ほとんどの場合、CASDアダプタが使用するデフォルトのポート番号を使用できます。 ただし、既存アプリケーションとの競合があれば、ポート番号を変更する必要があります。
8082はHTTP通信のデフォルト・ポート、8443はHTTPS通信のデフォルト・ポートです。 このポート番号を変更するには、CASDアダプタがインストールされているシステムで次の手順を実行します。 この例の<dir>を、アダプタがインストールされているディレクトリに置換します。
コマンド・プロンプト・ウィンドウを開き、作業ディレクトリを次のディレクトリに変更します。
<dir>/adapters/conf
framework.propertiesファイルのバックアップ・コピーを作成します。
次のコマンドを入力して、アダプタが別のポートを使用するように構成します。ここで、<prot>はプロトコル(HTTPまたはHTTPS)、<newPort>は新しいポート番号です。
..\bin\propertiesEditor.bat -p services.url=<prot>://localhost:<newPort>/services framework.properties
..\bin\propertiesEditor.bat -p notification.url=<prot>://localhost:<newPort>/services/notification framework.properties
..\bin\propertiesEditor.bat -p acquisitionevent.url=<prot>://localhost:<newPort>/services/acquisition-event framework.properties
propertiesEditor.batスクリプトはWindowsプラットフォーム専用です。 これに相当するUNIXプラットフォーム用のスクリプトは、propertiesEditor.shです。
使用されているプロトコルがHTTPSの場合は、追加の変更が必要です。 追加の要件を完了するには、次の手順を実行します。
framework.xmlファイルを<dir>/adapters/endpoints/ca-usdディレクトリから<dir>/adapters/confディレクトリにコピーします。
adapters/confにあるframework.xmlファイルをテキスト・エディタで開きます。
ポート8443を新しいポート番号に変更し、ファイルを保存します。
作業ディレクトリを../binに変更します。
次のコマンドを入力してCASDアダプタを再起動します。
WebサービスがUNIXシステムにインストールされている場合:
./service.sh restart
WebサービスがスタンドアロンのアプリケーションとしてWindowsシステムにインストールされている場合は、アダプタが実行されていたウィンドウを閉じて、次のコマンドを実行します。
startAdapters.bat
WebサービスがWindowsサービスとしてWindowsシステムにインストールされている場合は、次のコマンドを入力します。
net stop iWaveAdapters
net start iWaveAdapters
CA Service Deskコネクタが使用しているURLを変更するには、次の手順を実行します。
スーパー管理者権限のあるアカウントを使用してOracle Enterprise Managerコンソールにログインします。
Enterprise Managerコンソールの「設定」メニューから「拡張性」、「管理コネクタ」の順に選択します。
「管理コネクタ」ページが表示されます。
CA Service Deskコネクタの名前をクリックします。
これにより編集モードとなり、コネクタを構成できます。
「Webサービス・エンドポイント」セクションに表示されているURLを、新規ポート番号を使用するように変更します。
「OK」をクリックします。