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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース3
E98542-01
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27.3 Oracle Enterprise Manager 13c Cloud Controlの起動および停止

次の項では、Oracle Enterprise Manager 13c Cloud Controlコンソールのインストール手順でインストールされるすべてのCloud Controlコンポーネントを停止および起動する方法について説明します。

ここで述べる手順を使用して、システムの再起動後にすべてのフレームワーク・コンポーネントを起動することや、システム・メンテナンスのためにシステムを停止する前にすべてのコンポーネントを停止することができます。

ここでは、次の手順について説明します。

27.3.1 Cloud Controlとそのすべてのコンポーネントの起動

次の手順には、Cloud Controlのすべてのコンポーネントの起動に必要なステップがまとめられています。たとえば、ホスト・コンピュータを再起動し、Cloud Controlのすべてのコンポーネントがそのホスト上にインストールされている場合は、この手順を使用します。

ホスト上のすべてのCloud Controlコンポーネントを起動するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Management Repositoryがホスト上にある場合は、管理リポジトリをインストールした対象のデータベースのOracleホームにディレクトリを変更し、データベースおよびそのデータベースのNet Listenerを起動します。

    1. ORACLE_HOME環境変数を管理リポジトリ・データベースのホーム・ディレクトリに設定します。

    2. ORACLE_SID環境変数を管理リポジトリ・データベースのSID(デフォルトはasdb)に設定します。

    3. Net Listenerを起動します。

      $PROMPT> $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl start
      
    4. 管理リポジトリ・データベース・インスタンスを起動します。

      ORACLE_HOME/bin/sqlplus /nolog
      SQL> connect SYS as SYSDBA
      SQL> startup
      SQL> quit
  2. Oracle Management Serviceを起動します。

    $PROMPT> OMS_HOME/bin/emctl start oms
  3. ディレクトリをOracle Management Agentのホーム・ディレクトリに変更し、管理エージェントを起動します。

    $PROMPT> AGENT_HOME/bin/emctl start agent

    注意:

    emctl start agentコマンドは、管理サービスのホーム・ディレクトリではなく、必ずOracle Management Agentのホーム・ディレクトリで実行してください。

27.3.2 Cloud Controlとそのすべてのコンポーネントの停止

次の手順には、Cloud Controlのすべてのコンポーネントの停止に必要なステップがまとめられています。たとえば、ホスト・コンピュータを停止または再起動する対象のホストと同じホストに、Cloud Controlのすべてのコンポーネントをインストールしている場合は、この手順を使用します。

ホスト上のすべてのCloud Controlコンポーネントを停止するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Management Serviceを停止します。

    $PROMPT> $ORACLE_HOME/bin/emctl stop oms -all
  2. ディレクトリをOracle Management Agentのホーム・ディレクトリに変更し、管理エージェントを停止します。

    $PROMPT> AGENT_HOME/bin/emctl stop agent

    注意:

    emctl stop agentコマンドは、Oracle Management Serviceのホーム・ディレクトリではなく、必ずOracle Management Agentのホーム・ディレクトリで実行してください。

  3. Oracle Management Repositoryが同じホストに存在する場合、次の手順に従います。

    1. ORACLE_HOME環境変数を管理リポジトリ・データベースのホーム・ディレクトリに設定します。

    2. ORACLE_SID環境変数を管理リポジトリ・データベースのSID(デフォルトはasdb)に設定します。

    3. データベース・インスタンスを停止します。

      $PROMPT> ORACLE_HOME/bin/sqlplus /nolog
      SQL> connect SYS as SYSDBA
      SQL> shutdown
      SQL> quit
    4. Netリスナーを停止します。

      $PROMPT> $ORACLE_HOME/bin/lsnrctl stop