簡易クライアント/サーバー」接続タイプがあります。この新しい接続タイプを使用すると、クライアントDSNを定義する必要なく、ローカルおよびリモートTimesTenデータベースに接続できます。詳細は、「簡易クライアント/サーバー」を参照してください。
TimesTenリリース11.2.2.5以上でサポートされている機能:
ttStats
スナップショットを取得して、2つのスナップショットを比較するttStats
レポートを生成できます。ttStats
スナップショットは、パフォーマンス・メトリックの収集です。TimesTenによって、TimesTenシステム表、システム・ビューおよび組込みプロシージャからパフォーマンス・メトリックが収集されます。詳細は、「TimesTenパフォーマンス・メトリックの使用」を参照してください。
新しい事前定義されたパフォーマンス・レポートがあります。パフォーマンス・レポートは、TimesTenデータベースの統計情報および統計スナップショットを示すレポートです。これらのレポートは、「TimesTenレポート」の「パフォーマンス」カテゴリで使用可能です。詳細は、「パフォーマンス」を参照してください。
TimesTenリリース11.2.2.4以上でサポートされている機能:
SQL Developerでは、TimesTen索引アドバイザをサポートしており、SQLワークロードを評価して索引を推奨します。TimesTen索引アドバイザの推奨する索引によって、次のパフォーマンスを向上させることができます: 結合、単独表スキャンおよびORDER BY
またはGROUP BY
の操作。詳細は、「TimesTen索引アドバイザの使用」を参照してください。
パラレル・スレッドを使用して、キャッシュ・グループまたはキャッシュ表を作成することなく、OracleデータベースからTimesTenデータベースにデータをロードできます。詳細は、「OracleデータベースからTimesTenデータベースへのデータのロード」を参照してください。