検出はソフトウェア・デプロイメントの状態をモニタリングおよび管理するための最初の手順です。検出は、管理対象外ホストとそのソフトウェア・デプロイメントを識別し、それを管理可能ターゲットとしてOracle Enterprise Manager Cloud Control (Cloud Control)に追加するプロセスのことです。
この章では、ホストとそのソフトウェア・デプロイメントを検出し、それらをCloud Controlに追加する方法について説明します。この章では特に、次のことについて説明します。
自動検出は、Enterprise Manager Cloud Controlによって管理およびモニターできるOracleソフトウェアをホストでスキャンするプロセスを意味します。デフォルトでは、自動検出は24時間ごとに実行されてターゲットを検出します。
自動検出の場合は、ホストで管理エージェントを稼働させ、管理対象外ホストをスキャンするEnterprise Managerジョブを実行します。この管理対象外ホスト上に管理エージェントをデプロイすることにより、そのホストを管理対象ホストに昇格させた後、管理対象ホスト上でターゲットを検索し、ターゲットを管理対象ターゲットのステータスに昇格させます。
自動検出の構成を変更すれば、検出するスケジュール、ターゲット・タイプ、ターゲットをスキャンするホストを設定できます。検出されたホストは、Cloud Controlの管理対象ターゲットに昇格させることができます。また、新しくインフラストラクチャに追加されたターゲットを定期的に識別し、モニタリング用にCloud Controlに追加することもできます。
自動検出の構成後、「自動検出の結果」ページを定期的にチェックして、検出されたターゲットを確認する必要があります。
ターゲットの自動的な検出およびモニタリングの詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドを参照してください。
自動検出に加えて、Cloud Controlでは、ホストおよび様々なOracleソフトウェアとコンポーネントを管理対象ターゲットとして手動で追加できます。ターゲットを手動で追加する場合、ターゲットを直接追加することにより、検出プロセスを実行せずに済みます。この方法でターゲットを検出すると、Oracle Management Agentで検出が不要なときに検出を実行するリソースを消費しなくて済みます。
ターゲットの手動による検出およびモニタリングの詳細は、Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイドを参照してください。