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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース3
E98542-01
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23.5 プラグインについて

この項の内容は次のとおりです。

23.5.1 表示のカスタマイズ

この項では、表示をカスタマイズし、表示されるプラグインと列を整理する方法について説明します。

23.5.1.1 表示されるプラグインのカスタマイズ

時間の経過とともに、プラグインをダウンロードしてデプロイするにつれ、リストのプラグインの数が増加します。これらのプラグインをソートして、必要なプラグインのみ(たとえば、使用可能なプラグインのみ、またはデプロイ済のプラグインのみ)を表示できます。

表示をカスタマイズするには、次の手順を実行します。

  1. 「表示」メニューから、「プラグイン」を選択します。
  2. 「プラグイン」メニューから、次のいずれかのフィルタを選択します。
    • すべて: このフィルタを使用すると、使用可能、ダウンロード済およびデプロイ済のプラグインを含むすべてのプラグインを表示できます。

    • 使用可能のみ: このフィルタを使用すると、ダウンロードできるプラグインを表示できます。

    • ダウンロード済のみ: このフィルタを使用すると、ダウンロードされたプラグインを表示できます。

    • デプロイ済のみ: このフィルタを使用すると、デプロイされたプラグインを表示できます。

23.5.1.2 表示される列のカスタマイズ

デフォルトでは、情報の列はほとんど表示されません。オプションで、関心のある他の列を有効にするか、すでに表示されている列を無効にできます。

表示される列をカスタマイズするには、次の手順を実行します。

  1. 「表示」メニューから、「列」を選択します。
  2. 「列」メニューから、次のいずれかの列フィルタを選択します。
    • すべて表示: このフィルタを使用すると、すべての列を表示できます。

    • ベンダー: このフィルタを使用すると、ベンダーの情報を表示できます。

    • プラグインID: このフィルタを使用すると、プラグインIDを表示できます。

    • バージョン: このフィルタには、選択可能な3つのオプションがあります。それらは次のとおりです。

      • 最新の使用可能: このフィルタを使用すると、使用できる最新のプラグインを表示できます。

      • 最新ダウンロード: このフィルタを使用すると、最近ダウンロードされたプラグインを表示できます。

      • 管理サーバー上: このフィルタを使用すると、OMSにデプロイされたプラグインを表示できます。

    • 検出プラグインのみの管理エージェント: このフィルタでは、デプロイされた検出プラグインのみを含む管理エージェントが表示されます。

    • プラグイン付き管理エージェント: このフィルタでは、デプロイされた任意のプラグインを含む管理エージェントが表示されます。

    • 説明: このフィルタでは、プラグインの説明が表示されます。

23.5.2 プラグインの可用性の確認

プラグインの可用性を確認するには、次の手順を実行します。

  1. 『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』の説明に従い、自己更新コンソールを設定します。
  2. 「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。
  3. プラグイン・ページで、表の「最新の使用可能」列で、プラグインが使用可能かどうかを確認します。

    使用可能なプラグインのリストをリフレッシュするには、「更新の確認」をクリックします。「更新の確認」をクリックすると、自己更新ページに移動することに注意してください。

23.5.3 プラグインに関する情報の表示

この項では、プラグインに関する詳細と、プラグインに関連する機能について説明します。この項の内容は、次のとおりです。

23.5.3.1 プラグイン・リリースとEnterprise Managerプラットフォーム・リリースの違い

プラグインは独立したリリース・サイクルおよびリリース番号を持ち、Enterprise Manager Cloud Control製品のリリースおよびリリース番号と関連がある場合もない場合もあります。

プラグインのリリースは、一般的に、Enterprise Managerのプラットフォームのリリースよりも頻繁に発生します。

図23-7で、プラグイン・リリースの番号付け方法について説明します。

図23-7 プラグイン・リリース番号の書式


プラグイン・リリース番号の書式

図23-8で、Enterprise Managerプラットフォーム・リリースの番号付け方法について説明します。

図23-8 Enterprise Managerコア・プラットフォーム・リリース番号の書式


コア・プラットフォーム・リリース番号の書式

注意:

ベータ版のないEnterprise Managerプラットフォーム・リリースでは、ベータ/本番の値は常に0になります。たとえば、リリース・バージョンは13.3.0.0.0となり13.3.0.1.0にはなりません。

23.5.3.2 プラグインIDの識別

プラグインのIDを識別するには、次の手順に従います。

  1. 「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。
  2. プラグイン・ページで、表の「プラグインID」列の、目的のプラグインのプラグインIDを書き留めます。

    この列が表示されない場合は、「表示」メニューで「列」「プラグインID」の順に選択します。

図23-9に、Oracle DatabaseプラグインのプラグインIDの識別方法を示します。

図23-9 プラグインIDの識別


プラグインIDの識別

23.5.3.3 デプロイ済プラグインに対して動作保証済のターゲットおよびオペレーティング・システムの表示

デプロイ済プラグインに対して動作保証済のターゲットおよびオペレーティング・システムのリストを表示するには、次の手順に従います。

  1. 「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。
  2. プラグイン・ページで、目的のプラグインを選択し、「アクション」メニューから「情報」を選択します。
  3. 「プラグイン情報」ページの「一般」タブで、「認証されたターゲット」および「動作保証されているオペレーティング・システム」表の情報を確認します。

23.5.3.4 プラグイン依存性の表示

目的のプラグインの依存性を表示するには、次の手順に従います。

  1. 「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。
  2. プラグイン・ページで、目的のプラグインを選択し、「アクション」メニューから「情報」を選択します。
  3. プラグイン情報ページの「依存状態」タブで、表に示されている情報を確認します。

23.5.3.5 デプロイ済プラグインの確認

デプロイ済プラグインを表示および管理するには、「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。プラグイン・ページが表示されますが、それは基本的にプラグイン・マネージャ・コンソールです。

目的のプラグインのデプロイ先のOMSインスタンスを識別するには、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールを使用して次の手順に従います。

  1. 「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。

  2. プラグイン・ページで、目的のプラグインを選択し、「アクション」メニューから「情報」を選択します。

  3. プラグイン情報ページの「管理サーバー」タブで、プラグインのデプロイ先のOracle Management Servicesを確認します。

目的のプラグインのデプロイ先の管理エージェントを識別するには、Enterprise Manager Cloud Controlコンソールを使用して次の手順に従います。

  1. 「設定」メニューから「拡張性」「プラグイン」の順に選択します。
  2. プラグイン・ページで、目的のプラグインを選択し、「アクション」メニューから「情報」を選択します。
  3. プラグイン情報ページの「管理エージェント」タブで、プラグインのデプロイ先の管理エージェントを確認します。

例23-1 OMSにデプロイされたプラグインのサンプル・リスト

example.com:7654_Management_Service
プラグイン名 プラグインID バージョン(リビジョン)

Oracle Database

oracle.sysman.db

12.1.0.4.0

Oracle Fusion Middleware

oracle.sysman.emas

12.1.0.4.0

Oracle MOS (My Oracle Support)

oracle.sysman.mos

12.1.0.5.0

Oracle Exadata

oracle.sysman.xa

12.1.0.4.0

例23-2 管理エージェントにデプロイされたプラグインのサンプル・リスト

emcli list_plugins_on_agent -agent_names=agent1.example.com:3872
Lists plug-ins on the agent agent1.example.com

emcli list_plugins_on_agent -agent_names=agent1.example.com:3872,agent2.example.com:3872 -include_discovery
Lists plug-ins on both the agents provided along with their discovery components

emcli list_plugins_on_agent -agent_names='agent*,st*93'
Lists plug-ins on all agents with name matching one of the regular expressions agent* or st*93

emcli list_plugins_on_agent -all
Lists plug-ins on all the management agents.

OMSにデプロイ済のプラグインを識別するには、EM CLIでEMCLIにログインし、次のコマンドを入力します。コマンドによって、OMSにデプロイされたすべてのプラグインのリストが表示されます。

$emcli login

-username=<EM Console Username>

[-password=<EM Console Password>]

[-force]

$emcli list_plugins_on_server

管理エージェントにデプロイ済のプラグインを識別および表示するには、EM CLIで、次のコマンドを入力します。

$emcli list_plugins_on_agent

[agent_names="agent1,agent2,agent3..."

[-all] [-include_discovery]